死に直面する――はすべての人に言えること
死とは
生きる上において
だれもが無縁とは言えないもの
どうして無縁と言えるのだろうか
それはおごっているだけ
死なない人はだれもいない
神やスーパーマンでない限り――
いつか死はおとずれる
逆にむかえに来ることもある
どんなに健康な肉体をもってしても
車に轢かれて無傷ではいられないように
どんなに強靭なこころが あっても
精神論だけで生きていけないように
死とはつねに隣り合わせなのだ
でも死のことを考えていたら
死の世界に引きずられてしまい
気が狂ってしまいそうになるからか
人は死のことは考えないようにしているのか…
かなしく
くらく
みにくく
つらく
くるしく
おもく
…そんな
死に恐れおののくよりも
日々を楽しく過ごしましょう
そうしましょう
そうしましょうと
皆は死を口にしない
ただ しかし
本当に真剣に
死に向いあってみると
毎日まいにちが貴重で
一日の終わりを
せつなくも惜しみながら
奇跡の連続かもと思えてくる
いのちを宿すもの全てが
いとおしく輝いて見える
毎日まいにちを何気なく過ごしていたのに
とてもかけがえのない日々なのだと気づく
ゴロゴロしている石ころまでが
きらきら光る宝石に見える
何気ないやさしい一言が
こころから感謝したくて泣けて来る
だから
毎日くいのない日々をすごそうと誓う
なのに
それが続かない
緊張感はそんなに長くは続かない
いのちがあって
健康でいて
ストレスや悩みがそこそこあって
そんなことに毎日を費やしていると
そこに緊張するゆとりがなくなる
そして
感謝も軽んじてしまう毎日
でも戒めないと
油断していると
いつかまた死の幻影がやって来るぞ
いのちの蝋燭が短くなっているぞ!
警告しに
死神の影が
ちらと見えた…
わたしが今
言えることは
死を恐れないこと
死を侮らないこと
死を意識し続けて行きたいこと
死の存在があるから
精一杯生きようと思えるのだと言うこと
生への執着は
決してみにくいことではないのだから
そして
自分がやってきたことが正しかったのだと
確信して
安堵の笑いを残して逝きたい
あなたをつつむ愛を残して去りたい
そのための終活
やっておかなくちゃ!!
死を決して
つめたくおもくくらいものにしないために…
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不器用にも/曲聴きながら/詩は書けぬ
(2020.04.14)
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