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人生の分かれ道

はじめに

 昨日、教室の片付けを終えました。みんなの書いた黒板を消しながら、1年間を思い返した。掲示物を外しながら、みんなの笑顔を思い返した。クラッカーのごみを掃き掃除しながら、最後の1日を思い返した。こういう時間が改めておわりを実感させる。まだ力は入らないから、もうちょっと思い出に浸りながら生活しようと思う。

今日の日記

 今日は公立高校の合格発表日でした。やっぱり担任をしていた身としては、ソワソワする1日だった。自分が高校受験をしたときももちろん心がざわつく1日だったけど、自分じゃないとひと味違う緊張感が漂う。クラスで公立受検をした生徒みんなが望む結果を得られればいいけど、やっぱり現実はそんなに甘くない。今日はそんな「大事な結果を受け止める」心の持ち方について書いておこうと思う。
 まず勝負に「勝てた人」。よくがんばった。でも勝った人にオレから伝えるべきことは1つしかない。それは「次も勝つこと」。どんな勝負も「通過点」にすぎない。最後に笑うためには次の勝利を目指さないといけない。それを目指すために今回の勝ちが邪魔にならないようにしないといけない。つまり「油断」や「慢心」といったものに飲み込まれないことが大事だね。勝って兜の緒を締めよ。これにつきる気がします。勝ったその日は全力で喜んで、翌日からはしっかり歩きだしてほしいと思います。
 そして悔しいけど「負けてしまった人」。お疲れさま。勝負に負けたことで勘違いしてはいけないのは、「あなた自身」が否定されたわけではないということ。不合格は今の段階では「相手の求めるレベルに到達できなかった」ことを示しているにすぎない。悲しんだり、悔しがったりしているだけなら、誰でもできる。大事なのは、「何が足りなかったか」を考えることだ。勝った人より、負けた人の方が多くのことを学べる。足りなかったものがわかれば、確実に次の勝ちに繋がる。次勝てばいい。骨は「折れたところが強くなる」。筋肉は「切れたところが強くなる」。じゃあ心はどうかな?折れたところが強くなるかは「自分次第」。死ぬまで勝ち続けられる人生も、死ぬまで負け続ける人生もない。必ずどこかで勝ち、どこかで負ける。今は立ち上がれないほどのダメージだとしても、必ず顔をあげて、前を向くこと。そこにまだまだ道は続いている
 高校受験は多くの子にとって、初めての「人生の分かれ道」。どっちの道に進むのが正解か。それはどちらかの道しか進めないからわかるはずもないけど、「自分が進む道を正解にするだけ」だからな。力強く進んでいかないとね。

今日の名言

「負けたことがある」というのが
いつか大きな財産になる。

By 堂本 五郎(スラムダンク)

 今日は結果発表だったので、それにリンクさせて「負け」に関わる名言を持ってきました。作中の常勝チーム山王工業が主人公率いる湘北に負けたとき、監督が選手にかけた言葉です。オレはきれいごとが嫌いだ。リアルな言葉に勝ちを感じる。この言葉は決してきれいごとではない。負けという経験は、大きなエネルギーを生む。もうあんな想いをしたくないという爆発的な力をもつ。負けたときにはそのエネルギーで飛び上がれ。次の勝ちはもうそんなに遠くないからな。

今日のTikTok


おわりに

 今日からいよいよWBCが始まるね。日本は強い方だと思うけど、やっぱりスポーツはやってみないとわからない。昨日も台湾がパナマに負けるという番狂わせがあったからね…今日からしっかり応援しようと思います。

それでは、今日も一緒にいい日にしよう。

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