![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83772136/rectangle_large_type_2_e942834dcfc9d84d0042df9951dd2cdb.png?width=1200)
【銭湯巡り】♨︎王道にして最高 ザ・日本の銭湯 #鶴の湯 #江戸川区
ー #東京ゆめぐり日記 ー
京成電鉄・京成小岩駅を降りて
最初に抱いた感想:「空が広い」
背の高いビルはなく、視界を上空を妨げるものが何もない。
冬の夕方3時、雲一つない晴天。
下町を5分ほど進んでいくと現れたのは
重厚な瓦屋根の宮造り銭湯"鶴の湯"さん。
夕方なのに暖簾の前にはたくさんの自転車が!
暖簾をくぐり、番台で料金を支払う。
横目に見える「新米入荷しました」の張り紙。
コシヒカリを販売しているなんて…やっぱ銭湯は面白いな。
周辺住民との距離の近さにほっこりする。
脱衣所には、カゴや風呂敷に包まれた
湯道具があちらこちらに!
常連さんが多く愛されている印だ。
独特な風情漂う脱衣場で身支度をし
浴場のドアをガラガラ…
やはり!まだ早い時間なのに人の入りはなかなかだ。
目の前の銭湯絵は女性ペンキ絵師
田中みずきさんによるもので
男湯は北斎浮世絵モチーフの富士、
女湯は屋号の鶴と遠目から見た富士。
江戸川の銭湯キャラクター"お湯の富士"も
あちらこちらにいて眺めているだけで心が和む。
奥の室内浴槽を覗くと、3パターンあることがうかがえた。
薬湯・バイブラ・ジェット湯のラインナップ。
体を流し、どれどれとジェット湯に足をつける。
あつっ!!もう一度…あちちちちっ!
「そこの2つは熱いのよね。露天風呂、先に入ってらっしゃい!」
自分の一連の格闘を見ていた
おばあちゃんがアドバイスをくださる優しい世界…
「ありがとうございます!お外行ってきます!」
奥のドアを開けると、お目当ての露天風呂!!
女湯は目隠しを兼ねた屋根が組まれ、
湯口にはレトロなカエルの王子様が鎮座されている。
このレトロファンシーな感じもたまらない!
ちゃぽんと体を沈め、ゆっくり力を抜いていく。
あーーーー…と自然に声が出てしまった。
男湯は銭湯トレードマークのそびえ立つ煙突を
正面に見つめることができるようで、きっとその景色も素敵なんだろうな。
「若い子が来ると、雰囲気も明るくなるね~」
「薬湯はそんなに熱くないから、露天の後はそっちに入るといいわよ」
「おばちゃん達うるさいでしょ?年取ると話したくなっちゃうのよ。ごめんね、ゆっくりしてね」
新参者にも気兼ねなく声をかけてくれる常連さん達の懐の広さ。
東京は人と人の距離が遠いとよく言われるけれど、
そんなイメージを吹き飛ばすほどの温かさがここにはある。
心も身体もぽっかぽかになり、湯上がりの1杯をゴクり。
上気した頬に夜風を感じながら
下校している学生たちに混じって、帰路につく。
ワンコインで露天風呂、そしてこの居心地の良さ…
これは通ってしまうよなぁ。
♨︎ 鶴の湯
📍東京都江戸川区北小岩7丁目4−16
14:50~23:00
※毎週水曜定休日
入浴料:480円(大人)
〜 見つけてみよう、あなたの町の銭湯。〜
オセントウでは、都内にある銭湯の魅力と楽しみ方をInstagramに投稿中!
Instagramでしか見れない映像コンテンツもあるのでぜひフォローよろしくお願いいたします♨️
Instagram:@osentou.jp
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?