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【銭湯巡り】♨︎神楽坂の裏路地に佇む哀愁銭湯 #熱海湯 #新宿区
ー #東京ゆめぐり日記 ー
飯田橋駅から徒歩5分。
神楽坂から1本横道に入ると、
そこは石畳が続く小路。
バーが立ち並ぶ閑静な細道に
一棟の立派な宮造り銭湯がある。
昔は近隣の芸者さんがよく利用していたという熱海湯は
昭和29年に改築されて以来、
当時の姿をそのままに保っている。
敷居をまたぐと、
幼少期を思い出させるものたちが目に飛び込んできた。
熱海湯について書かれた町探検新聞。
小学生によって作成されたそれは、
昔自分が授業で作った物と似ていて、
みんなやることは一緒なんだなぁと
感慨深い気持ちにさせられる。
何故か懐かしく感じてしまう脱衣所は、
掃除が行き届いており、清潔感があった。
そして、ソファーにかけられた花柄のカバー、
壁掛け時計、カレンダー。
それら全てに何故か既視感を感じる…とてつもない実家感!
溢れる実家感に安心を感じつつ、引き戸を開ける。
高い天井に富士のペンキ絵、
金魚や錦鯉が優雅に泳ぐタイル画、備長炭…
浴槽に備長炭???
とりあえず疑問は置いておこう。
モモテツ桶を手にして、ひとまず体を洗う。
浴槽は、深さのある熱湯(ジェットバス)と
浅めに作られたぬる湯(バイブラ)の2槽。シンプルで潔い。
体を慣らすか…とぬる湯に体を沈めていくが、
"ぬる"湯といっても、全くぬるくはないので皆様ご注意を。
これはなかなかの熱さだ。
この暑さを乗り越えた先にある全身の血流が
駆け巡る気持ちよさを目指し、爪先からいざ入浴。
目の前の鯉をボーッと見つめ、
手足の末端に心地よいしびれに感じること数分。
「いざ、あつ湯へ!」と体を曲げ視線を下げた瞬間、
その水の透明度に驚いた。
水は水だろうと思われるかもしれないけど
清らかな透明というものが存在するのだ。
水がきれいに透き通っている理由は、炭。
1代目の時に、業者の方の勧めによって
始めたという備長炭風呂は熱海湯の売りとして、
今もなお人気がある。
脱衣所に戻り、着替えを済ませて最後に池を眺める。
そう、熱海湯には中庭があるのだ。
男湯側から眺めることのできるこの中庭では、
浴室のタイル画よろしく、鯉たちが悠々と泳いでいた。
肩肘張らずにふわりと力を抜くことができる熱海湯。
湯上がりにはいちごオレをいただいて、さて。帰るとするか。
実家が恋しくなった時は、ここに来よう。
♨︎ 熱海湯
📍東京都新宿区神楽坂3−6
15:00~24:00 ※毎週土曜定休日
入浴料:480円(大人)
〜 見つけてみよう、あなたの推し銭湯。〜
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