しあわせ

その活動は幸福につながっていますか?

この活動は、幸福にどう貢献できるのか?
これは、「場づくり」の重要な問いです。

あなたは、自分のやっている(やりたい)活動が、

・自分自身の幸福に、どう貢献しているのか?
・そこにかかわる人の幸福に、どう貢献しているのか?
・社会や世界の幸福に、どう貢献しているのか?

ということを、真正面から考えたことはありますか?

幸福につながらない活動に意味なんてある?

多くの“慈善活動”や“社会をよくする活動”があります。

それに取り組むなら、まず「この活動はどう幸福に結びつくのだろう?」という問いかけがあり、その問いへのひとつの解答として、活動への参加があるはずです。

しかし、ファッション化した“社会活動”は、この問いを迂回して、個人レベルでは何も突き詰めないまま、「善いこと」という衣を身にまとっています。

緑を守る=善いこと!
選挙に行く=善いこと!
居場所づくり=善いこと!

もちろん善いことなのかもしれませんが、改めて考えてみて、どこがどう善いのでしょう…? 緑を守ったり選挙に行ったり居場所をつくったりすることが無意味だとか、ましてや悪いことだとか、そういうことではありません。その活動の何がどのように影響して、だれの幸福に、どのようにつながるのか? この問いに対して、自分の頭で考え、自分の言葉で語ってみる必要があるということです。

借りものの“答え”などいらない

その活動が、だれの幸福に、どのようにつながるのか。これを自分の言葉で語ることは、とても難しいことです。簡単には答えがみつかりませんが、それでも掘り下げるべきなのです。

自分の身体を通して自分で感じ、自分で考え、たとえ不完全でも自分の言葉で語ってみる。それは、借りものの“答え”を盲信してあたかもそれが自分の考えであるかのように語るのとは、対極にある態度です。

借りものの“答え”とは、自分ではないだれかの考え、他人の考えです。自分で感じ、考え、掘り下げ、それを周囲に語るという作業は、自分のなかにある「他人の考え」と「自分の考え」を分ける作業です。それは、自分にとっての幸せとは何か、なぜ場をつくるのかを考えることにつながります。

“トレンド”に惑わされない

僕自身、20年以上活動してきて、ずっと問い続けています。

僕が問い続けているうちに、社会はめまぐるしく変わりました。一方から一方へ美しくシフトしたというより、あっちへ行ったりこっちへ行ったりを繰り返し、短い期間だけ通用する“トレンド”が現れたり消えたりしました。

それらかりそめの“トレンド”から、われわれの活動も様々に評価されてきました。ある時期は「そんなのやる意味あるの?」と言われましたし、別の時期は「すばらしい活動をされていますね!」と言われました。でも、こちらはずっと同じ活動を続けているのです。

社会的な“トレンド”は、自分ではなく他人の考えでできています。

社会貢献にも“トレンド”がありますよね。貧しい国の飢餓の問題がさかんに報じられた時期もありました。エコ、震災復興、子どもの貧困、その時期その時期で、“トレンド”のようなものはあります。

でも、そんなことに惑わされないでください。
自分が必要だと思うことをやり、おかしいと思うことはつきつめて考え、だれになんと言われても、やるべきだと思うことをやればいいのです。そのために必要なのは、“答え”のようで、じつは“問い”なのではないでしょうか。

不安定でいいじゃないか

問い続けるという作業は、一定の「不安定さ」を内包しています。

こうかな、やっぱりちがうかな。いや、これで間違いない。完璧だ! でも……、やっぱり、ちがうかもしれない──みたいなことをやっているわけですから、不安定ですよね。

でも、その不安定さをデフォルトにしても、やるべき仕事はやれますし、成果だってあげられます。僕自身、ずっとそうやって生きてきて、ここまでやってこられました。

不安定さを認めたあり方というのは、いつもいつも不安だということではありません。概ね安心してこれで大丈夫と感じているんだけど、その安心が崩れてしまう可能性があることを知的に理解していて、精神的にも備えている。崩すときは思い切ってやる。そんなあり方です。

逆に、本当は安定していないのに、あたかも安定しているようにふるまい、借りものの答えや他人の考えで武装していると、とても疲れます。これは体験談です。僕は若い頃、そういう人間でしたから!
だいたい、ある場で「なんだか疲れるな……」と感じたら、ありのままの自分ではなく、他人を演じているのが原因です。

他人を演じるのではなく、ありのままの自分を生きる

その活動が、幸福につながっているのか。

それをまっすぐに問う作業は、他人を演じるのではなく、ありのままの自分を生きるということにつながっています。

自分にとっての幸せは、自分が決めるもの。かりそめの“トレンド”がやってきて、「これが幸せなんだよ」「いまこれがきてるよ」などとささやいても、気にしなくていいのです。

あなたの活動は、その場は、幸福とどのようにつながっていますか?

共に場をつくる仲間と、たまにはこんなテーマを、真正面から語ってみてはいかがでしょうか。

\Question/
あなたにとっての「幸せ」とは?
それはその活動とどんな風につながっていますか?


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