Kenichi Oumi|スポーツカイロプラクター

近江顕一, DC(ドクターオブカイロプラクティック), MS(スポーツ科学), ICS…

Kenichi Oumi|スポーツカイロプラクター

近江顕一, DC(ドクターオブカイロプラクティック), MS(スポーツ科学), ICSC(FICS)。OUMIスポーツカイロプラクティック代表(東京都・立川市)。カイロプラクティックのエビデンス関係のポストをしたり、関わっているセミナーに関する情報などアップしています。

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近年のカイロプラクティックに対する理解を基に「免疫」を考える

*文中に”新型コロナ”という言葉が出てきますが、新型コロナに関する記事ではありません。 はじめに この記事はカイロプラクターである自分が、「人間の身体・免疫とカイロプラクティック」というものを考えた時にどんなことが言えるのかということをいくつかの参考文献や他で発信されている情報を基に自分の個人的な思いと併せて書いてまとめたものです。 特に、The Reality CheckとICA(International Chiropractic Association)からの情報を

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    • 【2023年6月12日開催】ROCKBLADES(ROCKTAPE)ワークショップ:応用編 セミナーレポート(IASTM)

      2023年6月12日に前回と同じく神楽坂のCreed PerformanceさんでROCKBLADESのワークショップを行いました。 今回は応用編ということで、購入したほとんどの方が使い方がわからないために放置状態にしていると噂(笑)のMohawkについてセミナーを行いました。 金属のツールの方はまだ使っているという方でも、黒のコームや赤のシリコンスリーブを有効に使っているという方はあまりいない印象です。 *ROCKBLADES Mohawk(ロックブレード)とはROC

      • 【2023年5月22日開催】ROCKBLADES(ROCKTAPE)ワークショップ:基礎編 セミナーレポート(IASTM)

        2023年5月22日に神楽坂のCreed PerformanceさんでROCKBLADESのワークショップを行いました。 ROCKBLADES(ロックブレード)とはROCKTAPEが提供しているIASTMツールのことです。 なんとなく使っていることが多いこれらIASTM系のツール。まだまだエビデンスレベルの高い研究などはありませんが、今ある神経生理学的な理解を踏まえて使用するととても興味深く使えるツールです。 以下は繰り返しになりますが、 ROCKTAPEツールの主な

        • 【2023年3月19日開催】ROCKTAPEワークショップ セミナーレポート(テーピング)

          2023年3月19日に東京・用賀の株式会社vitさんでROCKTAPEのワークショップを行いました。 ROCKTAPEという名前なのでテーピングだけをやっている会社だと思われがちですが、主な目的は「動きをサポートする」ことです。その手段の一つであるテーピング(キネシオテーピング)について紹介しました。 ROCKTAPEの基本的なコンセプトや考え方を共有し、エビデンスなども踏まえて実技の時間を多くとって行いました。 テーピングは貼ることで痛みが軽減されたり、動きが良くなったか

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        • カイロプラクティックと安全性、VAD(椎骨動脈解離)など
          1本
        • TRGによるカイロプラクティックサブラクセーションの定義
          7本

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          [終了しました]OSCセミナー2022(総論編)を公開しました!

          配信期間は2022年6月30日までとなっております。 講義時間約150分となかなかのボリュームとなっており、カイロプラクティックのことを正しく理解するための大切な内容です。 カイロプラクティックに興味のある方はどなたでもお気軽お申し込みくださいね! お申し込みはこちらから↓ セミナー詳細 ◎セミナーコンセプト: 「カイロプラクティックを科学的にみてみる」をテーマにしたオンラインセミナーです。 カイロプラクティックのリサーチやエビデンスにふれてもらい、同業種・異業

          [終了しました]OSCセミナー2022(総論編)を公開しました!

          [2021] Effectiveness of chiropractic manipulation versus sham manipulation for recurrent headaches in children aged 7-14 years - a randomised clinical trial.

          ★子どもの頭痛に対するカイロプラクティックケア ・RCT Lynge S, Dissing KB, Vach W, Christensen HW, Hestbaek L. Effectiveness of chiropractic manipulation versus sham manipulation for recurrent headaches in children aged 7-14 years - a randomised clinical trial. C

          [2021] Effectiveness of chiropractic manipulation versus sham manipulation for recurrent headaches in children aged 7-14 years - a randomised clinical trial.

          [2020] The effect of spinal manipulation on brain neurometabolites in chronic nonspecific low back pain patients: a randomized clinical trial.

          ★カイロプラクティックと慢性腰痛と痛み・機能障害・脳内の代謝物質 ・RCT Didehdar D, Kamali F, Yoosefinejad AK, Lotfi M. The effect of spinal manipulation on brain neurometabolites in chronic nonspecific low back pain patients: a randomized clinical trial. Ir J Med Sci. 20

          [2020] The effect of spinal manipulation on brain neurometabolites in chronic nonspecific low back pain patients: a randomized clinical trial.

          [2020] The Nordic maintenance care program: maintenance care reduces the number of days with pain in acute episodes and increases the length of pain free periods for dysfunctional patients with recurrent and persistent low back pain.

          ★カイロプラクティックとメンテナンスケア ・A pragmatic RCT Eklund A, Hagberg J, Jensen I, et al. The Nordic maintenance care program: maintenance care reduces the number of days with pain in acute episodes and increases the length of pain free periods for dys

          [2020] The Nordic maintenance care program: maintenance care reduces the number of days with pain in acute episodes and increases the length of pain free periods for dysfunctional patients with recurrent and persistent low back pain.

          頚椎へのマニピュレーション(アジャストメント)と椎骨動脈解離~因果関係と相関関係~【リサーチリスト】[2022年7月更新]

          【2022】Gorrell, L.M., Kuntze, G., Ronsky, J.L. et al. Kinematics of the head and associated vertebral artery length changes during high-velocity, low-amplitude cervical spine manipulation. Chiropr Man Therap 30, 28 (2022). ーーー 【2019】Moser N

          頚椎へのマニピュレーション(アジャストメント)と椎骨動脈解離~因果関係と相関関係~【リサーチリスト】[2022年7月更新]

          [2021] The Potential Mechanisms of High-Velocity, Low-Amplitude, Controlled Vertebral Thrusts on Neuroimmune Function: A Narrative Review.

          ★カイロプラクティックアジャストメントと免疫機能 ・Narrative review. Haavik H, Niazi IK, Kumari N, Amjad I, Duehr J, Holt K. The Potential Mechanisms of High-Velocity, Low-Amplitude, Controlled Vertebral Thrusts on Neuroimmune Function: A Narrative Review. Medici

          [2021] The Potential Mechanisms of High-Velocity, Low-Amplitude, Controlled Vertebral Thrusts on Neuroimmune Function: A Narrative Review.

          10月3日開催OSCオンラインセミナー「カイロプラクティックを共通語で理解する”カイロプラクティックと運動”」の開催にあたって

          今年から始めたこのOSCセミナー。 カイロプラクティックを一般の方や他業種の方に、その人たちがわかる言葉で説明して理解してもらおうという思いのもと行ってきました。 自分自身、セミナー内容を作成するのにとても時間がかかるので、3~4か月に1回というペースでやってきましたが、今回が今年最後になるかと思います。 セミナー情報はこちらから↓ カイロプラクティックと運動今回のテーマは”カイロプラクティックと運動”にしましたが、これには思うところが多々あります。 カイロプラクテ

          10月3日開催OSCオンラインセミナー「カイロプラクティックを共通語で理解する”カイロプラクティックと運動”」の開催にあたって

          【6月5日まで視聴可能】2021年4月25日OSCオンラインセミナー”カイロプラクティックを共通語で理解する(総論)Revised”を開催しました

          2月28日に開催した同セミナー。 「受けたかった」という声を多くいただいたため、そして今回は特に録画視聴を可能にするため再度開催させていただきました。 受講料は4000円(学生2000円)です。 お申し込み・お支払い確認後、動画のリンクとパスワードをお送りします。 期間中は何度でも見放題ですが、視聴期限は一律で6月5日までなので早めのお申し込みをおすすめします。 セミナー詳細やお申し込みは下記ページをご参照ください↓ 過去に参加された方からの感想も是非ご参照くださ

          【6月5日まで視聴可能】2021年4月25日OSCオンラインセミナー”カイロプラクティックを共通語で理解する(総論)Revised”を開催しました

          2/28 OSCオンラインセミナー ”カイロプラクティックを共通語で理解する”を開催しました。

          今年から始めたOSCセミナー。第1回目が無事に終了しました。 ”カイロプラクティックを共通語で理解する” 「カイロプラクティックを共通語で理解する」をテーマに、カイロプラクティックの専門用語ではなく、エビデンスなどを引用して解剖学・生理学・神経学の用語を使いカイロプラクティックに関するさまざまなトピックについてお話させていただきました。 今回の内容は◎カイロプラクティック総論(2021年) ◎アジャストメントが脳へ与える影響とは ◎エビデンスインフォームドカイロプラク

          2/28 OSCオンラインセミナー ”カイロプラクティックを共通語で理解する”を開催しました。

          ⑦The Rubicon Groupによるカイロプラクティックサブラクセーションの定義について

          今回は以下の部分に関して ◆原文はこちらから(https://www.therubicongroup.org/policies/) ~interfere with the central nervous system's ability to self-regulate, self-organize, adapt, repair and heal." interfere with the central nervous system's ability to self-

          ⑦The Rubicon Groupによるカイロプラクティックサブラクセーションの定義について

          ⑥The Rubicon Groupによるカイロプラクティックサブラクセーションの定義について

          今回は以下の部分に関して ◆原文はこちらから(https://www.therubicongroup.org/policies/) ~ongoing maladaptive neural plastic changes~ ongoing maladaptive neural plastic changes なかなか聞きなれない単語が並んでいると思いますが。 ・Ongoing - 前進する、進行する、継続するなど ・Malapaptive - 適応できていないなど

          ⑥The Rubicon Groupによるカイロプラクティックサブラクセーションの定義について

          ⑤The Rubicon Groupによるカイロプラクティックサブラクセーションの定義について

          今回は以下の部分に関して ◆原文はこちらから(https://www.therubicongroup.org/policies/) ~that is not moving appropriately~ that is not moving appropriately 短いけど大切な部分です。 背骨や骨盤を含む関節の動きが適切でないことで、脳が身体の状態を正しく把握できなくなり、カイロプラクティックサブラクセーションに繋がる可能性があります。 動きが低下している、動き

          ⑤The Rubicon Groupによるカイロプラクティックサブラクセーションの定義について