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⑤The Rubicon Groupによるカイロプラクティックサブラクセーションの定義について

今回は以下の部分に関して

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◆原文はこちらから(https://www.therubicongroup.org/policies/

~that is not moving appropriately~

that is not moving appropriately

短いけど大切な部分です。

背骨や骨盤を含む関節の動きが適切でないことで、脳が身体の状態を正しく把握できなくなり、カイロプラクティックサブラクセーションに繋がる可能性があります。

動きが低下している、動きすぎている、適切なタイミングで必要な時に動かせていないなど、

適切でない動きという表現にはいくつか含まれますが、動きが低下している部分に着目することがカイロプラクティックではやはり多い気がします。

ずれや歪みではなく動きの低下

まだまだカイロプラクティックの本質であるサブラクセーションを背骨や骨盤のずれ・歪みといった言葉で表現する人は多いです。

ですが、近年のカイロプラクティックでは、特にエビデンスや研究などを基にした考え方では関節の動きの低下による身体・脳への影響という方が科学的に説明でき、他業種との共通語にもなるので是非この考えがもっとカイロプラクターから発信されて広まってくれると嬉しいです。

アジャストメント⇒適切な関節の動きへ

適切な動きでない関節を正確に見つけ出し、そこに対してアジャストメントを行う。

それが脳が身体の状態を把握する上でとても大切だとされています。

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◆画像はThe Reality Checkhttps://therealitycheck.com/)より引用

関節の動きに変化を与えると…

アジャストメントで関節の動きに変化を与えると起こるメカニズムを簡単に図で説明すると↓

ずれや歪みではなく!

とにかく

繰り返しになりますが、

カイロプラクティックサブラクセーションをずれや歪みで表すのは最近ではほとんどしないので、正しい理解が広まってほしいなと思っています。

今回までのまとめ

◎カイロプラクティックサブラクセーションは放っておくと悪循環に陥ってしまい勝手に良くなっていくことはない。(②)

◎それらは単に局所的な問題ではなく、中枢神経系を含む身体全体に影響している。(③)

◎脊柱由来のサブラクセーションが主だが、その他の関節由来のサブラクセーションもありえる。(④)

◎ずれや歪みではなく、あくまで関節の動きが適切でないことがサブラクセーションを引き起こす可能性がある。(⑤)

つづく⇒

近江顕一, DC


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