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⑥The Rubicon Groupによるカイロプラクティックサブラクセーションの定義について

今回は以下の部分に関して

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◆原文はこちらから(https://www.therubicongroup.org/policies/

~ongoing maladaptive neural plastic changes~

ongoing maladaptive neural plastic changes

なかなか聞きなれない単語が並んでいると思いますが。

・Ongoing - 前進する、進行する、継続するなど

・Malapaptive - 適応できていないなど

・Neural plastic - 神経の可塑(性)

カイロプラクティックサブラクセーションというのは脳と身体のコミュニケーションがうまくいっていない、適応できていないまま行動・活動してしまうように神経のはたらきが変化してしまった状態です。

負のサイクルにおちいっている状態ですね。

ある問題をさらに良くない状態に勝手にもっていってしまいます。そして中枢神経へのインプットもどんどんと良くない方にいってしまいます。

②の記事からもつながる話です。

アジャストメントで通常のサイクルへ

アジャストメントの目的としてこの適応できていない状態を通常の状態に戻すということがあります。

カイロプラクティックは脳における神経可塑性に影響を与えうるということになります。

*神経可塑性モデルとしてのカイロプラクティックです。

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◆画像はThe Reality Checkhttps://therealitycheck.com/)より引用

*カイロプラクティックのモデルに関してはこちらもご参照ください↓

一定の期間を経て起こる変化

これらの変化は多くの場合で一朝一夕で起こるものではないです。

時間をかけてなっていくので、元に戻すのももちろん時間がかかります。

そしてこの変化が痛みや症状につながるまではさらに時間がかかります。

今回までのまとめ

◎カイロプラクティックサブラクセーションは放っておくと悪循環に陥ってしまい勝手に良くなっていくことはない。(②)

◎それらは単に局所的な問題ではなく、中枢神経系を含む身体全体に影響している。(③)

◎脊柱由来のサブラクセーションが主だが、その他の関節由来のサブラクセーションもありえる。(④)

◎ずれや歪みではなく、あくまで関節の動きが適切でないことがサブラクセーションを引き起こす可能性がある。(⑤)

◎脳と身体がうまく適応できていない状態が続いてしまうように神経のはたらきに変化が起こってしまっている(⑥)

つづく⇒

近江顕一, DC


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