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10月3日開催OSCオンラインセミナー「カイロプラクティックを共通語で理解する”カイロプラクティックと運動”」の開催にあたって

今年から始めたこのOSCセミナー。

カイロプラクティックを一般の方や他業種の方に、その人たちがわかる言葉で説明して理解してもらおうという思いのもと行ってきました。

自分自身、セミナー内容を作成するのにとても時間がかかるので、3~4か月に1回というペースでやってきましたが、今回が今年最後になるかと思います。

セミナー情報はこちらから↓

カイロプラクティックと運動

今回のテーマは”カイロプラクティックと運動”にしましたが、これには思うところが多々あります。

カイロプラクティックを提供する上で、「施術と運動」「カイロプラクティックとエクササイズ」は必要な組み合わせだと思っています。

また、健康ということをテーマに話すとき、必ずと言っていいほど運動が大切ということが出てきます。

カイロプラクティックに関する多くの研究論文やエビデンスを見ても、カイロプラクティック単体より、カイロプラクティック+エクササイズの方が良いですよと結論づけているものが多くあります。

*カイロプラクターとして、カイロプラクティックあってのエクササイズだとは思っていますが。

アジャストメントを提供して、いかに動いてもらうか。

脊柱・背骨・脊椎・感覚受容器・筋紡錘からのインプットに変化を与えることで脳にも影響を与えて、アウトプットの変化へとつなげる。

Keep your spine movable!

背骨を「適切な状態で」いかに動かし続けるか。

これは自分がカイロプラクターとして、クライアントさんにカイロプラクティックを提供していくうえでの一番のメッセージな気がします。

と、そんなわけで、今回のセミナーは自分が普段どういったメッセージをクライアントさんや他業種の方々に伝えているかといったこと、

自分のカイロプラクティックに関する考え方や話したいことも含んだものになります。

もちろん、自分の意見や考えを述べるだけでなく、このセミナー自体のテーマであるカイロプラクティックに関する研究やエビデンスを紹介しながらのかたちです。

話す内容はいっぱいあるのでどれに絞ろうか

テーマはカイロプラクティックと運動ですが、かなりテーマ自体が漠然としているので、以下の内容の中からいつくかお話ししようと思います。

固有受容感覚、小脳、反応時間、筋力、転倒リスク、運動パフォーマンス、神経可塑性モデルカイロプラクティックなど。

運動というテーマに個人的には関係していると思っているのですが、四肢へのアジャストメントと身体への影響に関してもいくつかお話します。

四肢へのアジャストメントは身体へのローカルな影響だけでなく、脳や身体を含む身体全体へのグローバルな影響もあるとされています。

個人的に、四肢へのアジャストメントは好きであり、得意としているところなので、どんな研究があるのかも興味があります。

そして、ニューロメカニクス。

カイロプラクティックとニューロメカニクスを合わせることが、今の自分のカイロプラクティックの考えのベースになっています。

フィードバック・フィードフォワード・神経可塑性・課題特異性。

これらの要素はカイロプラクティックを神経生理学的に語る上でとても面白いので、満を持して今回シェアしてみたいと思います。

*ちなみにこのニューロメカニクスに関しては自分は以前、6時間のセミナーをやっていました。

そして、今年最後のセミナーということで今年読んだカイロプラクティックに関する論文などを基に総論というかいろいろ伝えたいと思っているのですが、個人的に「カイロプラクティックと免疫」に関しては少しでもちゃんと触れておきたいと思っています。

あとは、シェアすると面白いかなと思う情報がいくつかあるのでそれをしようかなと。

あとはこちらのレビューなんかも長いですが、なんとか良いかたちでシェアできればと思っています。

Haavik H, Kumari N, Holt K, Niazi IK, Amjad I, Pujari AN, Türker KS, Murphy B. The contemporary model of vertebral column joint dysfunction and impact of high-velocity, low-amplitude controlled vertebral thrusts on neuromuscular function. Eur J Appl Physiol. 2021 Jun 23.

最後に

このセミナーは当日受講できなくても、後日録画したものを視聴可能です。カイロプラクティックに興味のある方は誰でも受けられますので、お気軽にお申し込みください!

近江顕一, DC



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