じいじが教えてくれたこと。
去年の10月、祖父(以下、じいじ)が亡くなった。
自分の身近で大切な人が亡くなるのは初めてのことで、しばらく状況を理解できなかった。今でもじいじにもう2度と会えないことが信じられない。
じいじがこの世にいないことが当たり前になってしまう前に、じいじが亡くなってから今まで考えたことを残しておこうと思う。
去年の夏休み、私は大学のある東北から家族が暮らす関西に帰省した。じいじは、私のよく知る日に焼けた笑顔で私を迎えてくれ、ご馳走を用意してくれたり、お菓子をたくさん勧めてくれたり