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パパに嫌われても、わたしの幸せは奪われないもん

「パパに嫌われても
 わたしの幸せは奪われないもん」

突然の娘の発言に、驚くわたし。

「パパは嫌ってないんだよ?
 お嬢(娘)のこと、大好きなんだけど
 言葉足らずなだけだよ?」

「だったら、なんであの態度なの?
 わたしね、お友達にあんなふうに言わないし、あんなふうにしたら傷つけるもん。
 でも、パパは一緒に遊んでも、
 ニコリとも笑わないし、
 楽しくなさそうだし、
 ひどい言い方するもん。
 だからいいの!」

小4まだ9歳の娘である。


確かに……笑わない。


確かに……邪魔って超低音で凄みを利かせて言うときもある。


確かに……と思うことが多すぎる。、


夫は、昔ながらの人だ。
本人もそう言う。
「俺には、無理」
「今どきの人じゃないから」
と、
平気で言い切る。

家でお父様をしたいのだろう。

が、
そんな殊勝な嫁(つまり、わたし)ではないので、
最近は、させてもらってない。
子どもたちが小さいときは、
お父様をしてたけど、今は、めっきりダメ。
子どもから「パパはなぁ……」と、言われてる。

9歳むすめ
11歳むすこ
35歳のわたし
51歳の夫

ジェネレーションギャップは結婚当初から当然あって
価値観の不一致が当たり前。
それでよかった。
そのすり合わせも楽しかったから。

とはいえ、
去年、わたしが自分で築いてきたものを
全てぶち壊して、自分らしく飛ぶようになったので
夫は辟易してるかもしれない。
もしくは、怖くて話しかけられないのかもしれない。

わたしから寄り添おうと行動するたびに
いろんなものが壊れていくから、
もう寄り添うのはやめた。
とうとうオーブンまで壊れたの!
もうショック!!



9歳娘、思春期かもしれないなぁと思う。



まだ、本音も建前も使いこなせない子だ。

裏を読むなんて考えたこともない娘


娘は
びっくりするくらい
真っ直ぐなんだよなぁ。
正論なんだよ。


「ママ、何かをして壊れるわけじゃなくて
 もともと壊れやすく作っちゃったんだよ」

「ママ、パパはね、心が太ってるの。
 だから、心をね、削らなきゃダメなの。
 ダイエットしなきゃね」


ドラマチックなペガサス属性の娘は、
言うことなすこと、心に突き刺さる。
でも、納得しかないから、
何も言えないのだ。

「そうねぇ!その考えもあるよね」

言うのが、積の山。
カチンときてたら、心がもたない。
夫はカチンときてるみたいだけど。



とはいえ、
その発言は見逃しちゃダメと思うの。

「パパに嫌われても
 わたしの幸せは奪われないもん」

パパ→嫌ってる→娘
娘 →よくは思ってないけど
   幸せについて考えた
「わたしの幸せは、わたしが決める!」
「今、わたしは幸せ!」

というのが、思考回路だ。

「パパに嫌われてると思うの」
本人がそう感じてる
っていう事実があるわけなのね。


いくら
パパが、
「俺は、そんなつもりはない」と言っても
「そう捉えてる」という事実は、見逃せないわけ。

そう受け取られても仕方ないような
対応をして、
態度をして
言葉を紡いで
そんな関係性をつくってきたってだけ。


わたしは
「できないがわかれば、必ずできる」
と思うの。

直す気があるなら。


でも、
直しなさい、って、わたしは夫に言わない。直してよ!って、娘ももう言わないんだろうなぁ。


それを受け止めて変わるのも、人生だ。
それを受け止めて変わらないのも人生だ。


好きにしたらいいと思う。


わたしは
「そんな男は……。」

感想を持つだけである。


「わたしの幸せはわたしが決めるの!」

決断した娘にエールを送ろうと思うのだ。


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