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子どもを産む?産まない?産みたくない?

わたしの親友は欲しかったけどできなかった。
それについて、
わたしに話してくれたことはないけど、
全部覚悟を決めてから、
報告という形で教えてくれた。
悩みの渦中にいるとき、
すでに子どもを2人産み、育ててるわたしと話すのは、キツかったんだと思う。


わたしは、というと、
早く欲しかったし、24歳、25歳で産んだけど30超えたら産まないと決めていた。
子育ては50歳までに終わらせる!と決めていたからこそ、30超えたら産まない宣言。
29歳の時に授かったが、結局、流れてしまって、我が家は子どもが2人のままだ。
流れてつらくて、夫に言ったらびっくりするような言葉を返されて、泣きながら親友に連絡した。
妊活中の彼女には申し訳ないことをしたと、今では思うけど、
その時は一緒に泣いて、泣いて、わたしの夫に怒って、さらに泣き腫らして、話を聞いてくれた。心強いお姉ちゃんである。


もう1人の子は、欲しくもないし産みたくもないと言っていた。
推し活が楽しいからいらないし、
看護師だし、1人で食べていくには全然足りるから、それでいいといっていた。


もう1人は、授かったら産むけど、今はゆるっと彼氏募集中。いい人と思って付き合うと、実は奥さんがいた!という……そんな男にばかり引っかかり、発覚するたびに速攻で別れるということを繰り返してる。
「わたしさ、その人のことは好きだけど、人のものに手を出す気はないし。それを隠して近づいてきたメンズに腹が立つのよね!」
と、かっこいい女子なのである。



そんな36歳チーム。


「子どもがいるから幸せ」という
昔の定義は崩れて、
「幸せのカタチっていろいろだよ」と
声を大にして言いやすくなったからこそ

この年齢は
迷い、悩み、揺らぐ。

産めるけど高齢出産扱いになる私たち。
産みたくても授からない人も中にはいるし、
授かっても経済的に産めない人もいる。
授かっても10ヶ月間お腹にいてくれなくて悲しい思いをすることもある。
どんなに欲しくてもパートナーの協力が得られずレスになったり。
 
 
子ども=生命
 
 
だと
もう、わかっているから。

10代で結婚に憧れ、夢見てたかもしれない。
20代で結婚して子育てっていいなぁとか、赤ちゃんって自然に授かるものでしょ、と思ってたかもしれない。


何度も年齢のせいにしたくはないが、
30代は、いろいろ見えてくる。


Instagramやコラムでも
結婚生活の大変さが見える
育児の大変さも見える。
生命を育てる自信もなければ
1人の生活でピッタリなのに、子どもやパートナーの入る財布の余裕なんか無い。
好きな仕事のキャリアも止まる。
どんなに頑張っても産前産後の4ヶ月は絶対に止まる。
育児や家事の負担は、まだまだ女性に重くのしかかるのは明らかな事実である。


この前、居酒屋で聞いた会話も思い出してしまう…

「シングルママ同士で部屋借りてルームシェアしたら生活がラクになりそうだよね!」
「言えてる!」
「気づかない夫より、バリキャリのあなたと、家事が得意なわたしが住んだら、絶対子どもたちの目も行き届くよね」
「本当よ!」


子どもは新しい生命だからこそ、

「産みたい」「産みたくない」の意思の先に
「授かる」「授からない」の現実があるのだから。

こういう本を読みながら、
考えさせられるけど、
多様性ってこういういろんな考え方を知ることだと思うんだよなぁ

#不妊
#不妊治療
#不妊治療でのうつ
#産みたくない
#読書記録

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