林ライス

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最近の記事

霧の中のハリネズミ

何の授業か覚えていないが、一度見たことがあるこの作品。 プライムビデオで配信終了間近のところにあったから、もう一度見てみることにした。 (下書きにあったので投稿したが、確か今年の3月に書いたもの) 最後、こぐまに会えたヨージックの表情が晴れないのはなぜなのか? そしてこぐまと星を数えながらも霧の中の白馬のことを思い出す。 ヨージックが霧の中をさまよっている間もこぐまはヨージックのことを何度も呼んでいて、やっとヨージックと会えたと思うとすごい勢いで話し出す。 「一体どこ

    • 一番嬉しかった誕生日プレゼント

      今日ふと思い出した。 私が今までで一番嬉しかった誕生日プレゼントは、14歳の誕生日に友達からもらったものだ。 それは、「動画」。 中学2年生のときにできた友達が、音楽に合わせて私の写った写真をスライドショー形式に加工してくれたものだった。 初めて聞いた歌だった。 本家のMVも未だに見たことがない。 だけど歌詞も、メロディーも、その時に映し出された写真も、全部覚えている。 それを贈ってくれた彼女は、私とは真逆の性格の子だった。 正直言うと、仲良くなるまでは、きっと卒業

      • 女子大生のひとりごと 格好の話?

        来月あたりに好きな人とサシ飲みすることになりました。 私がやっと二十歳になったので、やっと飲みにいけるなーという感じです ちなみに今も一人ですいじんそーだ飲んでます 私の好きな人には立場というものがあるので、簡単に手を出すわけにはいかないのです せんせいすごい えらいえらい 私が高校生のあいだ、指一本も触れたことがなかったし 高校卒業してから1年は一度も二人きりで会う約束もしなかったし 高校卒業して2年経つけど、最後に触れたのは多分去年の6月 あの日初めてキスをして

        • 年上の男

          「この人の前では子どもでいられる楽さ、可愛がられる優越感があるんだろうなぁ」 いつかみた、誰かのYouTubeのコメント。 まさにその通りだなと思った。 「大人っぽいね」とか、「しっかりしてるね」とか、よく言われる。 そんな感じの見た目で、そんな感じの性格だから、普段からそんな感じの扱いをされる。 それは中学生の頃から今まで、ほとんど変わらないことだ。 私が好きになった人は、すごく年の離れた大人の人。 高校生の頃から片思いをして、もう5年目? 高校生の頃までは、そもそ

        霧の中のハリネズミ

          23ji17hun

          バイトが終わって家に帰ってからもう3時間経った。 ご飯は食べた。 業務連絡のLINEも送って、今日の23時55分が期限の課題も提出した。 あとは洗い物をして、明日のご飯を作って、また洗い物。 それから明日の授業の予習でしょ。 あ、まだ取り込んだ洗濯物も畳んでない。 お風呂も入って、スキンケアもして。 なにより予習に時間がかかる。あの英語の分厚い本を読まなくては。 何時間かかるかなあ。あともう1チャプター。 こんなにやることがいっぱいあるのに、ご飯食べてから2時間、わたし何をし

          わからない

          どうして生きているのかわからない。 自分が何をしたいのかわからない。 私、何がしたいんだろう。 この先何十年も、何をして生きろっていうんだ。 たまにはいいことあるかもしれないけど、きっと面倒なことや辛いことの方が多いんだろうな。 最近一人暮らしを始めたけど、このまま生きていていいのかわからない。 1人でいることなんて平気だと思っていた。 1人でいるのは好きだから。 だけど、この空白は何だろう。 誰もいない空っぽの部屋に帰る毎日。 この先も、私はずっと1人なの?

          わからない

          自傷は最高の頓服薬

          ※これは自傷行為を推奨するものではありません。 自傷は最高の頓服薬だ。 私は不定期で自傷行為をしている。自分を抑えられなくなったときの強い薬として。自傷をすると私の心は救われる。だけど副作用として私の身体は傷つく。だから本当に、この手の対処法は限界に達したときに、たまに使うくらいだ。 自傷と聞くと、「メンヘラ」や「リストカット」をイメージする人が多いのではないだろうか。だけど実際のところ、自傷をしているすべての人が「メンヘラ」であったり、「リストカット」をしていたりする

          自傷は最高の頓服薬

          初恋の話

          初投稿で急に初恋の話を。  世間で言う恋人は、彼氏とか彼女とか、いわゆる「付き合っている」相手を示す言葉なのだろう。付き合っているということは、お互いが好きだということ。お互いが相手に恋をしているということ。それなら、告白などの口約束がなくても、思いが通じ合っていれば恋人なのでは。少なくとも、私はそのような意味で、彼のことを恋人だと思っている。  彼との出会いは高校。私は生徒、彼は教師だった。生徒が教師に恋をするという、まあよくある話である。彼に出会うまで、もちろん恋人は

          初恋の話