ちっちゃい魚

感じたことをありのまま。 素直な感情を書いております。 駄文ですのでお手柔らかに、、、

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最近の記事

夜中の訪問者

なかなか寝付けずにいる午前2時。 寝なきゃ寝なきゃと思い込むほどに眠気は去っていく。 眠気と入れ替わるようにやってくる訪問者。 ある日はこれから始まるプロジェクトへの不安要素のみを 引き連れて私の気持ちをこれ以上ない程にブルーさせる。 ぶっちゃけ死んだらどうなるかよりもリアリティあるし怖い。 またある時は何をやっても出来る気しかしない気持ちがやってくる。 頭で描いたイメージ通りにコトが運び、考えるだけでニヤニヤが止まらない。 スポーツで言うゾーンが急に訪れたような。 負

    • 桜と麦と君

      この季節になるといつも思い出すんだ。 桜が見事に咲き始め、その下で美味しそうにビールを飲む君を。 主役は桜のはずなのに、目に映るのは君ばかり。 素直にそれを伝えるたら 「何言ってんの」と鼻で笑い、また軽快にビールを飲み始めた。 やっぱり僕は、君が大好きなんだ。 出会いは会社のお花見会。 正直乗り気じゃなかった。 休日に会社の人に会うなんて信じられない。 ネトフリで昨日更新された新作エピソードを見たいし、 人と飲むより1人でぐーたらしながら見る方が何百倍も楽しいのに。 た

      •  【短編物語】お弁当箱

        午前5時、セットされたアラームより2分早く起きた。 手慣れた手つきでアラームを解除し、物音を立てずに階段を降りる。 4人分の朝食とお弁当はこの時間からでないと間に合わない。 外は薄暗く、キッチンの明かりだけが周囲を照らす。 来月からは作るお弁当の数が1つ減る。 大学進学する娘がこの家を去るからだ。 使い古されたお弁当箱を朝日が照らし始める頃 目に浮かんできたのは、このお弁当箱を購入したあの日だった。 「お母さん、ちょっとこの色派手すぎない?」 ピンクが目立つお花柄のお弁当

        • 自己紹介

          すでに何本か投稿していますが、改めて自己紹介させていただきます。 初めまして【ちっちゃい魚】と言います。 性別は非公開にさせてください。笑 女性の視点で書いてみたり、男性の目線で書いたり。 様々な視点からお話を書けたら良いなと思います。 というのも。 ヨーロッパでお仕事をしていた時期が3年ほどあり、 その期間中に自分の中にあった価値観がだいぶ変化しました。 多様性に長けた国にいたので、移民の方やLGBTQの方など たくさんの方に出会い、そして文化に出会いました。 その

        夜中の訪問者

          変化

          毎日見ているスマホの画面 なんでこの背景にしたんだっけ? 気づけば半年以上経ってるかも 最近撮った写真は何だっけ? カメラロールを見返すことも減っちゃった 最後に会った地元の友達は誰だっけ? そういえば同窓会の連絡は一度しか届いていない 会社で毎日会う人や頻繁に会うお客様の変化はすぐに気付ける。 どんな些細なことであっても簡単に見抜くことができる。 でも自分の変化にはとことん気付けないらしい 最初にも書いたけど、最後に撮った写真を覚えてないってどういうこと? 自分でも

          世渡り上手

          人好かれるには技術がいる。 笑い方、喋り方、接し方。 これはどのタイミングで学ぶのでしょう。 学校では教えてくれない特殊な技術。 ただし、可愛い子にこの技術は必要ない。 可愛い子ではないわたしはたくさん苦労した。 物心つく頃には何となく分かり始めていた。 可愛いねと言われる子にはみんな優しいしニコニコしていた。 失敗しても怒られている姿はほとんど見たことなかった。 反対にわたしは廊下に立たされたし、ちゃんと怒られて育ってきた。 真似してみようと思って、笑ってやり過ごそうと

          大切なもの

          あなたの大切なものはなんですか? ものといっても一概に物体を表してるわけではなく、 人であったり、言葉だったり、風景だったり。 過去に体験した出来事、生まれ育った地元でもなんでもいい。 これは人によって様々であり、正解などは存在しない。 自分自身が大事にしているものがあるということが大事なこと。 では質問をもうひとつ。 あなたの大切なものはなんですか と言う質問に対して 大切なのはわたし自身 と答えらえる人はいるだろうか? 実際多くの人はこうは答えない。 頭にパ

          今日も今日とて。

          朝が嫌い。 100人いたら90人くらいは共感してもらえそう。 これは社会人に限定してみようかな。 学校は行けば楽しいって思える場面が結構あるし。 会社に行くのは憂鬱以外の何者でもない。 お金がもらえることだって楽しみだとは思えなくなってきた。 だってたくさん貰ったつもりでも、次の給料日前にはひもじい生活を強いられる。 生きるってこんなにお金がかかるのですね。 会社が嫌い。 今度は95人くらいに増えそう。 なんでこんな会社に入っちゃたのかなーわたし。 今年で28歳、この歳で

          今日も今日とて。

          好きに上限なんてない。

          好きなものが年々増えていく。 学生時代はテレビの俳優を好きになり、もちろん好きな男の子もいた。 友達だって大好きだし、家族だって好きだ。 社会に出たらもっと好きが増えた。 好きなバンドにアイドル、声優さんだって好き。 人気な店を見つけて友達とお出かけするのも好き。 好きがどんどん増えてく。 ただ。 好きと反比例するように、お金と自尊心はすり減っていく。 私の好きは一方通行。 いつも気持ちは届いていない。 この気持ちが返ってきたことあったかな? 俳優を好きなことで友人

          好きに上限なんてない。

          8760×100

          人生100年時代なんてクソ喰らえ。 100年も生きて、‘’私は惨め‘’だと何度思えばいいの? 小学校のリレー大会、そこそこ足の速い私にみんなが期待する。 期待されるのは嫌いじゃなかった。 1位でゴールするイメージだけを持っていた。 でも現実は違う。 負けた瞬間どこからか聞こえるため息。 慰められた言葉に対して、憤りと悔しさと悲しみが入り混じる。 うるさいと言ってから疎遠になった友達は元気だろうか。 中学校の修学旅行。 ベタだけど、恋愛に憧れるお年頃。 最終日の夜。 恋す