部下からのコミュニケーション②
~挨拶してくれない上司~
コロナ以降、在宅も仕事の一形態として定着しているところもあると思いますが、やはりリアルなコミュニケーションが無くなるわけではありません。
なかでも上司とのコミュニケーションが苦手な人は根強くいるのではないでしょうか?
挨拶はコミュニケーションの基本であり入口だと思いますが、きちんとできていますか?
いや、してるけど返してくれないんだよな…
なんて思うことありませんか?
僕も苦手な上司がいたんです。
ある日、職場に着くと執務室の入口で一番に会ったのが その上司でした。
もちろん挨拶しましたよ。「おはようございます」って。
そうしたら、「稼いどるか?」と言って通り過ぎていきました。
『あの人、挨拶をちゃんと返してくれたことないんだよな…』
と思ったんですが、ふと気が付きました。
あ!あれが、あの人の精一杯の挨拶なんだ!って(笑)
無視せずに返してくれただけで凄いことだ!って(笑)
そう思うと、挨拶しない上司なんて、なんてことありません。
挨拶する前に『さあ、今日も返事がないぞー』って思ってから挨拶すると、ほら。
『やっぱり挨拶なかったー。通常運転だなー』って、なんのダメージもありません。
むしろ反応があったときに気付けることの方が多いと思います。
僕が学んだ日本メンタルヘルス協会の衛藤先生から教わりました。怒りの前には期待がある。
ほら、気付きましたか?挨拶されないことにショックを受けるということは、その上司に期待していたんですね。
期待するなとは言いません。ただ、自分の理想の反応を返してくれる人の方が実は少数なんです。
だったら、挨拶しないことを期待してみると、自分の感情に変化があるかもしれませんね。
これまでとは違う期待を持ってコミュニケーションを取ってみる。
どんな期待が持てるか考えて、試してみませんか?
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