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上司からのコミュニケーション①

各企業でハラスメントに研修や注意喚起が行われるようになって、職場は随分働きやすい環境に変わってきた気がします。
上司の立場としても気を遣う人が増えて、いろいろな働きかけをする人も珍しくなくなってきたかもしれません。

少し前の話になりますが、初めて肩書きが付く前の面接では、役員から どんな職場づくりをしたいか聞かれた記憶があります。
その時は
『いままでの自分の経験を伝えて、後輩が成長できるようにしたい』
って答えた記憶がありますが、いまの僕がこれをやると、若手に嫌われる昔話になっちゃうんでしょうね…

僕の心理学の兄弟子で、2人目の師と仰いでいる白戸先生は、金融機関向けを中心にリアルの研修を続けてこられた人ですが、上司向けの研修中に最も会場が静かになるのは『あなたの部下になるとどういうメリットがありますか?』と問いかけた時だと言っていました。

今の僕は『伝える』ことよりも『聴く』ことを意識しているので、悩んでいる時に話を聴いてくれると思ってもらえるといいなぁとは思いますが、ひとりよがりにならないように自分を俯瞰していたいなと意識しています。

いまの時代では微妙に難しい話題かもしれませんが、部下の家族環境や家庭のこと、どのくらい把握出来ているでしょうか?
カウンセリングをする時には事前情報として聞いておくこともありますが、職場の場合には普段からの様子をよく見て、話を聴くことで分かることの方が多いかもしれません。
僕が心理学を学んだ衛藤先生も講座中に言っていました。
『あのぅ…今日も残業ですかね?』
この言葉を聞いて、『なにか早く帰りたい理由でもあるのかな?』という風に聞けることが上司にとっては大切なコミュニケーションなんだと思います。

部下とのコミュニケーション、きちんと取っていきたいものですね。


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