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#26 いちじく農家数を推定してみる

いちじく農家は大阪に何件あるのでしょうか??
これは、農林業センサスを見ても、直接的なデータがありません。。。
そこで、ざっくりと推測してみたいと思います。

いちじく農家は○○件!!

推測するに際し、下記の考え方で求めます。
①農林業センサスの「販売目的の果樹類の品目別栽培経営体数(2020年)」の中の、「その他の果樹」をデータ元とする。
②大阪府内でいちじく栽培が比較的盛んな、羽曳野市、河南町、藤井寺市の数をカウントする。

それによって得られた結果がこちら。

大阪府内のいちじく農家数の推察

算出されたのは54件!!
うち羽曳野市が全体の50%以上を占めています。

この数字は妥当なのか??

果たして、トータル54件という数字は妥当なのでしょうか??
前回の記事より、大阪府のいちじくの出荷量は1320tです。
仮に均等に割ると、1件当たり24tのいちじくを生産していることになります。
いちじくの単価が1,000円/kgとしたら、1件当たり2,400万円もの売上となり、現実とかけ離れています。

つまり、実際にいちじくを育てている生産者数はもっといます。(ただ、その数字を考えるデータや力量がありません。。。(;_:))

おそらく、多品目の中の一部にいちじくをしている生産者が多く、ここの統計にあがってこないものと思われます。
ですので、「いちじくを収益のメインに据えて取り組んでいる生産者が少なくとも50件強はある」と考えるのがいいのかと思います。

いちじくシリーズですが、次は品種や食味について考えたいと思います。

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