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#42 果物の月別の価格 ~ぶどう・いちごを例に~

前回は野菜についてみましたが、今回は果物で考えてみましょう。

ぶどう

まずは柏原市や羽曳野市の名産の”ぶどう”です。

デラウエアの時期別卸売量と卸売価格(青果物卸売市場調査 2-2主要市の月別データより

デラウエアは5月から量が出始め、9月ごろまで続きます。

5月の価格は1900円/kgと、8月の価格(839円/kg)の2倍以上の値段になります。

その他ぶどうの時期別卸売量と卸売価格(青果物卸売市場調査 2-2主要市の月別データより)

その他ぶどう(主にシャインマスカット)は6月から12月ごろまで続きます。
6月の価格は3778円/kgで9月(1526円/kg)の2倍以上です。

右肩下がりではなく、11月から12月にかけて価格が上昇しています。

ぶどうの特徴は次のとおりです。

  • デラウエアは7~8月にかけて安い→露地栽培の収穫時期が7月中旬~8月中旬だから

  • その他ぶどう(主にシャインマスカット)は9月が安い。→収穫最盛期が9月になるから

  • その他ぶどう(シャインマスカット)は11月から価格が上昇する。→供給量が極端に減る割に需要があるから?

いちご

次に、河南町や千早赤阪村を中心に新規就農者が増えてきているいちごです。

いちごの時期別卸売量と卸売価格(青果物卸売市場調査 2-2主要市の月別データより)

いちごは11月から5月まで続きます。
価格は圧倒的に11~12月が高く(2300円/kg)、1月に入ると下がり(1400円/kg)、4月に入るとさらに下がります(1000円/kg)。

いちごの特徴は次のとおりです。

  • クリスマス需要で12月までは高い。

  • 露地栽培がでてくる4月以降はいっそう安い

まとめ

今回は月別の果物の卸売量と卸売価格について調べました。

野菜と比べて季節性があるので、全く生産されない時期があるのが特徴ですね。

年間で倍近く値段が違うこと、知ってましたか?

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