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映画「すずめの戸締まり」感想 ロードムービー×新たな新海世界

3回目を観てきた。君の名は。以来だ。考察がたくさんでき、閉じ師の設定は印象に残る。君の名は。からの三部作では、一番考察ができる作品だ。

  • 草太の両親はどこか?祖父が育ての親といっていたが?

  • 閉じ師は他にどのぐらいいるのか?草太一人では手が足りないからだ。

  • 閉じ師の古文書がなぜ草太のアパートにあるのか?代々受け継がれているなら、専用の保管庫はないのか

  • ミミズはあれ一体なのか?

  • 要石は元は人間なのか?

  • ダイジンは鈴芽と何がしたかったのか?

まあ、一部だがこんな所だ。君の名は。では真実を知るのは瀧と三葉だけなので、多くの人には分からないが、すずめの戸締まりでは、閉じ師の集団、一族という、明確に事件の真実を知るものがいるので、歴史が紡がれていく。いくらでも、前日譚、アフタストーリーが作成でき、例えば、

  • 何十年、何百年後のダイジンと閉じ師の話。

  • 草太の閉じ師の物語。

  • サダイジンと草太の祖父の話。

  • 環と鈴芽のその後。

  • 過去の閉じ師の話

が考えられる。特に、サダイジンの話が気になるし、なぜ草太の祖父と知り合いだったのか?がある。かなり複雑な話になりそうたが、観たい。今回は、ロードムービーとなり、いろんな場所が物語の舞台になる。広く歩き、走ることで、様々な人たちとの出会えるのが魅力だ。宮崎、愛媛、神戸、東京、岩手と移り変わる舞台と出会う人々が印象に残る。さらに、エンディングで再び出会うのが、心をほっこりさせてくれる。

すずめの戸締まりは、君の名は。、天気の子と違い、2作にあったテンプレがない。てっきり、ロードムービーを曲に合わせて流れるように消化すると思ったが、一つ一つしっかり描写していた。だがらこそ、新たな新海作品に出会った気がして、見終わった後には何とも言えない高揚感があった。新しい新海作品と呼べる作品になっている。公開から二週間が経とうとしているのに、休日の座席予約がほぼいっぱいだ。特に昼から夕方の回は、ポツンと離れた場所の座席がうまっていないとか、そーゆー状況。先週よりも3倍以上に客が入っているらしいので、人気の高さが伺える。一度観ると、考察してしまう。上映後、映画館近くの飲食店では、すずめの戸締まりの考察や感想を何人も聞いた。かなり受け入れられている映画だ。今回は、新海テンプレートが少なかったのが意外だが、好印象だ。RADの劇中歌はないが、だからこそ、ラストのエンディングが印象的。

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