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映画「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」感想 歩くということ×大切な人×会いたい想い


昔の恩人に会うために歩き続ける。中々に普通はできないことだ。継続的に歩き続けると、怪我もするし、身体が言う事を効かなくなる。それでも歩き続けられるのは精神的に強靭な状態であり、確固たる信念を持っている証拠である。



歩くことは簡単に見えて難しい。800キロともなれば人間技ではない。そこに精神力を感じる。気づけばまわりに人が集まり、ハロルドは数多くの人と一緒に病院を目指す。良くも悪くもハロルドは知名度が上がっていくが、一緒に歩く人は自己満足には見えた。段々と歩く距離が減って、最後はハロルドがその一団から抜けていく。



想いを持って行動しても、テレビなどで紹介されると中々に同じ想いの人はいない。劇中でも、息子と良く似た男性に裏切られて精神的にもダメージを負う。その中でも妻の存在が支えとなり、亡くなった息子への想いもある。



人間ある日にいきなり思い切ったことをすることがあると思う。そこには家族や友達が関係していて、人間関係の中で自分の中で熟成されていく。歩くこと、それは簡単なようで難しい。いつも歩く道ではなく、知らない道はストレスも多い。それは想いの強さにより乗り越えられるかもしれない。

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