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映画「ライド・オン」感想 ジャッキーの過去作品×俳優とスタントマン×人間ドラマ

■ジャッキー映画のアクションが魅力だ。今回はアクションが少なめかなと思ったが、実はスタントアクションをバリバリしているので満足度が高い。アクションでも、その辺にあるものを使ったアクションとウマと一緒のスタントアクションがある。意外に多くスタントアクションのインパクトが強く、日常パートとの落差があってメリハリがある。スタントはある意味でジャッキーをイメージする。スタントなしが醍醐味の作品が多い。ジャッキーと言えばスタントなしのアクションだが、そのスタントをテーマにしてして、ジャッキー自身がスタントマンになるのが印象的だった。過去映像もあって、ジャッキーのスタントマンをジャッキーがしているという構図。俳優であり、スタントマンというのを作品の中で提示しているように見えた。スタントに対しての価値観、現代のスタントも表現されていて、スタントマンとは何かというのを話していると思う。アクションと人間ドラマがあり、緩急があっていい作品だ。


◯ジャッキー映画×スタント×悪役

■久しぶりのジャッキー映画。かなり楽しかった。ジャッキーアクション満載で懐かしかった。あのまわりの道具を利用する戦い方はまさにジャッキーという感じ。ただ、ヒューマンドラマにもなっていて、スタントなしが売りだったジャッキーから見たスタントを表現している。過去の映像も使われててファンサービスがすごい。

■スタントとは何か?を考えていた。スタントすることはどーゆーことか。多分、一人だったら一生スタントマンから逃れられないが、相棒の馬がいるからこそ引退できた。娘と息子である馬。子供の存在が彼を変えてスタントから引退させる流れはとても印象的だった。子供の身を案じることを認識して、それが引退に繋がるからだ。

■ジャッキーがアクションするのが、借金取り限定なのか昔からの伝統なのだろうか。今回はアクションでぶちのめせる悪役が借金取りだけで、大企業の会長とか、売れっ子になった後輩とか、娘の夫が軒並み良い人でそりゃヒューマンドラマになるよねと。借金取りも改心するフラグを立てていたし、ジャッキーの本当の意味でラストの映画になるのかもしれない。

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