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映画「パリピ孔明」感想 マーケティングの大事さ

諸葛亮孔明

現代に転生した諸葛亮孔明。そこに音楽を結びつけるという奇策。面白いのは、英子の歌と英子の自身のために知恵を絞って計略を張り巡らせることだ。英子の歌は素晴らしいが、まだまだ世間に知られていない。そこで孔明が活躍する。劇中では

孔明は軍師ポジションだが、彼が活躍するとまさにヒーローになっている。正直細かい部分はあいまいな設定になっている。日本語が話せたり、読み書きできたり、現代機器に普通に適応できたり。バイトでバーのカウンターで当たり前に様々な酒の注文をさばくあたり現代知識がかなり頭に入っているみたいだ。

やりたい音楽

英子は歌いたい歌を歌うが、親友のナナミンこと七海はプロだが歌いたい歌を歌わせてもらえない。大手レーベル所属のAZALEAのボーカル。売れるために着たくない衣装を着たり、自分達が歌いたくない歌で活動している。歌は客観的なものではなく、主観的で人により好みが分かれる。これは売れる!と思って聞いて推していた歌手があまり売れなかったり、その逆もある。これが音楽というか芸術全般に言えることだと思う。売れないと生きれないし、生きるためには売れるしかない。才能があってもマーケティングが良くなくて売れないことはあるだろうし、英子は孔明がいるからこそトントン拍子で音楽業界を駆け上っていけた。七海との対比はそんなことをイメージさせてくれる。

マーケティングの大事さ

歌がいくら上手くても、しっかりとマーケティングしないと世の中には認知されない事実がキツかった。昔から努力は報われると言われたり、聞いたりしていたが、努力して才能があっても、誰にも知られないと成功は難しい。孔明がいないと英子は夢を諦めていただろうし、孔明は知性を駆使して英子を売る。才能があって努力し、それから得たものは拡散しないといけない。SNSだけではなく、会場を上手く活かしたりと売るための努力も必要なのだと。




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