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映画「アムステルダム」感想 結婚×親友×人間関係

興味深い映画だった。自分、親友、親友の恋人という三角関係?にはならなかった。恋人関係にはならなく、主人公は既婚者の医者である。恋愛よりは如何に家に帰って妻に合うのかが大切だという。依存しているようで、最後は妻や義父との関係を断ち切り、医者としてのキャリアを捨ててしまう。その過程が印象的だ。実在の事件がテーマだが、主人公の医師はコミカルで、免許がないので、闇医者まがいなことをしていた。最初は妻を愛して、有力者の義父の機嫌を伺うが、ラストには自分の道を選ぶことになる。妻よりも大切なものを見つけることが大切かもしれない。実在の事件が背後にあるが、特徴的な三人の方が気になる。ラストの展開は驚きだが、ラストに三人が選んだ道が印象的だ。アムステルダムに行く二人とアメリカに残る主人公。最初は頼りない主人公だが、徐々に自立していく姿。複雑な関係の中に、親友との関係を最優先する物語がある。人間関係の中で、3人の関係が非常に調和的だ。親友とその恋人がいれば三角関係を疑うがそんなことはなく、非常に紳士的であり、帰国まではまるで楽園のような時間だった。帰国という中で、主人公は色んな体験をし、動乱に巻き込まれていく。三人の正体が段々とわかってくる過程が印象的で、特に女性の正体が意外だった。ただし、そこから本音の問答があり、事件に合わせて団結していく。親友と恋人から、三角関係を想定したが、かなり親密な友人関係で驚き、その絆に感動する。

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