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アニメ感想

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2024年7月の記事一覧

TVアニメ『天穂のサクナヒメ』感想 稲作と環境と人は変わるか

TVアニメ『天穂のサクナヒメ』感想 稲作と環境と人は変わるか

■稲作と環境と人は変わるか◯見ていて気になったのは、とにかくサクナヒメと一緒にいる人間が不器用だということです。田んぼを作るにしても、肥料を運べないし、食べ物があっても料理に失敗する。本気でやっているのだけど、不器用だったり、まわりに気を使ったりで上手くいかないのです。そこでサクナヒメが頑張ります。

◯最初は自堕落な生活をしていたサクナヒメですが、人間があまりに出来ないために自分から行動するよう

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映画『怪盗グルーのミニオン超変身』感想 ミニオンと吹替とスーパーヒーローと

映画『怪盗グルーのミニオン超変身』感想 ミニオンと吹替とスーパーヒーローと

■ミニオンと吹替とスーパーヒーローと◯ミニオンって何か分からない。吹替で観ても、いまいち何を話しているか理解できない。ただ吹替だと日本語っぽい単語を話しているから何となく意思疎通はできそうだ。見た目もかわいいが、仲間には割と残酷でひどいことをしていたりする。その割にグルー一家には従順だから不思議だ。

◯今回はスーパーヒーローのメガミニオンが誕生したけど、やはり役に立たない。人助けが逆に恨まれるこ

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アニメ『しかのこのこのここしたんたん』の感想 登場キャラがヤバい?

アニメ『しかのこのこのここしたんたん』の感想 登場キャラがヤバい?

■登場キャラがヤバい?◯金髪の主人公としか角の女子だけだと本当に意味不明なんだけど、主人公の妹もヤバかった。姉が好き過ぎてしか部廃部にしようと企む。別に姉好きなのは構わないが、しかのこに異常に対抗心を燃やしていて、また変なキャラが出たと思った。ただ、姉以外ならまともに見えるし、かわいいキャラだからそのギャップがいいのかも。

◯このアニメは未だに良く分からないが、個性が強いキャラを出すと、しかのこ

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映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の感想 コナン映画は親が安心して子供に見せれる?

映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の感想 コナン映画は親が安心して子供に見せれる?

■コナン映画は親が安心して子供に見せれる?
◯コナンの映画っていつの間に100億円規模になったのか?コナンの映画は最近映画館で観るようになったがここまで人気とは。確かにアクション多めで、謎解きもあるから見ごたえがある。コナンも子供が主人公と言えるから、家族向けで観るのに適しているのかもしれない。面白さはある。

◯どっちかというと、親が安心して見せれる映画もあるけど、2時間子供を座席で面倒を見れる

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映画【ルックバック】の感想 なぜ劇場に行く人が多いのか?

映画【ルックバック】の感想 なぜ劇場に行く人が多いのか?

■圧倒的なリアル感と物語の面白さ◯劇場に行くとすごく人気で驚いた。予約を見ても座席がかなりされていて、舞台挨拶もかなりの盛況ぶりの様子。ルックバックが終了する時間になると人が流れ出して、否が応でも人気を実感する。特典の緑ブックを持っている人が多くて、特典の効果よりも何を観たかを判別するアイテムになっているように思う。口コミで広がったと思う。そこまで大々的には広告されている印象がなかったからだ。物語

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アニメ『しかのこのこのここしたんたん』の感想 意味不明なアニメは人生に必要か?

アニメ『しかのこのこのここしたんたん』の感想 意味不明なアニメは人生に必要か?

■意味不明なアニメは人生に必要か?◯わたしは必要だと思う。絶対に必要だ。この理不尽な世の中でアニメはで意味不明をやること自体に意味がある。実写ですると、リアリティーがあるから痛々しいが、アニメは空想のマジックがあるから、2次元の可能性があるから見ていてもどこか他人事のように思えるからだ。見ていても不快にはならないし、大抵はギャグだから笑えるシーンもある。分からないからこそ、頭を使わず見るのもいい。

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映画『ルックバック』の感想 藤野はなぜアシスタントを次々と変えたのか?

映画『ルックバック』の感想 藤野はなぜアシスタントを次々と変えたのか?

■藤野はなぜアシスタントを次々と変えたのか?

◯個人的に、京本が帰ってきてまた一緒に漫画を描きたかったと思う。アシスタントに対して、藤野が描きたいことをもっと考えてとか言って自分のやりたいことを汲み取る人が欲しかったということだろうなあと。藤野の中では京本とまた一緒にしたい想いはあっだろうし、就職できなかった場合にアシスタント、もしくは漫画担当としてまたまた名前を併記したかったかもしれない。

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【終末】アニメ『終末トレインどこへいく?』の感想(終末世界とツッコミ)

【終末】アニメ『終末トレインどこへいく?』の感想(終末世界とツッコミ)

■終末世界とツッコミ◯いきなり終末世界なのは驚いた。高校生4人で池袋に向かう、しかも電車。なぜ、電車を運転できるとか、細かいことは置いておいて、ノリと勢いで全てを解決するようなアニメだった。キャラデザもかわいいし、見ていてほんわかも笑えもする作品。悲壮感はなくて、ツッコミながら見るアニメ。細かいことは無視して、ノリノリで楽しむのがベスト。

◯終末世界なのだけど、それは静留の友達の葉香が引き起こし

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【父親の存在】映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』感想(父親との会話×成功者×旅に出る?)

【父親の存在】映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』感想(父親との会話×成功者×旅に出る?)

◯父親と話せないのはあると思う。みんなと同じがいいという柊と自分の言う事を聞かせようとする父親。父親は成功者のようで、かなり強気な性格。柊にも自分のようになってほしい、そんな気持ちがあるように見えた。ただ、柊からしたら、自分は自分で友達が欲しいし、お人好しな性格で損をしまくるぐらい人付き合いが苦手。この二人の噛み合っていない性格が、柊の旅によって変わってくるのが魅力。

◯父親からしたら、柊には自

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【吹奏楽部】アニメ『響け!ユーフォニアム3』の感想(上手くなりたい!×吹奏楽部×人間関係の縮図)

【吹奏楽部】アニメ『響け!ユーフォニアム3』の感想(上手くなりたい!×吹奏楽部×人間関係の縮図)

◯終わって、ある意味でもハッピーエンドなのが良かった。原作と違い、真由がソリになったけど、部員も納得しているから別にいいかなと。何か、ソリが決まってからはトントン拍子だったから、逆に拍子抜け。まあ、見せ場はソリが誰になるかが問題だったわけで、最終話は予定調和なのだろう。人間関係で揉めただけに、ラストで久美子先生が出てきてよかった。

吹部の雰囲気×人間関係最悪◯正直、今の吹部の雰囲気は最悪。久美子

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【ゆるアニメ】アニメ『ゆるキャン SEASON3』感想

【ゆるアニメ】アニメ『ゆるキャン SEASON3』感想

◯アニメは終わったがゆったりしたいいアニメだった。真剣に見るよりもまったりしながら見るのが正解な気がする。キャンプがテーマだが、それ以上になでしことリンの繋がり、そしてまわりとの関わり合いが大事なアニメだと思う。深く考えるより、純粋にそのままを見て、なでしこ達がかわいいとか、かっこいいとか、キャンプの醍醐味とかそーゆーのをアニメを通して感じるのがいい。見ていて癒される。

■なでしこ達

◯なでし

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【まったり】映画『大室家 dear friends』の感想

【まったり】映画『大室家 dear friends』の感想

◯櫻子がやはり面白い。あーゆー、物語を引っ掻き回すキャラは観ていて気持ちがいい。今回は撫子の級友とのふれあいがメインだから仕方がない。前作は花子の級友がメインで出ていた。櫻子の級友はゆるゆりのメインキャラだから説明不要。とはいえ、三姉妹のドタバタコメディがもっと観たかった。撫子の彼女も気になる。櫻子はおバカキャラだけど、ふいに見せる孤独感などをみると感受性が高い女性だ。ゆったりした物語は観ていて楽

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【犬とキャンプ】アニメ『ゆるキャン SEASON3』の感想 

【犬とキャンプ】アニメ『ゆるキャン SEASON3』の感想 

◯なでしこ達がいつものメンバーでワイワイするのがいい。映画は大人になったなでしこ達が描写されていたが、高校生らしい明るい雰囲気が好きだ。ほんわかして、のほほんとしたなでしこがいい。リンもクールだが仕事に忙殺されていないからキャンプに集中しているのは最高だ。

◯犬のちくわが元気なのがいい。映画だと年を取って元気だが一人でなかなか歩けない様子でかなりシリアスだった。人間だと高校生から社会人になる時間

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【漫画】映画『ルックバック』の感想

【漫画】映画『ルックバック』の感想

◯すごく印象に残った。ラストのただひたすらに机に向かう藤野が。京本の死後、色んな葛藤があったはずだが、漫画に向かい合う姿勢が記憶に残る。仕事をする意味は分からない。京本を一時的に忘れるためか、京本がいたから描けた漫画に向き合うためか、京本を思い出していたのかは読み取れない。ただ、エンディングにおけるひたすらと漫画を描く背中を映すのはインパクトが大きかった。