万能包丁時代の終焉と、刺身包丁時代の幕開け
どんな食材にも使える「万能包丁」を婚活女子にたとえるならば、
若さと、それゆえの美しさを持った20代。
しかしいま、
若いというだけで、多くの男性にちやほやされた「万能包丁時代」は過ぎ、
30代の私たちは「刺身包丁時代」の渦中にいます。
ステンレスで、特別な手入れのいらない万能包丁と比べて、
鋼の刺身包丁はサビをとったり、包丁を研いだり
メンテナンスだけでも一苦労。
外見も感性も、健康も・・・
放っておくと、どんどんさび付いてゆきます。
ただ、悪いことばかりではありません。
刺身包丁は、お相手(食材)次第では、
万能包丁よりも深く、スッと相手の心に入り込むことができる。
日々きちんと手入れをし続けることで、
相手の良さを最大限に引き立てることができる。
「僕にはあなたしかいない」かけがえのない存在になれる。
失った若さの代わりに、努力や経験で自分が得たモノを
毎日丁寧に磨くことで、万能包丁とは全く違う良さを発揮できるのです。
自分を客観視しつつ、決して卑下せず、磨きつづけましょう。
ピカピカに光る刺身包丁に、私はなりたい。
ー35歳まで、あと268日。
34歳・無職(女)
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