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確証バイアスの罠にハマっていませんか?

おはようございます!

この記事では、情報を正しくフラットに判断する上で大切なことについて書きます。

キーワードは「確証バイアス」です。

確証バイアスとは何か、ご存じでしょうか?

確証バイアスとは、簡単に説明すると、自分が情報を集める際、自分が信じたいと思う情報を無意識に集めてしまう、という傾向のことです。

そういう自分にとっては納得性の高い、耳ざわりの良い情報だけを集めて信じきってしまうことを、確証バイアスの罠に陥ると表現します。


確証バイアスの罠の具体的な例として、新型コロナウイルスのワクチンについて考えてみましょう。

あなたは、ワクチンについて、「安全性に問題があるのではないか」、という不安を抱いていると仮定します。

するとあなたは、ニュースを見たり、SNSを見たりした際に、「ワクチンには副作用があるから危ない!」、「ワクチンを打つ方が危険だ!」という情報への感度を強めて、無意識にそういう情報を集めてしまうのです。

自分がそう信じたい情報を集めているんですね。

そして、「やっぱりワクチンは危ないものだったんだ!」「私の考えは正しかった。」と思い込んでいきます。

そうなると、自分にとって都合の悪いニュース(例えば、ワクチンは昔から研究が進められてきたものであり、臨床結果は多くある。など)については、「それは嘘だ。」「絶対に自分の考えが正しい。」と思ってしまい、フラットに情報を判断できなくなります。

※ここではあくまで例としてワクチンのことを取り上げましたが、情報の真偽やワクチン接種の是非についての意見を述べているわけではありません。


このように、確証バイアスの罠にハマると、いわば自分で自分をどんどん洗脳していってしまいます。

こうなってしまうと、自分の考えがひどく偏ったり、正しい情報に触れる機会があっても、それを真だと認識できなくなってしまいます。

そこにつけ込まれて、気付かぬうちに騙されていた、というケースは多々発生しています。

確証バイアスの恐ろしい点は、無意識にはたらくために自分で気づくことが難しい点です。

現代では、ネット上のニュースサイトやYouTube動画などを見て、手軽に情報を集めることができるようになりました。

多くの情報を見比べて、様々な角度から見ていると思っていても、実は自分が信じたい情報のみを集め、確証バイアスの罠にハマりに行っている可能性があるかもしれませんね・・

実際に私自身、ネットの情報を鵜呑みにして自論を作り上げ、確証バイアスの罠にハマっていたことを自覚した経験もあります。

この確証バイアスの罠にハマらないための対策としては、まず確証バイアスというものがある、ということを知っておくことが第一歩だと私は考えます。

「もしかしたら、今自分は確証バイアスの罠にハマっていないか・・?」

このように一歩立ち止まって考えるだけでも、フラットに今の自分の状態を見ることができます。

確証バイアスに陥らないよう気をつけながら、情報の本質をみる目を養っていきましょう!



今日はここまでです。

それではまた( ´ ▽ ` )ノ✨

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