見出し画像

掃除と本と顕と酸辣

こんばんは。

今日は本について書こうと思います。

読んだ本は、森絵都さんの「最後は臼が笑う」と「無限大ガール」です。

例によってKindle Unlimitedを徘徊している時に見つけました。

2冊とも短編で、すぐに読み終わります。

今回はこの2冊を通して、「物語の終わり方」を考えようと思います。


「最後は臼が笑う」は男運最悪な女性が出会った「救いようがない最悪な男」に復讐するお話。

「無限大ガール」は色々な部活の助っ人をしている女子高生が、強烈な失恋と、演劇との出会いで変わるお話。

両方ともサッパリした明るさがあるお話です。

そして両方とも、終わり方に含みを持たせています。

私が言う「含み」は、物語が終わった先を読者に想像させることです。

わかりやすい例だと、インセプションの最後の駒が回っているシーンでしょうか。

私は個人的にこの「含み」が好きです。

これは下でお話しした「顕」とも通ずると思います。

「物語としてはここまでだけど、あとは皆さんでキャラクターを動かしてみてください」って感じが好きなんですよね。

作者にコンテンツを与えられるだけではなく、自分も参加してる感覚があるというか。

最近はなんとなくそういう物語が少ない気がしているので、今回の2冊は面白かったです。

漫画だと、長編は長い時間をかけて連載する以上、全て伏線を回収して終わるのが美しいとされるのは分かります。なので映画や小説が物語の終わりに「含み」を持たせやすいかと思っているんですが、最近ネット小説とかだとそういうのは減っているみたいですね。

主人公は苦難に遭わない「最強」が安心して見れるから良いとされるし、題材もスカッとできる「復讐もの」が多いし、「何となく読めて、刺激的な小説」がウケるんですかね。インスタントラーメン的な立ち位置なんでしょうか。

そこら辺の需要をしっかりハックしてウケる文章を書ける人も、相当凄い人ですよね。

おっと。思うまま適当なことを書いてしまいました。


今日の日記

今日は部屋の大掃除をしました。

ゴールデンウィークも外に出る用事は無いので、快適に家で過ごすために掃除を、ということで妻指導の元で水回りなどを掃除しました。

最近は読書もしているのですが、この間紹介した「満月の夜」が面白くてふとした時についやってしまいます。

他のソーシャルゲームのように期間限定だとかガチャだとか周回だとか、逃すとついていけなくなる要素は無いんですが、単純にゲームシステムが良すぎてやってしまいます。

あんまりやりすぎるのも良くないので、ほどほどにしたいものです。

夜は中華を食べました。

画像1

花椒入りの四川風麻婆豆腐、美味しかったです。辛さと痺れがちょうど良かった。ほんの少しだけお手伝いしましたが、ほとんど妻に作ってもらいました。ありがたい。

酸辣スープが大量にあるので、明日も沢山飲みます。

それでは

この記事が参加している募集

無理は言いませんし、そう簡単に得られるとも思っていませんが、サポートしていただけたらそのお金で買ったことのない飲み物を買います。