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ゲストハウスオーナーの悲喜交々

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長野市の小さなゲストハウス・1166バックパッカーズの飯室がゲストハウス経営の悲喜交々を綴ります。現場の話からスタッフ育成、宿をこれからどう育ててゆくか大きな声で言えない葛藤なん…
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2023年8月の記事一覧

繁忙期も心地よく過ごしてほしいけれど...

繁忙期も心地よく過ごしてほしいけれど...

 8月はお盆、その前後も含めてゲストリストがみっちり埋まる日々でした。暑さでただでさえ体力を奪われているなか、健康に乗り切ってくれたスタッフに感謝。行きたいところはきっとたくさんあるだろうなかで、1166バックパッカーズを思い出し、早々に予約をとってくださった旅人たちに感謝。この夏はこれなくとも、SNSなどで近況をチェックしてくれている旅人たちに感謝。

閑散期の宿泊がラッキーで、繁忙期の宿泊がツ

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自分で自分の仕事をおもしろくする

自分で自分の仕事をおもしろくする

 アルバイトのスタッフが仕事で何か凡ミスをしても、あまり怒らないようになった。同じことでも、以前は怒っていたかもしれない。でもこの数年はほとんど怒っていない。

怒らなくなった理由

 怒らなくなった理由は、アルバイトと経営者では、その仕事にかける必死さが全くもって異なるということを理解したからだ。凡ミスに都度怒ったって、その労力に見合った見返りはない。

凡ミスにはどんな弊害があるか

 例えば

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15〜21歳の女性ゲストを迎え思うこと

15〜21歳の女性ゲストを迎え思うこと

 ワーホリ@ながので滞在している女性、さとのば大学で滞在している6人の女性たち。それ以外にもここのところ、15歳〜21歳くらいの女の子たちの宿泊が続く。もちろん、15歳と21歳を一括りにできない成長差はある。親の庇護のもとに過ごしてきた時から、「自分」として外界と接してゆく境目。そんな場所に立っているゲストと過ごす時間は、なぜかこちらがドキドキしてしまったりもする。自分の子供でもないのに。

「若

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ドイツから53歳と18歳の父息子旅

ドイツから53歳と18歳の父息子旅

 お父さんにとっては2度目の日本、息子にとっては初めての日本。「どうして今回は旅に?」と尋ねると、「funny story なんだけれどもね…」と話してくれた。どうやら、もう一人の息子(お兄ちゃん)が少し前に日本に留学していて、本当はその際に訪ねようと航空券を手配していたのに、諸事情でこれなくて。そうこうしているうちにお兄ちゃんはドイツに戻ってきたんだけれど、やっぱり行きたい!ってなって、弟と一緒

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