チョモランマ 18
「先生。保健室で待っててね」
かれこれ5日間。
保健室に鎮座する私の足もそろそろ限界を迎えており、
太もも裏と脛のあたりは感覚がなくなっただけでなく、猛烈に痛み出している。
しかし、彼女のその一言を裏切ることのできないのは、私の実直さなのか...
否。
ではなぜ私は、ペニスを露出させ木の床に正座しているのだろうか?
先ほど実直さという言葉を述べたが、個人的にはペニスの直立具合から実直さを表現できているかもしれないが、いきりたった股座を見て実直さという言を連想するピュアボーイ&ガールはいないだろうから、
ここはスケベ心が起因とする行動ととらえて頂いても良いだろう。
足は限界に来ているが、ペニスはいまだじっと天を見つめ、限界という言葉とは無縁である。
まるでエレベスト南西壁無酸素単独登頂を目指している登山家のようにじっと頂を見据えている。
まあ格好つけて登山家を直喩的に用いているが、ペニスが見据えているのは
彼女の膣口だということは明白である。
…大胆に想像したそのはるか先にエベレストの頂が現れた。
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