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ハイジ 18


お日柄もよく、外で走り回っていると、
突然見知らぬおじさんが、

「君はハイジちゃんかい?』

と聞いてきたので、

「そうです。私がハイジです。」

と答えたのですが、
何がいけなかったのか、おじさんは瞬間湯沸かし器よろしく、
顔を真っ赤にして、

「なぜ!!なぜ君は私のクララを立たせてくれないのかッ!?」

と、マスクもせずお唾を飛ばしながら叫んできたのです。
私もダテに普段から外を走り回っておりませんので、
敏感にちょっとこのおじさん頭がおかしいなと感じ取ると、
躊躇なく、おじさんの股間(クララ)を蹴り上げたのです。
おじさんは、

「ペェータァーッ」

と、断末魔の叫びをあげ、前のめりに倒れました。

九死に一生を得た私は、大地にうつぶせるおじさんに視線を向け、
私も人生の最後は前のめりで終わりたいな と思うのでした。

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