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パワハラへの対処法と転職で年収を600万円から800万円以上に上げた方法、そしてパワハラ野郎の末路

 本記事は、私の実体験をもとに、新卒入社で遭遇したパワハラ野郎との奮闘記から、大手企業に転職して年収を20%以上上げた方法を記載しました。
 
 私は就職活動で、いわゆるメーカー企業に内定をいただき。研究職として社会人生活をスタートしました。

 部署配属された初日、席について間もなくして電話が鳴りました。まだ何も説明を受けていませんし、どのように電話対応をすればいいのか分かりません。あたふたしていると、別の社員の方が電話をとってくれました。以外にも、ラフな話し方で、どうやら企業内の人からの電話がほとんどのようでした。ほっとしたのも束の間、二年目社員の方が血相を変えて私の方に歩み寄ってくるではありませんか。どうしたものかと思っていたら、私のところまできて、一言、強い口調で言い放ちました。

「電話なったらでて!!!」。

私は心の中で「ああ、こういうタイプの人は無理だな」と呟きました。どうやら、その人はプライドが果てしなく高い割には、それに見合った成果・行動ができておらず、周りからの評価も低く、それに対して怒りを感じており、弱い立場の人にあたり散らかす事態となっているようでした。私はそれからも、ちょくちょくと攻撃をされました。

 例えば、直属の上司から指導してもらって作成した報告書、議事録を見て、後から「そんな報告書じゃダメやぞ」と言ってきました。

 また、その二年目社員と共にアドバイザーの方と議論する機会があったのですが、議論後に、「そんな発表じゃダメや、何が言いたいのか全く分からん。もし、アドバイザーの方が厳しい方ならキレられてるで」と言ってきました。

 他にも、私の担当業務について、ダメ出しをしてきたり、挙句の果てに、周囲の先輩の名前を使って、「○○さんもその業務やる意味無いって言ってたで」とプレッシャーを強めてきました。

 そんな彼は、新人には厳しいですが、目上の方にはびくびくしていました。態度の急変ぶりが凄かったです。

 私は、攻撃的な輩を除いては、皆に優劣をつけることなく接しています。そのような感じですから、目上の者に媚びを売り、立場の弱いものに横暴な態度をとる様に、非常にムカつきました。

 そういう輩に初日から絡まれながらも、アットホームな職場環境で意識の高い上司の指導を受けながら研究に励んでいました。上司は面倒見がよく、良き上司の下につくことができて安堵していました。また、私の研究チームは良い人が多く、困ったことがあれば助けてくれますし、ほんのり雑談を交えることもあります。そういった環境で良かったと思いつつも、数人のパワハラ野郎共に頭を悩ませるのでした。

 不安だらけの社会人生活、幸先の良いスタートをきったかのように思っていました。しかし、思いもしなかった方向から烈火の炎のごとく攻撃を受け始めることとなります。それは、上述した、二年目の野郎ではなく、新たな刺客が出現したのです。人間関係の問題は精神状態に非常に悪く、放置・我慢していると悪化の意図を辿るばかりです。私自身、心身に出た症状としては、ストレスにより、呼吸が浅くなる、寝つきが悪くなる、思考が鈍る、気分が上がらない、不安な状態が続く、家でも職場のことを考えてしまう等です。私はこれら症状の緩和に効果的な取り組みを見出しつつ、用意周到にこの状況を打破いたしましたので、その物語を綴ります。同じ悩みを持つ人に何か一寸の光となれることを願っています。

 今の辛い状況を経験した分、あなたは人一倍、思いやる気持ちが強くなっていると思います。攻撃的な人を反面教師に、我々は、そのような輩から自分および、同じような事柄で悩んでいる者を守りましょう。善の心を持つものが損をしやすく、悪の心を持つものが利を得やすいのが現実問題としてあります。しかし、そのようにして得た利は本当に幸せなのでしょうか。自分の人生の中で、自分の事を大切に思ってくれる人を、思ってあげられる人を持つことこそが真の幸せではないでしょうか。不思議なことに、善から成る心で人と向き合っていれば、どこか重大な局面で自分を支え、そして、手助けしてくれるものです。

 大抵の新社会人は入社して短い研修を終えると各部署に配属されます。私の配属先は3チームで構成されており、そのうちの1チームに加入することとなりました。そこは、最も温和な人が多いチームでした。アットホームに感じるチームで働き出してから、数か月が経ったころでしょうか。偏差値の高い大学(旧帝大)を卒業した別チームの年上の方がよく絡んでくるようになりました。

 ここで気を付けて欲しいのは、向こうからぐいぐい来る輩には気をつけろということです。新しい環境で不安のあまり、ぐいぐい来てくれる人に嬉しさを感じるかもしれませんが、それでは相手の思うつぼです。適度に接してくれる人ならまだしも、初対面にして、慣れ慣れしくしてくる人は要注意です。これは、海外旅行に行った時も同じです。異国で優しそうに話しかけてくる人に気をつけろというのは、鉄則です。そういう人はたいてい、なんらかの思惑があって、接してきています。

 例えば、新人を従順な後輩にしたいとか、困ったときの雑用の手伝い要因とか、マウントをとって落ち着きたいとか、様々ですが、共通点は、その輩が自分に利のあるように行動している点です。一見、優しくしているように見えても要注意です。その裏には、どろどろした思惑があるのです。はじめから仲良くし過ぎず、ゆっくり時間をかけて、周囲の人物の人となりの理解に努めるのが無難です。社会にでて、いきなり馴れ馴れしくしてくる輩は、何かがおかしいのかもしれません。人は仲良くなる過程で、徐々に本性が見えだします。

 気づいたときには距離が近くなりすぎていて、ヤバい輩が理性のねじをとばして、暴言を吐いてきたり、理不尽なことをつきつけてきたり、マウントをとってきたりします。さらに、たちが悪い場合、嘘を周囲にまき散らすでしょう。

 人間関係は、こういう点で非常に厄介であり、最も精神が参る事象なのかもしれません。


 物語は続きます。その人は数年年配の方で、雑談や議論、マウントをとるのが好きでした。新入社員から若手までの方が、勤務中にその人によく捕まっていました。そして、一度捕まってしまうと、その人のどうでも良い話やその人自身の興味、疑問について永遠と語られ、数時間は経つのが日課でした。途中で話を終わろうにも、終わらしてくれず、結局、その人の興味・好奇心のままに気のすむまで話が続くのでした。つまり、その人が気持ちよく話すためのモルモットみたいなものです。

 例えば、現状を打破するために、「仕事に戻ります」といっても、お構いなしで永遠と話してきます。また、その人の近くを通るとわざと咳払いをして注意を惹き、話かけてくるのです。また、無視をすると「無視するなや」と言ってくる、メンタル強い系タイプでした。

 こういう、常軌を逸する人は一定数存在しています。自分が中心となっている典型的な例です。その昔、人は助け合って生活をし、集団協力により、マンモスなど巨大な力に立ち向かっていました。もし、このような輩が集団に交じっているとしたら、たちまち、自分が上に立とうとして輪を見出し、全滅してしまうでしょう。上に立ちたい人が上に立つのではなく、皆に上に立って欲しいと思われる人が上に立つのです。

 現に、この人は、出世欲に支配されていました。まだ、何も成し遂げていいないにも関わらず、出世をしたい旨を周囲に発言するのでした。なぜ、出世いたいのか、理由は不明です。出世して何がしたいのでしょうか。何のために出世するのか、したいのか、よく考えて欲しいものです。お金のためだけなら、結局、それ相応の労働が降りかかってきます。その覚悟があるのでしょうか。

 物語は続きます。上述した状況は、こちらがどんなに忙しくても同じ調子で、おかげで残業になることが多くありました。残業は20時過ぎるのは当たり前、雑談に捕まらなければ18時には帰れます。これが毎日のように続くと、徐々にストレス、怒りが強くなってきました。しかし、それでも、このときはまだ、雑談や議論をしてくるだけでしたので、我慢できていました。攻撃力が低い段階であれば、ぎりぎり耐えることができました。

 私はというと出来る限り仕事に集中したいタイプでしたので、自分からその人に話しかけることはありませんでした。しかし、相手方は私と仲良くなっていると勘違いしたのか、徐々に距離を縮めてきている印象を受けました。そして、あろうことか勤務中にものまねを強要してきたのでした。非常に驚きました。会社でこのようなことがあるのかと愕然としたものです。ものまねはたびたび強要させられました。私に対して非常にしつこくものまねを強要してくるので、毎回するしかありませんでした。断ろうとすると機嫌を悪くするため面倒くさいのでした。こちらはやるべき仕事が沢山あるのに、その人はマイペースに適度に仕事をこなしていました。入社当初こそ、気づきませんでしたが、徐々に、自分のやりたい仕事だけをしていることに気づきました。その割には、自分の関係ないチームの仕事に文句をつけるのでした。

 このようなことが起きてからも、色々と事件は起きました。

 次は家にいる時に電話がかかってきたのです。どうやらその人の同期何人かで飲んでいるようでした。話のネタとして私に電話をかけてきたのでしょう。仕方なく電話に出ると、ビデオ通話にしてきて、荒々しい言葉を吐いてきたり、ギャグを強要されたり、その場にいた女性に向かって「可愛い」やらなんやら言わされたりと大変苦痛な電話となりました。まず、飲み会をしているのであれば、その人たちとの時間を大切にして欲しいものです。酒の場のネタ要員として、電話をかけられるといい迷惑です。この時は電話に出てしまいましたが、後に私はこの人の連絡先をブロックおよび抹消することになります。連絡先があることで、いつ連絡が来るか分からないような状況になることが精神にストレスをもたらすからです。ストレス要因は可能な限り除外しました。

 他にも、暴言ともとらえることが出来る、いじりみたいなことは多々ありました。例えば私はいわゆる地方大学出身(全国のどこか)なのですが、その大学の偏差値を調べて、偏差値を馬鹿にしてきました。これは度々ありました。職場でもお構いなしに、言ってきます。彼らにモラルはありません。

 このような出来事をきっかけに、事態は次第に悪化していきました。


実際のパワハラ体験記


 ここには、実際にあったパワハラと思える体験を箇条書きしました。
皆さんも似た経験がありますか?


 勤務中に、雑談1-2時間されて残業になることが多かった。モノマネもやりたくないのにやらされた。


 不機嫌な感じをモロに出され、すぐに実験机を片付けるように強い口調で言われた。しかし、そもそも私の実験机であり、実験中で器具などがあったのであって、誰が使う訳でもなかった。


 基本的に機嫌が悪い感じを、私の前でのみ全面にだされる。他の人に対してはいい顔をしている。特に、目上の人には笑顔を振りまき、こちらに目を向けた瞬間、鬼の形相となる。流石に、ここまであからさまだと、笑いそうになります。

 私の業務とは関係ない実験をさせられた。
私はしたくないと言ったがしつこすぎてやる羽目に。やりたくないので、濁していたら、やるかやらないかは俺に確認とらないといけないでしょ。俺が決めるんだからと言われた。
 そして、仕方なくやることに。しかし、使った実験材料などは発注しておいてと言われた。本来ならば、代わりに実験をしているので、その他のことは依頼者側がやるべきであろう。実験は、木曜日、金曜日、月曜日で完成した。自分の業務の合間にやるのは非常にしんどく、おかげで残業が続いた。加えて、その人は、「どうせなら、その実験でできたものを自分も使ってみたら」と言ってきた。しかし、私は自分の仕事で手いっぱいだったので、断ったが、何度も「なぜやらないのか」と理由を聞かれた。私は「仕事に集中したい」という旨を伝えたが、それは理由ではないと言われた。また、実験室中で、機械の音が鳴り響ている中で、話すときの声が小さいから声出す努力をしろと怒鳴られた。その人は自分から話しかけてきているにも関わらず、自分の席から動くことは無く、私からその人に近づくしかなかった。関わりたくないのに、近づかないといけない、ジレンマであった。
 

 パワハラを受けて心身ともに疲弊していた時に、朝のラジオ体操をもっとちゃんとするように注意された。ちなみに、私は比較的真面目にしている方で、私よりも体操をちゃんとしていない人は多数いる。さらには、遅刻してくる人すらいる。それ以降より、ちゃんとするようにしたが、注意されて2日後に、目上の人に報告していた。そして、その人から「明日ラジオ体操の件で、注意入るよ」と脅かしてきた。しかし、注意が入ることは無かった。
 その件で、怒りが蓄積していた私は、自ら目上の人のところにいき、その人の悪態の全容と、私の心身疲弊の理由などを報告しておいた。
 

 とあるセミナーの参加を断ったら、しつこく参加しない理由を聞かれた。
なぜか、他人に行かせたがる。セミナーに行く人は意識が高く、良いという認識をもっているみたいだった。本当に大事なのは、仕事に活かせることを学ぶことである。この件についても、目上の人に報告しておいた。会社からすれば、仕事で活かすことのできないセミナーにむやみに参加するのはやめて欲しいという認識で一致した。経費は自分のものではなく、会社のものである。
 

 そして、最悪なことに、その人と一緒にとあるセミナーに参加することになった。その人は過去にそのセミナーに何回も参加していた。私が断り続けていたにも関わらず、しつこい勧誘を受けて、渋々行くことになったためか、その人は機嫌を悪くし、申し込み方法など全然教えてくれなかった。もともと、その人に頼るつもりは無かったので、上司と申し込みをすすめた。そして、部署のトップにも確認してもらった。しかし、申し込んだ後に、申し込み内容を送るように言われた。その後、呼び出されて、永遠とダメ出しをされた。上司でも、同じチームでもない、ムカつく野郎に駄目だしされる筋合いは無いと思った。
 

 上司に言われた通りの仕事の進め方のダメ出しをされ、「その仕事の進め方は駄目やろ」と言われた挙句、「今の仕事の進め方変えないかんやろ。でも、どうせ今の進め方変える気ないんやろ」と強く言われた。チームによって仕事の進め方は違い、人によっても違う。私は、所属しているチーム、指導上司から教えて貰っているので、ダメ出しをするのであれば、チームや指導上司に言ってもらいたい。結局、立場の弱い人間にしか攻撃できないのである。

 出身大学の偏差値低いいじりされた。
 
 会社での成績評価を聞かれ馬鹿にされた。自分は良かったらしくて喜んでいたが、具体的な評価は聞いても教えてくれなかった。特に興味なかったので、流した。
 
 プライベートな話題を会社で3番目くらいに伝えたら、遅いと言われて不機嫌になった。そもそも、あなたに話す義務はない。
 
 ある装置の管理者が私だとわかっているにも関わらず、何人かの前で「装置管理者誰でしたっけ」と言って、新しい装置の購入申請をしていないことを咎めようとしてきた。ちなみに、前任者からの引き継ぎは十分になされていない。それを理解して、周囲の人はサポートしてくれた。できる人は、このような場合にサポートしてくれる人であり、見習うべき人である。
 

装置の様子がおかしいらしく、
壊れたのは私のせいにされた。私の後に別の人が使えていたので壊したのは確実に私ではなかったが、「高い装置壊したんだから、どうしたら直るか考えて」と高圧的な態度で言われた。装置管理担当はあなたなので、自分で直してください。
 

大掃除掃除が一緒だったが、忙しいという理由で、投げられた。少しだけ整理をして丸投げされた。
 
休日に電話がかかってきていた。メッセージのやりとりで、仕事関連だということが分かったため、折り返したが、電話にでず、メッセージで「もういいよ」とだけ返ってきた。ラインブロックした。流石に休日まで相手にするのはきつい。
 

周りの人が悪くいってたことを伝えてくる。これに関しては大げさに言っており、私の反応を楽しんでいるようであった。根も葉もない嘘を平然とついていた。

1-2時間雑談してくる。仕事に戻ろうとしても話しが続き、引き留められる。また、彼は自分の作業できる場所から話しかけてくるため、私が歩み寄らなばならず、私は仕事ができない。歩きながら、話しかけてきて、そのまま立ち去る。

対策

 上記のようなことを受けて、非常にメンタルがやられました。会社を辞めようかと思ったほどです。しかし、何か手を打たねばと思い、思案し、実行いたしました。まず、同じチームの年齢が近い人に近況を逐一報告しました。すると、その人も、私の現状について理解を示してくれ、話を聞いてくれました。さらに、その人が周囲に伝達をしてくれて、私の今の状況が電波していきました。次に上司に逐一報告しました。これは、メンタルがやられているため、仕事量を調節してもらう目的も入っています。このようにして、周囲に徐々に私の現状を報告していきました。すると、一人で抱え込んでいた時と比べて気持ち的に少しらくになりました。その人のことを良く思っていなかった人が多数いたことが分かったのも気がらくになりました。しかし、この段階では現状の問題が解決されるわけではありません。我慢の限界が越える直前で、チームの長に相談しました。ひととおり説明したところ、さらに目上の人と話す場をもうけてくれました。その場で、私は詳細に現状を報告し、心身ともに疲弊している旨を伝えました。そして、どうするかを話し合い、少し様子をみながら、加害者が自覚症状あるのかをほんのり確認してくれることとなりました。

 その間に、ストレス対策を実践しました。まず、悩みをあらいざらい、身内や友達、恩師などに片っ端から電話で話していきました。人に相談するのは落ち着きました。また、下記にも取り組みました。

・ジョギング 15分ほど 
 特にメンタルきついときは無理やりする。眠りにつけるようになる。

・漫画を読みまくる。
 内容に没頭できるため、仕事のことを考えなくて済む。

・深呼吸をする。
 ストレスがたまると、呼吸が浅くなっているので、正常な時を取り戻すた  めに深呼吸を行う。

・休日に晴れた公園で寝転がり日差しを浴びる。読書をする。
 太陽を浴びることで気分がさわやかになる。また、自然の中に身を置くことで気分が落ち着く。読書により、仕事のことを考えなくて済む。

・ヒップホップを聴く。
 辛い時に聞くと、心に響くような歌詞、やる気を引き出す曲調のものが多く、元気になる。

・温泉に行く。
 温泉から出ると、速攻で眠りにつくことができます。

・マッチングアプリをする。
 仕事忘れるには恋愛とはよくいったものです。話し相手を見つけるという意味でも、やるといいかもしれません。ただし、これ自体がストレスになる可能性も否めないので、注意しましょう。

 総じて、弱っていると何もする気が起きません。お風呂に行くのも、部屋の掃除も、食事もやる気が失せてしまいます。そのような時に、意識するのは、健康なときの行動をちゃんと再現することです。負のスパイラルを断ち切る必要があります。筋トレや、新たなコミュニティーに参加して、イベントや運動をするのも良いかもしれません。

 一人でいる環境よりも誰かといる環境の方が負に引っ張られません。しかし、弱みに付け込んでくる輩もいます。詐欺集団の手口は勉強しておいて、近づかないようにしましょう。常に信じることが出来るのは、第一に自分自身、第二に身内。第三に親友といったところでしょうか。

 そして、私は転職サイトに登録いたしました。何も今の環境にしがみつくことはありません。厄介な人物のせいで追いやられるのは、むかつきますが、そもそも、そのような人がいる環境自体メンタルに悪いのです。環境を変えることは何も悪くありません。変えるために行動をしたということが大切なのです。

 このように、対策は打てるだけ打った方が良いです。
①今の環境を良くする対策として周囲の人への相談で理解者を増やす。
 されたことは全てメモをとり記録する。
②別の環境に移るための対策として、転職サイトに登録する。
③社内部署移動も検討する。
④メンタルケア対策は入念に行う。
 ①、③は他人頼みなところもあるので、現状を変えることが出来るかは運です。もし、やばい奴の味方をするようだったら、もはやその会社に居るべきではないかもしれません。会社が常に自分のために動いてくれるとは限りません。

 今回の加害者は自覚症状がないようでした。もしくは、ばれるとまずいと思って隠しているのかもしません。1か月ほど経ち、再び目上の人と話し合いました。そして、次の手として、そのやばい人に対して注意をしてもらうことになりました。やはり、一度、言ってもらわないと危機意識が芽生えないと感じたからです。自由な風土は、このような人物を自由奔放にするため、節度ある人物でないとダメなんだと感じました。

 また、今回の件を通じて、気持ち的にまだ楽になったのは、その人と関わらないようにし、話しかけられても必要最低限の返答だけし、同じ空間に居合わせないようにしてからです。仕事が遅延しようとも、その人を避けまくりました。エレベータで遭遇すると、私は階段を使いました。

 このように、一度加害をうけると、心身がその人に対して本能的に拒否反応を引き起こすようになります。物理的に距離をとるというのが最も有効な手段だと実感しました。しかし、それでも、やばい奴をみるだけでストレスになり、呼吸困難に陥りそうでした。最悪なことに、ヤバい奴はどんどん近づいてきます。そいつと居合わせないように色々なことの時間をずらす必要があるため、いちいちストレスになりました。

 また、されたことをメモ帳に記録をとり、周囲の人物に伝えておくことが気持ち的に楽になります。それは自分の我慢の限界が来た際に、証拠、証人の存在があることで、加害者に制裁を加えることが出来るからです。

 以上、このような経験を経て、メンタルが強化されているようにも感じました。どう対処すればよいのか正解は分かりませんが、私は次の手も考えており、相談窓口への相談も考えていました。

 一人で抱え込まずに、周囲に現状を伝えることが大切だと思いました。しかし、環境によってはもみ消される場合もあるので、相談する場所や人は考えないといけません。

 自分が真面目に仕事に取り組んでいる限り、周りは自分の味方となってくれます。
 
  そして、その後どうなったかというと、私は同時に対策していた転職サイトを通じて大手企業に内定をいただきましたので、そこに転職することになります。転職サイトは最初の履歴書作成さえ終えてしまえば、ボタン一つで企業応募が完了します。ですので、私は、日々のちょっとした休憩時間にさくさく応募を繰り返し、気づいた頃には165社ほど応募していました。

 さて、みなさんが気になるのは実際の転職活動戦績でしょうか。

 結果としては、165社中面接に進んだのは7社、内定は1社、書類落ちは158社となります。しかしながら、これには言い訳があります。転職活動初期は専門・経歴外ではあるものの、少しかすってはいたので、憧れであった製薬企業に応募していました。専門外転職の難易度確認も踏まえています。結果、は中堅製薬企業の研究職として書類が通過しそうでしませんでした。これはどういうことかというと、企業側から入社意欲の質問がきました。しかしながら、書類落ちとなってしまいました。

 以上の敗戦要因を結論付けます
①入社歴が浅く、武器となる経歴をPRしづらかった
②専門外分野企業であるため、活かせる経歴がマッチしづらかった
③在籍していた企業が中堅企業であったため、舐められていた?

 そして、私は、戦略を変えました。
譲れない部分としては、今よりも年収を上がる企業であることです。当時の年収は約600万円でした。入社数年では貰っている方に該当するため、これを超えるとなると、中堅企業で管理職採用してもらうか、大手企業に転職するからです。しかし、社歴が浅いので管理職採用はほぼ不可能と考えると、大手企業に転職するしか、年収を上げる方法はありません。そこで、大手企業転職の確率をあげるために、自分の経歴を活かすことが出来る分野で戦うことにしました。そうすることによって、実際に、当該分野の大手企業5社ほどから書類選考通過の連絡をうけ、一次面接の案内をうけました。

 しかし、大手企業といえど、向こうが提示してくる金額が高いとは限りません。ましてや、Web上の平均年収などまったくあてになりませんでした。今の年収よりも低い額を提示されることがほとんどでした。そうなると、志望度は薄れ、面接対策をする気もなくなり、HPすら見る気もおこりませんでした。そのような雰囲気ですから、面接は不合格をくらいました。

 その中でも、業界トップレベルの大手企業は今よりも100万ほど高い年収を提示してくれました。パフォーマンス次第では、800万円も狙える勢いです。そうなると、やる気がみるみる湧き出て、HPや有価証券を読んで、志望動機や、企業の強み、自分の活かせることを練りこみました。

 やはり、対策すれば、面接もすらすら話すことができ、即日内定をいただきました。

 よって、年収が現状よりも100万円くらい上がるといるポジティブな転職になりました。
 
 その日以降、自分の市場価値を知る、上げるために、転職サイトを利用するようになりました。

 新たな冒険が始まるワクワク感を味わうことが出来ます。
 
 そして、会社を辞める際には、会社で起きた事情を人事や会社の人たちに話しました。やばい奴がきっかけで転職サイトに登録することに至ったので、洗いざらいすべてを伝えました。人事、身内の部署、営業の方など近しい人に伝えると、幸いなことに、パワハラ初期段階から周囲に伝播していたので、すぐに理解を示してくれました。周囲の良くしてくれた人たちは今回の件で悲しんでくれました。そして、私の仇をうたんと立ち上がってくれた人もいたみたいです。私が転職した後に、彼らが制裁を加えて、環境が良くなっているのを望みます。それが、新入社員にとっても、会社にとってもプラスになるからです。

 自分の置かれた環境にとどまる道、自分の置かれた環境を変えるための道のそれぞれを考えて行動することが安堵につながります。

 また、ストレスが溜まっているときは、上述したストレスケアを試したり、一人暮らしから家族と暮らす生活スタイルに変えたりすることも精神に良かったです。

 今の辛い経験を、打破するために戦略を練りましょう。辛い経験をした分、思いやる心は磨かれています。

パワハラ野郎のその後



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