明治維新の正体――徳川慶喜の魁、西郷隆盛のテロ (著 鈴木荘一)
難易度42(下記[42/42])で読了!
本書は、徳川幕府と薩摩藩を中心に文献などの客観的な資料に基づいて記述されているので、明治維新の新たな真実を知ることができます。
明治維新に関する書籍は、やや脚色されたものや隠蔽された箇所が多分にあることを気づかせてくれる一冊です。特に徳川慶喜に関しては、列強諸国との交渉、過激派の挑発など事実上国のトップに立つ人間の英断や我慢が印象に残りました。
- [X] 鈴木荘一[1/1]
- [X] 明治維新の正体――徳川慶喜の魁、西郷隆盛のテロ[42/42]
- [X] 跳梁(ちょうりょう)
- はねまわること。転じて、好ましくないものが、のさばりはびこる
こと。
- [X] 宇和島藩 伊達宗城(だてむねなり)
- 愛媛県 江戸時代後期の大名、明治初期の政治家。伊予国宇和島藩8
代藩主。伯爵。 福井藩主・松平春嶽、土佐藩主・山内容堂、薩摩藩
主・島津斉彬とも交流を持ち「四賢侯」と謳われた。
- [X] 慧眼
- 物事の本質を鋭く見抜く力。
- [X] 会沢正志斎(あいざわ せいしさい)
- 江戸時代後期から末期(幕末)の水戸藩士、水戸学藤田派の学者・
思想家。
- [X] 至言(しげん)
- 事物の本質を適切に言い当てている言葉。
- [X] 軽挙妄動
- 軽はずみに何も考えずに行動すること。
- [X] 藤田東湖(ふじた とうこ)
- 江戸時代末期(幕末)の水戸藩士、水戸学藤田派の学者。東湖神社
の祭神。
- [X] 林 復斎(はやし ふくさい)林大学頭
- 江戸時代末期の儒学者、外交官。幕府朱子学者林家当主。
- [X] 阿部正弘
- 江戸時代末期の備後福山藩第7代藩主。江戸幕府の老中首座を務
め、幕末の動乱期にあって安政の改革を断行した。
- [X] 当時世界8位の海軍力のアメリカに対し
- オランダはそれより上だった
- [X] 矜持(きょうじ)
- 自分の才能を誇り、自信を持って堂々と振る舞う
- [X] 堀田 正睦(ほった まさよし)
- 江戸時代末期の大名・老中首座。下総佐倉藩の第5代藩主。
- [X] 佐久間象山
- 江戸時代後期の松代藩士、兵学者・朱子学者・思想家。通称は修理
(しゅり)
- [X] 拘泥
- (スル)こだわること。必要以上に気にすること。「勝ち負けに拘泥
する」
- [X] 懊悩(おうのう)
- なやみもだえること。煩悶 (はんもん) 。「行き詰まって懊悩する
日々」
- [X] 嘆願(たんがん)
- 事情を詳しく述べて熱心に頼むこと。懇願。「釈放を―する」
- [X] ブキャナン大統領
- アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国第15代大統領
1859年(安政6年)には日本の江戸幕府における神奈川奉行兼外国
奉行で、日米修好通商条約批准書交換使節(万延元年
遣米使節)として渡米した新見正興と謁見した。大統領として特に 実績のない彼にとっては、日本史の舞台に登場する数少ない
出来事である。孝明天皇にはウォルサムの懐中時計を贈呈してい
る。
- [X] ブルック大尉
- ジョン・マーサー・ブルック (John Mercer Brooke、1826年12月
18日 – 1906年12月14日)は、米国の海軍軍人、技術者 、科学
者、教育者。大西洋横断海底ケーブルの敷設に多大な功績があり、 また著名な海軍兵器発明者でもあった。咸臨丸(かいりんまる)が太 平洋を横断した際には技術アドバイザーとして搭乗したが、実質的 にはブルックが艦の指揮をとった。
- [X] 気宇壮大(けうそうだい)
- 心意気、度量や発想などが人並みはずれて大きいさま。▽「気宇」
は心の持ち方、度量。「壮大」は非常に大きくて立派なさま。
- [X] 焦燥感(しょうそうかん)
- 「焦ることで、イライラしてしまう感情」
- [X] 中山忠能(ただやす)
- 江戸時代末期から明治時代前期にかけての公家、政治家である。明
治政府の議定。
- [X] ABCD対日包囲網
- 1930年代後半(昭和10年頃)に、日本に対して行った貿易制
限の総体に、日本が名付けた名称である。「ABCD」とは、貿易制 限を行っていたアメリカ合衆国(America)、イギリス
(Britain)、中華民国(China)、オランダ(Dutch)と、各国の頭
文字を並べたものである。
- [X] 率兵東上
- 島津久光は、公武一和を推し進めるため、軍事力と朝廷の勢力を背
景とした幕政改革の断行をめざして、率兵上京した。
- [X] 岡目八目(おかめはちもく)
- 当事者よりも第三者のほうが、冷静で客観的に物事を見れるという
こと。
- [X] 膺懲(ようちょう)
- うちこらすこと。征伐してこらしめること。
- [X] 因果は巡る風車
- 意味としては「因果応報」。行為の善悪に応じて、その報いがある
こと。現在では悪いほうに用いられることが多い
- [X] 小康状態
- 一旦悪くなっていたものがやや回復して落ち着いている状態のこ
と。
- [X] 西周
- 江戸時代後期から明治時代初期の日本の哲学者、教育家、啓蒙思想
家、幕臣、官僚である
- [X] 研鑽
- 学問などを深く究めること。「日夜研鑽を積む」「自ら研鑽して習
得する」
- [X] 居丈高
- 人に対して威圧的な態度をとるさま。「居丈高に命令する」
- [X] 相楽総三(さがら そうぞう)
- 江戸時代末期(幕末)の尊皇攘夷派志士。江戸出身。赤報隊隊長。
- [X] 鳥羽伏見の戦い
- 寺から入京する「鳥羽方面隊」
- 伏見市街を経て、伏見街道を北上し、五条大橋から入場する「伏見
方面隊」
- [X] 狡兎死して走狗烹らる(こうとししてそうくにらる)
- 必要なときは重宝がられるが、用がなくなればあっさり捨てられる
ことのたとえ。
- [X] 敬天愛人(けいてん-あいじん)
- 天を敬い人を愛すること。▽「敬天」は天をおそれ敬うこと。「愛
人」は人をいつくしみ愛すること。
西郷隆盛さいごうたかもり(号は南洲なんしゅう)が学問の目的を 述べた語として有名。
- [X] 御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)
- 安産・子育てのご利益で有名な「神功皇后」がお祀りされていま
す。所在地: 京都市伏見区御香宮門前町174
- [X] 諫言(かんげん)
- 目上の人の過失などを指摘して忠告すること。また、その言葉。 「誠意をもって主君に諫言する」
- [X] 大日本史
- 皇室中心の日本全史編纂に全生涯をかけると宣言した水戸光國
日本の歴史書。江戸時代に御三家のひとつである水戸徳川家当主徳 川光圀によって開始され、光圀死後も水戸藩の事業として二百数十 年継続し、明治時代に完成した。神武天皇から後小松天皇まで(厳 密には南北朝が統一された1392年(元中9年/明徳3年)までを区切 りとする)の百代の帝王の治世を扱う。
- [X] 助さんは佐々介三郎、格さんは安積覚兵衛
- [X] 賊軍(ぞくぐん)
- 「官軍」の対語で、日本史上その軍の正当性を否定する言葉。
天皇(朝廷)の意思にそぐわないとされた側の軍(反乱軍)のこ と。朝敵とほぼ同じ意味
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