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会社での立ち振る舞いで人生が変わる

昔は、上司の指導って、怒ったり叱ったりは普通だったし、怒鳴りつける人もたくさんいた。今じゃ全部パワハラだけど。私の世代なんかはちょうどその変わり目で、めちゃ苦労した。今は、全然、怒らないよ。ちっとも。みじんも。

最近は会社の立ち振る舞いで人生が変わると言っても過言じゃないよ。仕事できるできないって話じゃなくて、それ以前で変わるって怖くない?。でも実話。

具体的にどう立ち振る舞いすればいいか、書いておく。あと、あんまり拡散したくもない話なので有料にしておく。



まずは、怒らないこと。どんなに仕事に一生懸命でも怒ったら人間失格と思われる。みんな見てる。あいつ怒ってるわ、って。で、一度でもダメ。
最近、怒ってるの定義も変わって、「叱る」もアウト。怒るんじゃなくて叱れ、って昔は言われたんだけど、これ屁理屈だってことになった。

「これは、こうしなさい。じゃないとこんなことが起こるから。」

一見、よい指導の仕方に見えるけど、これでも最近は失格なんだな。

「これは、こうするともっといいので、こうしてほしいんだけど、できるかな?」

あくまでも、自分の希望を伝えるのであり、相手に命令しちゃいけない。なんと、上司なのに。

あくまでも、相手に悪意がない前提を貫かなきゃいけない。部下にも相当気を遣えということだね。


でも、部下の方が人ができていない可能性もあるじゃない。無礼な物言いとか、陰で不満を言ってるとか。指示に従わないとか。

そうしたらどうするか。知らないフリをしなきゃいけない。なんて理不尽な。でもそうなんだ。人の上に立つというのは、鈍感であることを演じなきゃいけない。そしたらやられっぱなしか、というとこれも違うんだ。ちゃんと人事評価のタイミングがやってくるから、そこで冷遇するんだ。ああ社会って怖い。

冷遇する時も、発言がなってない、態度が悪いなんて書いちゃだめだよ。もっと評価されるためには、日々の発言や行動について、こんなことを気にするといいよ!、とあくまでも前向きな表現に留める。

本人が、何でコメントは暖かいのに、なんでこんなに評価低いんじゃろ、と思ったときに、何も気づけなければ、放置でOK。結局は周りも低評価なので、窓際から出られないという悲劇。

上司はそれぐらいの権限を持たされてるから、隙を見せちゃダメってこと。怒らず叱らず。あくまでも支援の立場を守り抜く。


自分が部下の立場であるとして、上司には、前向きな発言しかしないこと。断りたい場合も、「嫌です」と言うのではなく、「興味はあるのですが、こういう具体的な問題があり、今回は難しいのではないかと思うのですがどう思われますか?」と、あくまでも上司の立場に立って発言する。

上司というものは、前向きな部下を望むし、前向きであることを前提に話をしたいと望む。それなら、機械的に前向きであればいい。そして、やっぱり、感情はいつも穏やかであり、不満や怒りのようなものをみじんも出してはいけない。どんなに辛い状況になっても、涼しい顔だけは崩さない。


この前、TBS系列で「音楽の日」という番組があり、矢沢永吉さんが出演されていた。もう72歳だそう。あの方、若いころはかなり高圧的だったのだけど、演技が終わってから安住アナと会話するとき、かなり紳士的に穏やかに会話され、にこやかに対応されていた。
あれ、偉い人に独特だな、と思う。本当に怖い人って、ほんと穏やか、笑顔。しかしそれは外面だけ。怖い判断をするときも、表情も語気もおだやかなまま。例えは悪いけど、ヤクザの大親分だってすごくおおらかに見える。しかし冷酷な判断すら、柔らかく指示する。彼らはいろんな経験から、感情を外に出さないのがどんだけ重要かってのを身に着けている。北島三郎さんとかもそんな風格がある。
人間が小さい人ほど、ワンワン吠える、ってのが、会社の中でも浸透してるって話だね。


だからさ、会社でコミュニティーを作って、サードプレイスを楽しむなんて私は無理なんじゃないかと思ってる。みんな、ニコニコしながら、生存競争繰り広げてるんだもん。私、他人が思っていることを敏感に感じられる方だから、なんか、会社の連中に心を開くなんて、無理ゲーだろ、と思ってる方なんだ。こんなのたくさんの人に晒せないので、有料記事にしたってわけ(笑)。

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