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帰国まで1カ月をきって…。

2023年が始まってもう3週間以上が過ぎ去った。
そして私が大好きなバルセロナを離れるのも後1カ月弱。あっという間にその日が来るのを今は自覚している。

今更ながらnote書初め。

新年明けてから義母が日本からやってきたり、どうしても行きたかったグラナダを訪れたり、あわただしく過ごした。ついに明日は私の母がバルセロナに来る。

両家の母がこちらに来ることを決めたのは内々示前で、私たちもまさか春に帰るとは思ってなかったから、『どうぞお好きなだけ滞在して下さい』という気持ちだった。ただ今は私の帰国時期も迫っているのもあって、正直『そんなに付き合っている場合ではない』と思ってしまう(苦笑)。来てしまう事実は変わらないので、なんとか自分も楽しみながらもてなそうと思っているところ。

そんな慌ただしい日々の中、スペインでやりたいことリストの中にあった『パラドール(国営ホテル)に泊まる』。パラドールはスペイン各地にあって、その一つが家から車で1時間半くらいの場所にある。そこに泊まってみたいなぁと常々夫に話していたのだけど、急に夫が『今週末行く?』と提案してきた。

少し前までの私なら『すぐ行く』と返答していただろうに、今回はなんかすぐに答えが出せなくて、そして最終的には『行かない』と決めた。

なんでだろう…と思いを巡らせてみると『ただただ夫と普通の週末を過ごしたい』という気持ちに行き当たった。

これは私にとって大きな変化。

少し前までは連休や週末を利用してあっちこっち出かけている友人やSNSでフォローしている同じスペイン在住者などの投稿を見て『いいなぁ』といつも感じていた。

でも日本に帰ると決まったからかもしれないのだけど、今私にとって大事にしたい時間は夫と過ごす、ごく普通の時間だと気付いた。

バルセロナ生活の何が良かったのか?と振り返った時、一番は間違いなく【夫と過ごす時間が増えたこと】。

日本で働いていた時の夫の帰宅時間は21時、22時は当たり前。
私も働いていて大体20時過ぎの帰宅。
お腹はペコペコだし、次の日の事を考えると早くご飯を食べてお風呂に入って、寝る準備をしたくて、平日一緒に晩御飯を食べるなんてことはなかった。
同じく朝も余裕がなさ過ぎて、平日はほとんど会話してなかった。
今思い出すとただのルームメイトのような生活だったな。

それがこちらに来てからは夫は大体19時には帰宅。
ほぼ毎晩ごはんを一緒に食べ、同じ時間にベッドに入り、色々話す。
そんなささいな事を毎日繰り返せる有難さ、幸せに今頃気づいた。

日本に戻ったら、また夫の帰宅時間は遅くなるだろう。
そして私が日本に先に帰る日は私たち夫婦二人だけの生活からしばらくの間離れる日でもある。

日本に戻る=ゼロからスタート

という未知の新生活が始まるまでの残りわずかな穏やかな時間を噛みしめながら過ごしたいと思う今日この頃です。

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話はちょっとずれるけど…
最近ニュースで話題の【異次元の少子化対策】。
お金のことはもちろんだけど、働き方も見直してほしいなと切実に思う。共働き世帯が普通になっているからこそ余計に。


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