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インターバル(Short)の生理学②レスト編

さて、私は自転車競技(ロードバイク) における Short  intervals(Short IT)の解説を始めた初回の投稿において、

多少の振り幅はあるものの、
Short intervals(Short IT)は一般的に
"ワークセットの時間が60秒以下"のインターバル
と定義され、
そのワーク時間の短さから1セット目でいきなり酸素摂取量が最大値(VO2max)に到達することは不可能と考えられるため、ワークアウト全体を通してVO2max滞在時間(T at VO2max)を確保する必要がある(1)

と述べました。

詳しくはこちら


(少なくとも現時点では多くの研究で
「T at VO2max=90%VO2max以上の状態で経過した時間」が望ましい適応を引き出すために重要視されているため、こちらでも最重要課題として扱っています。
初めての方はまず、上記の引用記事をご覧いただけるとわかりやすいです。長くて恐縮です。)

そして"T at VO2maxを高めるためにワーク強度をいかに操作するか"について自論を展開したのが前回でした。

引用

今回は"Short ITのレストセット"に着目し掘り下げていきます。

レスト強度・時間もインターバルの有効性を左右する

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