台湾縦断3泊4日(4) レトロモダンと日常が交差する台中2 (Taichung, 2019.5)
□Day1(Thu.) NRT発→桃園空港→台南
□Day2(Fri.) 台南→台中
■Day3(Sat.) 台中→九份→台北(本記事)
□Day4(Sun.) 台北→桃園空港→NRT着
この旅の動画はこちらからご覧ください。
台中観光ののち、午後から台北・九份へ移動。台中観光は定番どころを回りつつ、アニメストリートや伊東豊雄の建築も見て回れて大満足。
ホテルを出てアニメストリート(動漫彩繪巷)へ
動漫彩繪巷
アニメ好きが昂じた一人のWebデザイナーが描いた数々の絵が評判になり観光地化されたという場所。
あらゆる年代のアニメキャラが一堂に会していて、ある意味すごい。そしてライツ(略)
ゲームのキャラも描かれている。
ワンピースが本当に好きなんだな、というのが端々から伝わってくる。
東欧あたりから来たような女の子。ミラーレス一眼を片手に本当に嬉しそうにウロウロしていた。
宮原眼科とその姉妹店
もともと眼科だった建物をリノベーションして2012年1月にオープンしたスイーツ店。カラフルなだけではなく、味も良いとの評判。宮原眼科を経営しているのは日出という企業グループ。
もう少し詳しく調べてみたところ、建物自体は台湾が日本の統治下にあった1927年(昭和2年)に建てられたもので、名前からわかるとおり日本人の眼科医である宮原武熊氏が開業した眼科だったそう。戦後、宮原医師が日本へ帰った後は紆余曲折を経て数十年間使われないで放置され廃墟と化していたところを、2010年に日出グループが購入したらしい。
日出グループは、台湾で初めてパイナップル餡のみを使用したパイナップルケーキ「日出土鳳梨酥」を発売したことで有名になった企業。2002年台湾で創業。・・正直パイナップルのみを使用したケーキは微熱山丘(SunnyHills)のイメージしかなかった。台中生まれだったとは。
宮原眼科では「日出」という文字があしらわれたパイナップルケーキを購入。帰国後1ついただいたら、酸っぱくてとても美味しかった。フィリングがパイナップル100%であることもあり、日持ちは一〜二週間程度だったように思う。ちなみに、通常日本で売られているものはパイナップル餡に加えて滑らかさを出すために冬瓜が混ぜられたもので、一ヶ月以上保存がきく。パイナップルのみのものと比べて甘さが強い。全く別物だと考えたほうがいい。私自身はどちらも美味しいと思うのだが、宮原眼科のパイナップルケーキのほうがより好みだった。
宮原眼科を後にして、徒歩5分程度歩いて姉妹店「第四信用合作社」の建物と内装を見に行く。
コンクリート打ちっ放しのモダンな建築。元々銀行だった建物をリノベーションしたものだそう。
ここはイートインのアイスクリームショップエリアだったため、チラッと内装を見るだけで早々に退出。あまりスイーツに惹かれない我々。
焼けたコーンを黙々と型にはめる作業が好き。
ぶらぶらと町歩きをして、昼食のお店に向かう。道中見つけた雑貨屋さんのマステの使い方がすごかった。
友人が日本の猫キャラクターを発見。TORANEKO手芸店のTORANEKO BON BONというキャラクターらしい。
沁春園で小籠包を
ランチは、蒋介石が愛した料理が食べられるというお店「沁春園」へ。
通常の小籠包と、カニ入り小籠包を注文。本当は他のものも食べたかったけど、、小籠包を味わうことは旅の目的のひとつだったので外せない。
どちらの味も大変美味しかったのだが、8x2=16個の小籠包を二人で食するのは辛すぎた。6個が限界だった。最初に通常の味の小籠包4つを食べた頃、カニ入りのものが運ばれてきた。カニバージョンのほうは風味が効いている反面、どっしりとした味。すでにお腹いっぱいになってしまった我々は、カニ小籠包を残してしまった。罪悪感。。次回はもっと多くの人数で訪問したい。
あと、隣のテーブルに座っていたご家族の赤ちゃんが我々のことをずうっとガン見していて可愛かった。顔芸とかしてしまった。
Uberでオペラハウス「台中国家歌劇院」を目指す。車中から、結婚式の前撮りをしているカップルの様子がよく見えた。すごくドヤ顔&ポーズが決め決めでした。フォトジェニックというわけではないのに(ほんとごめんなさい)こういうポーズが取れるというのは国民性だな。むしろ世界標準からいうと、あっという的に日本人は自信なさすぎなんだろうな。自らの容姿にしても、行動にしても。
伊東豊雄設計、台中国家歌劇院
個人的には台中の一番の見どころ、オペラハウス。伊東豊雄設計なのだが、日本の建築基準ではとうてい実現できない構造らしく「よくこれで建てたね」という趣旨の発言を本人がしたとかいう特集記事を読んだ記憶がある。
マルコメくんみたいな男の子。可愛すぎて、思わず写真を切り出してしまった。
一時間半以上かけてオペラハウスを隅々まで見学した後、Uberを手配。
いったんホテルに寄って荷物をピックアップしてから高速鉄道駅へ向かい、北上して台北方面へ。