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百合の花は綺麗だった
私は、女の子が好きだ。
でも、生物学的にも、聖書の中でも、女性は男性と恋愛をするって決まっている。
じゃあ、私がおかしいの?
このおかしさに気付いたのは、中学に入ってからだった。
教室で、いつもの女子のグループが、なにやら盛り上がっていた。
「ねえ、本当にタケル君に告白するの?」
金髪女子がそう言った。顔は興味深々といったようで、色恋沙汰に夢中なようだ。
そう声をかけられた、茶髪の
初めまして。しがないアマチュア作家、大瀧潤希と申します。
作家とはなんなんだ。所詮、漫画や小説は偶像じゃないか。現実には叶わない。僕の幼いころのアイデンティティがこれでした。
クリエイティブの、面白さ。そのおかげで救われる人がいることを、知らなかった過去の自分は、精神的にも漸弱だったのだと思います。
だが、初めて触れた小説。三秋縋先生の「三日間の幸福」を読んだとき、感涙してしまいました。そのころ中学一年生で、ひどいいじめに遭っていたときでした。「三