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23歳、お盆休みを全力で楽しむ

皆さんお久しぶりです、大岡です。
いかがお過ごしですか。

過去のnoteをご覧になった方はご存知かと思いますが、私は今年の1月まで某ファミリーレストランのキッチンスタッフとしてフリーター生活を送っていました。

土日祝日はもちろんのこと、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆にいたるまで休みどころかむしろ繁忙期。

平時だったとしても2日連続休むことでさえ容易ではない業態です。そんな業界に長く身を置いていた私も今年初めに転職を果たし、ついに大型連休なるものを働き始めて初めて手にすることになりました。嬉しすぎる。

というわけで9連休という長い休みをいただき遊びまわった23歳男の旅の記録です。


砂浜でバーベキューってめっちゃ夏っぽい

初っ端からすげぇ夏っぽいことしました。こんなの陰キャの私には縁遠いイベントだと思っていましたが友達に恵まれましたねこれは。

スポーツクラブの運営をしている友人のお手伝い兼記録係で参加したのでどちらかといえば主催側の立場でしたが、買い出しがおもろい。
「これも買っとこうぜ」「いやいらんやろ絶対w」みたいなの、楽しい。

買い出し中の空
ワクワクすっぞ

バーベキューの開催は子供たちの希望なので、他にも希望を叶えるために奔走します。ドンキに行って花火を買い、コストコへ行って肉を買い、スイカ割り用の棒を買い、なぜかどこにも売っていなかったマシュマロをマックスバリューで買い…。
痒い所に手が届くイオングループ、最強。

途中でクーラーボックスの保冷剤が心許なくなったので人生で初めて板氷を買いました。かき氷屋さんになった気持ち。これでできるか知らんけど。

奔走の甲斐あって少なくとも私はめちゃくちゃ楽しめました。
子供達がどうだったかは分からないけど笑ってたから楽しかったんちゃうかな。そうであったらいいな。
肉はうまいし花火は綺麗だし。スイカ割りは存在を忘れていたので真っ暗な中やりました。難易度が高すぎる。
ちなみに私は最初の棒を軸にして回るところでこけて棄権しました。三半規管雑魚乙。

早よしろ!沈むぞ!と言いながら撮った写真
多分若干間に合ってない

もうちょっと運動しようと思いました

バーベキュー翌日は中学時代の部活仲間(私入れて5人)で日帰り旅行の予定でした。行き先は和歌山県と淡路島の間に位置する友ヶ島。
何を隠そう巨大地震注意報が発表された翌日か翌々日です。
和歌山県の海水浴場は軒並み閉鎖され、沿岸部へ近づくのは自粛しましょうね、みたいな世間の空気に真っ向から逆行する旅。

まぁ悪いのは誰でもなく強いていうならタイミングなので気にせずGO。
友人の車で5人みちみちに座って出発。

道中の休憩
バンドのジャケ写感あって好き
到着
海の上でも普通に暑い

この友ヶ島、出発前にちょっと調べたら「サマータイムレンダ」というアニメの舞台である日都ヶ島のモデルになっているということで、なるほどなと。アニメ好きな友人たちのことだからきっと聖地巡礼の旅なんだと思って私、ちゃんと履修しました。
私「ちゃんと見てきたで」友人たち「あー見てないわ、あれおもろいらしいな」

えぇ…?見てないんかい。面白かったよ、見てね。

めっちゃ廃墟
ゲームの世界みたい

5人とも運動不足な人たちなので、島の山(標高119m)を登り切るのが精一杯。景色楽しむ余裕なんてありませんでした。てか蜂多すぎ。怖い。
大の男たちが「うわぁぁあ蜂!!」とか言いながら炎天下の中山を登る図。
…どっちもどっちか。

中腹の展望台
もう下りてもいいかなって気持ちになってた
山頂に向かう階段(だと思ってた)
ここまで来ると意地

島中に大戦時に建設された砲台の跡があって雰囲気すごいよかったんですけど暗すぎてあんまりちゃんと撮れませんでした。
実際行ってみた方がいいタイプのやつです。地震の話が落ち着いたら皆さんもぜひ。

寄り道

帰る前に近くにあった淡嶋神社へ。

青空と緑に朱が映える

どうやら人形供養の神社らしく、境内にはたくさんの人形や置物が。

たぬき
可愛い
かえる
可愛い
うさぎととら
可愛い
招き猫
めっちゃ可愛い
人形
ちょっとこわ…綺麗ですね

他にも能のお面みたいなのとかたくさんありました。
一体として同じものがないので、ゆっくりみても楽しいかも。
ただ多分夜行くと泣くほど怖いので、明るいうちに行ってください。
できれば昼間の、他にも人がたくさんいる時間帯がいいと思います。

お昼寝子

リアル猫ちゃんもいました。可愛すぎる…。
旅先の神社で猫と出会うってシチュ、憧れてたんですよね。
夢が一つ叶いました。

睨み猫
可愛げがなくて可愛い(病気)

念願の帰省

1日目

今年のお盆メインイベント、長崎への帰省をようやく果たすことができました。私は生まれも育ちも兵庫ですが、半分は長崎が故郷であることは間違いありません。酒弱いけど。

祖父母とは2,3年振り、叔母と従姉妹とは実に6,7年振りの再会になります。
特に従姉妹は14歳離れていて、前回会った時はまだ小学校に通い始めたかなくらいだったと記憶しているので完全に忘れ去られているはず。
てか私もよく覚えてない。プリキュアについて熱弁していたことだけ覚えてます。記憶力悪いお兄さんですまん。

新幹線から喫煙できる環境が淘汰されたことによってもはや移動手段は早いからという理由で飛行機一択。目一杯吸い溜めしていざ出発。
文明ってすげぇや、1時間半もあれば長崎に着いちゃう。普段の通勤時間ぞこれ。
空港からはバスで実家までと思っていましたが出発前に電話したらじいちゃんが迎えにきてくれると。嬉しいけどじいちゃん84歳よ。大丈夫か。

大丈夫でした。ゲート出口で首を伸ばして待つじいちゃんが一回り小さくなったように見えてちょっと泣きそうになりました。これからは毎年帰ってくるからね。

じいちゃんは外で車を止めているので先に実家に入って「ただいまー」って言いながら部屋入ったら「おかえ…あっこんにちは(小声)」
従姉妹じゃん大きくなったなぁ。てかばあちゃんと叔母は?
「今お風呂入ってる…」
気まずすぎる。
小四になったって言ってたな、小四って何話せばいいんだ。
何してくれてんだばあちゃん、ちゃんと帰る時間言ったろ。
従姉妹はよくわからないアニメを食い入るように見ていたので邪魔しないように一緒にみる。
沈黙が続く。じいちゃん頼む、早く戻ってきてくれ。

初日はそのまま従姉妹は心を開いてくれずママ(叔母)にべったり。
そりゃそうよな、いきなり知らないお兄さんいたら緊張するよな。
二十歳を超えてから初めて叔母と会うので夕飯でお酌させていただきました。父方の親戚はみんな酒が強い。冷蔵庫にアホほど缶ビール入ってる。
明日仲良くなれたらいいなと思いながら酔っ払って眠りにつきました。

2日目

じいちゃんは昔から庭で土いじりをするのが好きな人で、トマト育てたりイチゴ育てたりして帰省のたびに振る舞ってくれていました。
で今年はブドウがよく育ったらしい。ブドウって難しいんじゃないのか。家庭菜園で作るもんじゃないだろすげぇな。

ぶどう狩りするぞと庭に出てみたらほんとによく育ってる。たくさんなってる。従姉妹に何房かブドウを収穫させて帰宅。徒歩30秒でぶどう狩りができる実家素敵すぎる。

冷やして食べても凍らせて食べても美味しかったです。じいちゃん、次はももがいいな。

そのまま近所に墓参りへ。御歳84のじいちゃん、健脚すぎて誰も追いつけん。

叔母「あれでも気ぃつかってゆっくり歩いとる」
私「ほんまかいな」

墓参りを済ませて帰宅後、従姉妹が叔母とオセロがしたいと言い出しました。叔母は嫁いだ先が飲食店の自営業なので休みが少なく疲れているからと昼寝を希望。
「15分だけ寝かせて…」「わかった!約束したからね!」
15分後「スヤァ…」「起きない(´・ω・`)」

まぁ起きないよな、お母さん疲れてるんよ。
ここしか出番なさそうだったので一旦聞いてみます。
「お兄さんとオセロしようぜ」「いいよ…」
ちょっと不服そうやんけ。そりゃお母さんの方がいいよな。

でもいいよって言ってくれたのでソファに座ってレッツオセロ。とりあえず様子見であからさまに手加減してるのがバレない感じでやってみました。惜しい感じでちゃんと負けました。
あれ?なんか強くない?
従姉妹、一回り以上離れたお兄さんに勝ったのでちょっと嬉しそう。
楽しいみたいなのでリベンジ。次は真面目にやるか…。
結果、ボロ負け。
待て待て、真面目にやった方が弱くなるってどういうことや、悔しいからもっかいやるぞ。
従姉妹、お兄さんボコせて目がキラキラしてる。めっちゃ楽しそう。
ここで叔母起床。どうやら普段叔母が最強すぎて勝てず、今めっちゃテンション高いらしい。嬉しいけど複雑な気持ち。
そして3戦目、4戦目、両方負け。やばい、お兄さんの威厳が…。
従姉妹のテンションは最高潮。
ちょっとは大人なところを見せないと気が済まないまだまだ子供なお兄さんなので、5戦目でようやく辛勝。
「でも5勝1敗やけん」と余裕綽々の従姉妹。こいつほんま。

6戦目は流石にわかってきたので大人気なくボロ勝ちしました。
まぁいうて負け越してるし従姉妹もテンション高いままなので良し。
従姉妹と私のプライドは多分両方守れた。次は負けんから覚悟せぇよ。

3日目

半年だけ通った専門学校で未だ唯一、時たま連絡を取り合う友人がいます。
仲良くなったきっかけは自己紹介の時に「長崎から来ました」と言っていたから。あとで「長崎のどこ?」って聞いたらドンピシャで実家の近く。
「ボウリング場前にセブンあるよな?」「あるある!」みたいなゴリゴリの地元トーク(私は地元じゃない)で盛り上がった記憶があります。
友人は卒業後九州に戻ったのでお互いが近くに行くタイミングで予定が合えばご飯に行くのをここ数年、年一回くらいのペースでやってました。
今回はお互い休みが合ったので朝からくだんのセブンで集合して長崎めぐり。私は免許も車もないので終日友人の運転です。まじ感謝。

海の見える駅

まず向かったのは千綿駅。無人駅なんて初めてみました。駅員も乗客もいないので正真正銘の無人駅でした。木造の駅舎も運賃を入れる箱も何もかもが昭和。あと謎に待合室に輪投げが置いてました。遊んで待てってこと?

ミラー越しの海
路線が一本しかないのが新鮮すぎる

電車が2回通過しましたが1回目は4両、2回目は3両でした。
友人曰く、あれだけあれば余裕で座れる、と。まじか。

ホームから見た海
この写真を見た他の友人の感想「ここほんまに日本か?」

朝から気持ちのいい景色を堪能しました。住みたい。

いうて景色以外何もないので(失礼)滞在時間30分足らずで移動。
次の目的地は口之津港。ここからイルカを見に行く船が出ています。
野生のイルカがいるらしい。長崎すげぇ。

ほんとにいる!!

水族館と違って派手にジャンプするわけでもなく、船の周りでたまに顔出しながら泳いでいるだけなので撮影は難しすぎて断念。
どっから出てくるかわかんねぇんだもん。無理ゲーです。

これくらいが限界

諦めたあとはのどかに泳ぐイルカを眺めていました。大満足。

あまりの暑さに帰港後近くでジェラートを買って涼を求め、小腹が空いたのでじゃがバターを食べて休憩。
最後に向かうは長崎市内です。この日、8月15日に行われる精霊流しを見るために。

後ろにビールと爆竹積んだリヤカーがいます

「耳栓必須」とか、「爆竹が飛んでくるかもしれないから焦げてもいい服で」みたいなことを事前に聞いていましたが、ほんとでした。
音圧がえぐい。鼓膜ないなるかと思いました。
ビール片手に煙草吸いながら爆竹鳴らしまくって練り歩く長崎のお盆の行事。見たことがなかったので戦々恐々でしたが、想像以上でした。
爆竹に火つけて頭から被ってるお兄さんを見た時、多分私の目は点になっていました。白い法被が灰色になってる方をちょくちょく見ましたが、あれ焦げてたんかな。
友人も実際近くで見るのは初めてとのことだったので、「音大丈夫?」と聞いたら「全然大丈夫」さすが長崎県民。格が違う。

暗くなるととても綺麗

かなり人が多かったのでいかにもみたいな写真は撮れませんでしたが、どちらにせよ耳栓なしでは長居出来なさそうだったのでこれでよし。
大通りと付かず離れず見るのがおすすめです。人混み苦手な方は特に。

一通り見て満足したので帰宅。実家近くまで送ってくれました。
今度は免許取っていきます。ありがとう。

友達たくさんいるんだな、ありがたいなって話

これは今年のお盆を通じて思いました。実は予定が合わず会えなかった友人や実現しなかった飲み会があったりします。すまん、またの機会に。

こうして一緒に出かけてくれる友達がたくさんいて、楽しかったねって言えるのが本当に幸せだなと。

適当な人間ですがこれからもよろしくお願いします。

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