ロックダウン中に見ておきたい世界の”StayHome”事例4選
“新しい価値観”の種を蒔き、その芽を育てる。というミッションのもと企業のPR・コミュニケーション活動を支援している、オンヨミの代表、大宮です。
「コロナで企業のマーケティング予算削られてるから、仕事なくて大変じゃない?」
・・・と心配のメッセージをもらうことがあります。
もちろん、PRイベントの案件は中止や秋以降に延期になったり、新しいブランディング案件が夏以降で検討になったりなど影響は大きいです。
近しい業界で言えば・・・エンタメ業界はイベントを自粛し、テレビコマーシャルを作る広告主は宣伝広告費を削減したり、プロモーションを延期したりしている。どこでも「コロナが落ち着くまでは・・・」そんな声が聞こえてきます。
一方で、PRでは社会情勢や時流に合わせていくことに本質があります。そして、メディアは全て動いています。「withコロナ」の時代に合わせた情報設計をして、今の情勢下でも価値あるコンテンツ企画を様々な企業と一緒に進めています。
このコロナ禍でどのような情報発信をしていくべきなのか?それを考えるため、社内で海外事例をリサーチしましたので、紹介したいと思います。
共通するメッセージはやはり「Stay Home」ですね。
世界の”Stay Home”事例4選
①IKEA:Making Home Count (シンガポール)
IKEAシンガポールは、外出自粛を呼びかける新CMを制作。
自宅での日々の何気ない幸せを守るため「Stay home」を呼びかけるこのCMは、クリエイティブエージェンシーのTBWA\Singaporeのスタッフが自宅で撮影した日常の様子の動画を集めて編集し、リモートワークのみでCM制作を実現!撮影のため一般的に外出の必要があるCM制作であっても、自宅から外出することなくCM1本を作りあげたこの取り組みは、新しいコミュニケーション実現のアイディアを示してくれます。
②オレオ:Stay home Stay playful(アメリカ)
オレオは”Cookie With A Cause”というオレオを額に置き、手を使わずに口まで運ぶというゲームを使ったキャンペーンで人々の「Stay home」を啓発しています。Tiktokで#CookieWithACauseとハッシュタグを付けて発信すると、オレオからSave the Childrenという国際NGO団体に寄付が行われる仕組みも!家でオレオゲームを楽しむことが、コロナウイルスの影響受けている約3,000万人の子供たちへの食料や学習の支援に繋がっているという仕組み。
③バーガーキング: Stay home of the Whopper(アメリカ)
バーガーキングは、コロナの最前線で戦っている医療従事者をサポートするキャンペーンを開始。25万食のワッパーを看護師に無料で提供。
また、Stay homeに忠実なカウチポテト族にも敬意を示し、10ドルを超える注文の配送料を無料にするなどの取り組みを行なっている。バーガーキングらしいユーモアのあるキャンペーンですね!
④Trojan Condoms:#SextUsInstead (アメリカ)
米国シェアNo.1のコンドームメーカーであるTrojan(トロージャン)は、外出自粛中で人肌寂しく過ごす人たちに向けたキャンペーンを実施。恋人や元恋人からの誘いに返信する代わりに、トロージャンのTwitterアカウントにDMで「🍆」の絵文字(アメリカではナスの絵文字は男性器を示す意味でも使用される)を送ると、自宅にセルフプレジャーグッズが届く。ソーシャル・ディスタンスの確保が求められる状況下であっても、自身の欲求うまく向き合いながら強く生きることを提案する斬新で口コミしたくなる取り組み!
これからも皆さんに新しい発見を提供できるよう、リサーチなどの費用にさせていただきます! サポートよろしくお願いしますmm