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【Day9:カオスな場所でありたい】

地域おこし協力隊として、地元の福岡県八女郡広川町にUターン。
2022年1月より、学習教室「irodori Study Lab」を運営している井上涼です。
irodori Study Labでは、ICTを活用し、一人ひとりの興味関心に合わせた探究学習、そして、英語学習を通して「想定外の未来をつくる」ことをコンセプトに活動しています。

90日連続でのnote更新。Day9です。

今日はあしたの寺子屋の全体定例会がありました。
全国の寺子屋長とあしたの寺子屋スタッフが集って近況報告をする場です。

当たり前だけど誰1人として同じバックグラウンドを持っている人はいないので、出てくるコンテンツも子どもとの関わり方も多様です。でも、目的はみんな同じ。子どもたちの明日を今日よりも明るくすること。地域を丸ごとコンテンツにしている寺子屋、料理をする寺子屋、しっかりと教科学習をやる寺子屋、英語学習を中心としている寺子屋、それぞれの寺子屋長が持っている強みを活かし、寺子屋の数だけ違うコンテンツが揃っています。

子どもたちが「これやりたい!」と思って、もし僕ができないことがある場合は、「あそこの寺子屋長が詳しいから聞いてみなよ!」そんなことが簡単にできます。また、皆さん1から作っているのでその苦労や大変さがわかるからこそ尊敬しあえる大切な仲間たちです。1人でしんどい時や焦りがあったり悩んでいる時も、だいたいどこかの先輩寺子屋長が経験していることだから一緒に考えてくれる。気持ちがわかるからこそ1人じゃないんだと励みになる。とっても支えになっています。

話は戻り、じゃあ、irodori Study Labはどんな寺子屋にしたいのか?
一言で言うと、「カオスな寺子屋にしたい。」

教室の中で小説を書いている子、プログラミングでゲームを作っている子、電子部品をいじっている子、曲づくりをしている子、動画編集をしている子、世界一美味しいジンジャーエールについて研究している子、地域の特産品を使って商品開発をしている子、絵描きをしている子などなど、それぞれが誰の目も気にせず自分の活動に没頭できる場所。私はこれが好きなんだ!と声を大にして言える場所。失敗も成功もみんなで讃えあえる場所。寺子屋長同士の関係性と一緒で、やっていることは違っても、目的は一つ、好きなことをもっともっと極めたい!もっと知りたい!この気持ちが一緒であれば、こっちから変に仲間を大事にしようぜ!なんて言わなくても尊敬しあえると思っています。

本来の学びは新しいことを発見することから生まれる驚きや喜び、困難やそれを乗り越えた時の達成感、そんな"WOW!!"な感情そのものこそが学びの楽しさであり、親や先生から言われてするものではありません。

でも、知らないことを人に聞くことは勇気がいることだし、わからないことがあっても何がわからないのかがわからない。わからないのはわかっているけどどう質問したらいいのかがわからない。子どもは言葉にできなくてもどこかで助けを求めています。というかこれ、子どもだけに限らず大人だってそう。
だから、自由に探究できるようになるための土台づくりが必要なんじゃないかなと思うわけです。

心理的に安全ば場所であること、質問の仕方や問いの作り方、情報の調べ方や発表の仕方、この辺を研究して子どもたちが学びやすい環境をつくること、引き出してあげること。

体験活動をする機会の絶対数を増やすことはもちろん、やりたいことがなかなか見つからない子どもたちには、学ぶこと、新しいことを知ることはとっても楽しいことなんだよ。と感じられる探究コンテンツの開発をirodori Study Labでは進めています。

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