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大分県IT業界で働く|株式会社ザイナスグループ社長 江藤彰悟さん

こんにちは、末綱です。今回は、株式会社ザイナスグループ社長であり、株式会社ザイナス副社長江藤彰悟さんをご紹介します。

ご存知の方も多いかと思いますが、株式会社ザイナスは大分市に本社を構え、持ち前のシステム開発能力を駆使し、業務請負業務アプリケーション個別パッケージ開発請負といったサービスを提供しています。2021年2月より経営体制も変わり、江藤彰悟さんが株式会社ザイナスグループの新社長、株式会社ザイナスの副社長に就任されました。

今回は、社長就任の経緯はもちろん、社長ご自身のことやお仕事のことなど色々お話を伺ってきました。是非最後までご覧ください!


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写真:江藤彰悟さん(株式会社ザイナスグループ:代表取締役社長/株式会社ザイナス:取締役副社長)



社長交代で”変わる”ことに明確な意思表示を

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Q.社長就任おめでとうございます!率直にご感想や社長就任の経緯を教えて下さい。

江藤社長
ありがとうございます。おかげさまでザイナスも2020年5月で20年を迎えました。私も2019年4月にザイナスに入らせていただいて、去年頃からザイナスとしてもこれからさらに変わっていく世の中に対応するために、従業員の働き方や従業員の働きがいなどを見直してきました。今回このタイミングでの社長就任はいろいろと理由はあるのですが、ザイナスが”変わる”ということに対して、社外と社内に明確な意思表示をするというのも一つの目的です。もちろんこれまで20年間積み上げた会社を否定するような変え方ではなく、20年間積み上げてきたものに加えて、新しいものを作っていくといった意味合いです。そのために先代社長は代表取締役会長として残ったまま、私が社長に就くような形になっています。


新規事業の立ち上げが一つのミッション

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写真:株式会社ザイナスグループのホームページ

Q.どのようなお仕事をされていますか?

江藤社長
ザイナスグループとザイナス2つ会社があって、私は主にグループの方で仕事をしています。今は新規事業の立ち上げが一つの大きなミッションです。2019年に入社してからこれまで、従業員の働き方や従業員の働きがいにフォーカスして、試験的にフレックス制度の導入を実施したりと、これまで人事部や管理部といったコーポレート側で約2年間働かせていただきました。今回社長就任と同時に、次のミッションとしてザイナスの3つ目の柱となる新規事業の立ち上げを担っています。

Q.新規事業のアイデアはどうやって持ってこられていますか?

江藤社長
これまで20年間積み上げてきた実績の中で、築き上げられてきた様々な関係値を活かして新規事業の立ち上げを行っています。例えば、色んな地場の農産工場さんだったり、公共系の工場さんだったり、ドローン協会さんだったりとか、すでに色んなつながりがあるので、それを自社の強みと組み合わせたら何か別のことができるんじゃないかと今取り組んでいるところです。

新規事業は社長交代への通過儀礼

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写真:株式会社ザイナスFacebook参照

Q.新規事業の立ち上げや社長就任においても少なからずプレッシャーとかあったと思いますが、そういった不安に対してどうやって対処されていますか?

江藤社長
会長が自分の父親なので、小さい頃から”ずっといつか社長にするぞ”と言われ続けてきていました。そのため、社長就任はいつか来るものだと覚悟をしていたので特にはプレッシャーを感じていません。どちらかと言うと、社長交代を受け入れる従業員の方々の気持ちの方が私は心配しています。これまでずっと江藤会長の背中を見て、江藤会長の想いに惹かれてザイナスに入ってきた人たちが集まっているところに、”じゃあ明日から息子にバトンタッチするから、あとはよろしく”というように社長交代をしてしまうと、”江藤会長と仕事がしたいから来たのに、なんか息子さん偉そうにして、この人の下で仕事したくないよ”と思われるのではないかとすごく不安でした。この2年間コーポレート側で働かせていただきましたが、そこが全て改善、見通しがたったわけではありません。今回の新規事業の立ち上げは一つの社長交代に向けての通過儀礼とも捉えています。現在大きくある2つの事業に加えて、新しい3つ目の柱となる事業を後継者である私がゼロから立ち上げたという実績を引っさげて、本当の意味でのザイナスの社長交代を5年後やもう一つ先の10年後にやろうとしているという会長の意図を受け止めて新規事業をやっています。

Q.幼少期からずっと社長になると思って勉強とかもされてきたんですか?

江藤社長
そうですね。高校2年生に上がるときに、文理の選択があるんですよ。数学や物理が好きだったので、理系だろうなと勝手に思っていたんですよね。父の仕事もプログラミングをやっている会社だとは知っていたので、プログラマーになろうかとも考えましたが、やはり自分が将来社長になるという風に言われ続けてきたのもあって、果たしてプログラマーになるのが正解なのか、もしくは経営者の勉強をするのがいいのか悩んだのが高1の文理の選択のときでした。
父親やその時の先生に相談していくうちに、最終的には潰しがきくのは文系だろうということと、また父から”文系で数学理科が得意な人はなかなかいないから1つ武器になるぞ”と言われて、文系を選択しました。大学選びもそのまま経営者になろうということで、経営学部があるところに行きました。


社長から学生へアドバイス

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Q.学生のうちにやっておくべきことはありますか?

江藤社長
私は勉強しろとは絶対に言いたくなくて、純粋に学生を楽しんでほしいかなと思っています。特に海外旅行はおすすめですね。私自身旅行はとても好きなんですよ。ヨーロッパを1ヶ月くらいかけて一人で宿泊したこともあるんですが、なかなか日本で味わえない経験ができて、世界の広さを感じることができるのでやはり旅行はいいと思います。今自分がどれだけ恵まれた環境にいて、どれだけ不自由ない生活を生きてきたんだっていうのが肌感覚でわかりますし、日本にいると警察や親から守ってもらえますが、海外に行くとそういったのが一切ないですね。自分の身は自分で守らないといけない世界に入っていくわけなので、一皮むけるというのはありますね。
あと私は読書が好きで、小さい頃は1週間に1冊は読んでいました。読書は自分の知らないことが登場してくるので、言葉のボキャブラリーも増えていきますし、著者のこれまでの経験を全部1冊の中に集約してくれていて、私が一生かけても味わえないような経験を味わうことができるので、今でも定期的に読むようにしています。

Q.学生のうちに起業する人もいると思いますが、経営者にとって大事なことや大事にされてる信念はありますか?

江藤社長
好きな言葉が鶏口牛後で、どういう意味かというと”大きな組織の下っ端になるくらいだったら、小さな組織のトップになれ”ということわざがあるんですよ。小さい頃にこの言葉を聞いて、ビビッときてから僕はずっと頭の中に一個の軸として持っています。なので学生で起業されている方々はすごい素晴らしいと思います。どのような組織に所属しているとしても、そのなかで何か一つでも誰にも負けないという得意分野を見つけ、その分野のトップを狙っていく姿勢っていうのはみなさんに持っていってほしいなと思っています。


ITの力で大分県に貢献したい想いを持つ人と働きたい

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写真:株式会社ザイナスのホームページ

Q.社長自ら直接採用担当されることとかないと思いますが、どんな方と一緒に働きたいとかってありますか?

江藤社長
自分で考えて、自分で何が正しいかを整理した上で提案や意見が言える人と仕事をしたいです。また、大分県に少しでも貢献したいという想いがある方と一緒に仕事をしたいと思っています。これからの世の中間違いなくITで、農業や水産業といった一次産業や工場とかの二次産業と呼ばれる人たちをサポートできるのがITの力だと思っています。大分県という地においてITの力を使って、農家の方や漁業の方々などを一緒にサポートしたいという熱い想いを持った方と仕事をしたいなと思います。


大分では一番の企業へと成長していく

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Q.今後のキャリアとか、会社としてもご自身としてもこれからどうしていきたいかとかって何かありますか?

江藤社長
新規事業のミッションは少なくとも5年以内には達成して、目指しているのはIPO(株式上場)です。会社としても、それに合わせて規模を拡大したいと思っていて、従業員の増員はもちろんですが、それ以上に売上規模と利益規模を増やしたいという想いがあります。二次曲線的に売上規模と利益規模を増やしていけるような策をたてていきたいなと思っています。また、少なくとも大分では一番の企業に私の代では必ず成し遂げ、日本においてもザイナス、ザイナスグループの確固たる認知度を築き上げるのが私の役割だと思っています。



いかがでしたでしょうか?
今回は、株式会社ザイナスグループ社長であり、株式会社ザイナス副社長の江藤彰悟さんご紹介しました。

20代で大きな会社を継ぐってどんな人生なんだろうと思いましたが、色々お話が聞けて本当に貴重な経験ができました。
会長から想いを受け継いだ江藤社長がこれから作り上げる新規事業で会社はさらに飛躍し、また地域への貢献を忘れないザイナスさんは大分の誇りだろうなと個人的に感じました。

江藤社長、インタビューのご協力ありがとうございました。
それでは、また次回です^^
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。


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