私は生きている間にすべての本を読むことはできない
世の中には、膨大な数の書籍がある。
本だけではない、漫画、映画、ゲーム、youtube動画など・・・世の中にはあらゆるエンターテイメントがあり、毎日のように新しいコンテンツが生まれている。
総務省統計局によると令和4年の日本の新刊書籍数は約67,000冊らしい※。
年々書籍数は減っているらしいけど、毎年7万冊近くの新しい本が生まれている。
また今は、紙の本だけではなくkindle出版みたいな感じで、個人が出版できる時代である。
そうすると世の中の書籍はどんどん増えていく。
毎年それだけ増えるのだから、累計の書籍数は、数十年前とは比べ物にならないくらいの数に増えているはずである。
全世界にある書籍数をChat-GPTに聞いてみた。
1億5000万冊くらいあるようだ。これも年々増えているはずである。
一方で、一日に一冊読んだとしても一年で365冊。
50年毎日読んだとしても、365冊×50年=18,250冊しか読めない。
一日1冊を50年続けたとしても、全世界にある本の約8219分の1(約0.00127%)しか読めない。。。
そう考えると、途方もない。
私は、生きている間にすべての本を読むことはできない。
いま世界にあるエンターテイメントは、一生をかけてもすべて経験することなどできないのである。
というか、世界に存在するものはほとんどすべてが経験できないと言った方が正しいのかもしれない。
「すべての本を読むことができない」、どころではない。
私は、生きている間に世界のほとんどの本を読むことができない。
いや、生きている間に世界のほぼすべての本を読むことができない。
ふと調べて数字にしてみたら、マジでほとんど何にもできないんだなあ。
「すべての本を読むことができない」、どころではない。
一生に読める本は、むしろほとんどない。
じゃあ、どの本を読んだらいいのか。どのエンターテイメントを選択したらいいのか。この選択は合っているのか?
そう考えると、絶望的である。
なかなかどうして、こういう思考に陥ったらどうしようもない気がしてくる。どうしたらいいのだろう。
そんなとき、私は、自分で自分に語りかけていた言葉を思い出した。
「今日一日を最高の一日に」
深い理由はないけれど、今日という一日はもう二度とないわけで、今までで一番の一日にしようよ。そう思って、自分で自分に語り始めた。
「私は、生きている間にすべての本を読むことはできない」は、過去にどのくらいの本を読んだのか、未来にどのくらいの本が読めるのか、「『過去』か『未来』に囚われている」思考である。
人間は、今を生きることを忘れがちだから、今を意識することが必要、過去や未来に行きがちな意識をこの言葉で、「今」に向けよう。
これまで何冊読んだか、これから何冊読めるかじゃなくて、「今」に意識を向けよう。
「今」読みたいやつを読んだらいい。「今」やりたいことをやったらいいじゃない。
迷ったときは過去か未来に目が向いている。今に意識を向けることが大事。
1カ月前の自分の言葉に、自分で助けられました笑
だから、絶望的な気持ちになったら、こう語りかけてみたらいいんじゃないだろうか。
「今日一日を最高の一日に」
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