尾道(広島県)の行き方・交通手段｜在住者が飛行機・バス・電車・新幹線を総まとめ
こんにちは、尾道市地域おこし協力隊です(自己紹介記事、intagram)。
今回は、自分が初めて尾道に訪れたとき「どの交通手段で行くのがベストかよくわからない」と感じた経験から、この記事を書きました。
読者の方の出発地はバラバラだと思いますので、この記事ではできるだけ、どの地域から出発しても役立つ情報を記載します。
具体的には、知っておくと移動が楽になる基本の地理情報や尾道に行けるすべての交通手段をまとめます。なお、一部特定地域から出発するときのみ使える情報を記載している点は、ご容赦ください。
1. 基本の地理情報
広島空港から尾道駅直通の乗合タクシーを除き、尾道に来る際は近隣地域を経由する必要があります。なかでも、三原と福山はどの交通手段で行くときも候補になる経由地です。
※広島空港から尾道駅直通の乗合タクシーについて※
新型コロナウイルスの影響で、現在運休しています。運行状況の最新情報は、下記のサイトをご参照ください。
https://www.hij.airport.jp/access/timetable/14.html
間違えやすい注意点として、山陽新幹線の新尾道駅は、JR山陽本線の尾道駅とはまったく別の駅です。ガイドブックに掲載されているエリアに近い駅は、後者にあたります。
新尾道駅と尾道駅は電車でつながっておらず、徒歩で行くには距離があります。新幹線で新尾道駅まで来た場合は、バスまたはタクシーで尾道駅まで向かいます。
ただし、福山駅から尾道駅へはJR山陽本線でつながっているため、新尾道駅経由で尾道駅へ行くよりも移動時間が短く、費用も安くなります。そのため、東京・大阪方面からの新幹線や夜行バスは、福山駅着がおすすめです。
2. 交通手段と最安値で行く方法
自動車や自転車以外で尾道に行く方法は、「夜行バス+電車」「飛行機+バス(+電車)」「新幹線＋電車」の3通りがあります。
2-1. 夜行バス+電車
五大都市圏から出発する場合、最安値は「夜行バス+電車」です。
バス会社はWILLER、ジャムジャムエクスプレス、中国バス、JR九州バス、広交観光などがあります。
尾道に近い場所に到着する夜行バスに乗って、そこから尾道までは電車で移動します。東京・大阪など広島県より東から出発する場合は福山、福岡など広島県より西から出発する場合は福山、広島駅が経由地の候補です。
費用は、時期と曜日によりますが、東京⇔福山間が片道約6,000～10,000円、大阪⇔福山間が片道約3,000～5,000円、福岡⇔福山間が片道約2,600～3,600円で行けます。なお、福山駅は尾道駅の4駅隣の駅で、福山駅⇔尾道駅間はJR山陽本線で片道420円です。
移動時間は、東京⇔福山駅間が片道約11時間、大阪⇔福山駅間が片道約6時間、福岡⇔福山駅間が片道約4時間半。福山駅⇔尾道駅間は電車で約20分です。
夜行バスは最安値ですが、長時間の移動となることを考えると、他の選択肢を考慮に入れてもいいと思います。
2-2. 飛行機+バス(+電車)
飛行機で行くときは、広島空港(ANA、JAL、LCC Spring Japan、IBEX)と高松空港(LCC Jetstar)の2通りがおすすめです。後者は一般的ではないのですが、時間がかかっても安さ重視で渡航されたい方向けです。
これら2つの空港を利用する場合、出発地が限定的(東京、沖縄、仙台、札幌)であることと、LCCは1日の便数が少ないことに注意してください。
※各空港に発着する国内便一覧は下記サイトより確認できます。
■広島空港
国内定期便時刻表(こちら)
■高松空港
国内便時刻表(こちら)
まず、広島空港を利用する場合です。
費用は、時期と曜日によりますが、JALやANAは羽田空港⇔広島空港間が片道約16,000～23,000円、札幌空港⇔広島空港間が片道約10,000～20,000円。LCCのSpring Japan(成田空港⇔広島空港間)は片道約6,000～13,000円、IBEX(仙台空港⇔広島空港間)は13,000～20,000円。広島空港⇔尾道駅間はバス/電車/乗合タクシーで片道約860円～2,000円です。
移動時間は、羽田空港⇔広島空港間が片道約1時間30分、札幌空港⇔広島空港間が片道約2時間半、成田空港⇔広島空港間が片道約1時間40分、仙台⇔広島空港間が片道約1時間30分。広島空港⇔尾道駅間は、片道約1時間～1時間30分です。
広島空港から尾道直行の乗合タクシーが現在運休しているため、以下のバスまたはバスと電車を乗り継ぐルートで空港から尾道に移動します。
費用がかからないルートほど1日の運行本数が少ないので、空港に到着した時間に合わせてルートを選ぶのが良いと思います。
■本郷経由(バスと電車) ※最安値※
【中国バス 広島空港⇔本郷支所前(440円)】＋【JR山陽本線 本郷駅⇔尾道駅(420円)】=860円 1日約4本
■三原経由(バスと電車) ※本郷経由と乗るバスは同じ※
【中国バス 広島空港⇔三原駅(840円)】＋【JR山陽本線 三原駅⇔尾道駅240円】=1,080円 1日約4本
■白市経由(バスと電車)
【芸陽バス 広島空港⇔白市駅(400円)】＋【JR山陽本線 白市駅
⇔尾道駅(770円)】=1,170円 1日約17本
■高坂経由(バスの乗り継ぎ) ※運休中※
【リムジンバス 広島空港⇔高坂BS】⇔【フラワーライナー 高坂BS⇔尾道駅前】＝1,170円 1日約6本
続いて、香川県の高松空港を利用する場合です。
現在、広島空港ではSpring JapanとIBEXというLCCが就航していますが(※新型コロナウイルスの影響で運休中の可能性あり)、広島空港を除くと、尾道から一番近いLCC(Jetstar)が就航する空港が高松空港です。
費用は、時期と曜日によりますが、成田空港⇔高松空港間で片道約3,990円～(上限は時期やオプションにより大きく変動)。また、高松空港⇔尾道駅間は電車とバスの乗り継ぎで片道約3,500～3,800円です。
移動時間は、成田空港⇔高松空港間で片道約1時間30分、高松空港⇔尾道駅間で片道約3時間～3時間30分です。
高松空港は広島空港に比べると、尾道まで2時間ほど多く時間がかかりますが、航空券がANAなどの半分以下のため、費用を安く抑えられます。
2-3. 新幹線＋電車
東京・大阪方面から福山駅へは、のぞみとひかりを利用できます。新尾道駅のみこだまがとまりますが、先述した通り新尾道駅⇔尾道駅間は電車が通っていないため、バスかタクシーで移動する必要があります。
博多方面から広島駅へは、さくら/のぞみ/ひかりで行くことができます。尾道へは、広島駅でJR山陽本線に乗り換えて尾道駅に行くか、広島駅でこだまに乗り換えて三原駅でJR山陽本線に乗り換えるのが一般的です(福山駅までのぞみで行く方法もありますが、移動時間は三原乗り換えとあまり変わりません)。
費用は(のぞみの場合)、東京⇔福山駅間が片道約17,000円、大阪⇔福山駅間が片道約8,000円、博多⇔広島駅間が片道約10,770円。福山駅⇔尾道駅間が電車で片道420円、広島駅⇔尾道駅間が電車で片道1,520円です。
移動時間は、東京⇔福山駅間が片道約3時間40分、大阪⇔福山駅間が片道約1時間、博多⇔福山駅間が片道約1時間30分。福山駅⇔尾道駅間が片道約20分、広島駅⇔尾道駅間が片道約1時間40分です。
3. まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は尾道に行く王道な方法からあまり知られていない行き方までご紹介しました。もう一度同じ交通手段一覧表をこちらにも掲載します。
今回ご紹介した方法の他にも、自転車の聖地「しまなみ海道」を自転車で行く方法や、自動車で行く方法、また時間はかかりますが、青春18きっぷで海沿いを走る在来線に乗りながら行く方法もあります。
そのときの目的にあわせて、好きな方法で行って楽しむのも良いかもしれません。
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