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おにぎりとラジオ体操の記憶。

イントロを聞いて
『お!この曲!』となるものの中にラジオ体操があります。

小学生の頃、夏休みには学校で必ず早朝ラジオ体操が設けられていて
朝6時に起きて6時半に公園に集まり体操をして
ハンコを押してもらって帰るという苦行を強いられていたことを
ふと思い出します。
ラジオ体操最終日には公園から学校までゴミ拾いをしながら歩いて、
最後に文房具とジュースがもらえる事と、ハンコでいっぱいになる用紙を眺める事が嬉しくて、割と真面目に参加をしていたと記憶している。
今だったら文房具もジュースもいらないから不参加で、と我先に申し出ていることだろう。

そんなラジオ体操を何十年ぶりにやってみることにした。
理由はコロナで外に出られないで運動不足になりそうだから。
ラジオ体操やったくらいで運動不足が解消されるはずないとは思いますが、まぁ何もやらないよりはマシ、たった数分でも全力で四肢を伸ばしたぞという事実が今日の私を私自身が許せるのでやる価値は超ありありなわけ。

我が家の朝のルーチン(コロナバージョン)は
起床→窓を開ける→ラジオ体操→ストレッチ→朝ご飯
となっていて、ラジオ体操をしながら、今日の朝ご飯は何にしようかなと
考えるまでが日課。
外に出られない今、食事くらいは楽しくと思う反面、また食事の事考えるのか、朝は麺だから夜は麺じゃないほうがいいよなぁとか、昨日は洋食で生クリームなんて使っちゃったから今日はさっぱり系がいいかなぁとか、時々やっぱり億劫になってウーバーイーツ様やコンビニ総菜様に頼らせていただくことも。けれどやっぱりこの状況下で唯一と言っても過言ではない(ゲームと漫画と動画を除くw)食事は出来れば楽しいものにしたい。けれどそれでもやっぱりどうしても、また食事を作って鍋と皿を洗うのかと嫌気が差すのも事実。この感情もまた我が家の、というより私の日々のルーチンだ。

そんな中(と言っても先月ですが)ずっと行きたいと思っていた東京おにぎりの超有名店、大塚駅付近になる『ぼんご』に行ってきた。大混雑の大行列という事は知っていたし、何度も繰り返すがこの状況下で大行列に参加するのは気が引ける(まぁこの状況下でなくても並ぶのは嫌ですが)ので、必殺お電話先に差し上げて予約テイクアウト大作戦を実施。
選んだ具はイカ明太子・筋子・肉みそ卵黄・牛筋卵黄の4種類。
店に到着すると案の定大行列。それをスルーして入店し並ばずおにぎりをゲットする特別感のような優越感を全身で感じつつ帰宅。

おにぎりと言えば唐揚げと卵焼きが必須、異論は認めない。というわけで急いで準備。帰り際に店員さんに3時間以内に食べるよう促されたので、きっと1分でも早いほうがいいに違いない。出発前に唐揚げの下味をつけておいた自分に最大の賛美を与えつつ集中調理。

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おにぎりという食べ物は、まぁほぼほぼ全員が食べて育ったと言ってもいいくらい馴染み深いものであり、そこにあって当然のようなものであり
だから目の前におにぎりを出されてもいい意味で感動がなく、生活の一部のようなものだと思っていたが、この言葉、早々に撤回をしたい。

ぼんごのおにぎり、これまでのおにぎりと全くの別物。

私は母が握った大きくてギチギチに握られたおにぎりも好きだし
コンビニおにぎりも具のバリエーションが多くて大好きだし
自分で作るおにぎりも人並みレベルであると思っているが
ぼんごのおにぎりは、もう一度言うがこれまでのおにぎりと全くの別物。

有名店でおにぎりをわざわざ購入したという幸福感がそうさせている可能性も否定できないが、なんとなくすごく良い香り。1つが物凄く大きいのだが
具もたくさん入れられていて、ご飯は握ってますか?ぎりぎりくらいのふわふわとほろほろ、崩れ落ちるぎりぎりを攻めまくったあざとさ。一瞬たりとも目を逸らせない。美味しい。なんだこのおにぎりは。寿司はシャリが命だと誰かが言っていた気がしないでもないが、おにぎりもきっとそうだ。

たった1つのおにぎりで、こんなに感動させられるとは思わなかった。
おにぎり専門店の実力、完全にナメきっていた。
このコロナ騒動が落ち着いたら、是非とも行列チャレンジをして
握りたてのおにぎりを頬張ってみたい。

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#おにぎり #ラジオ体操 #おうちごはん #アラサー

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