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コロナ禍直前、中国への旅。


2020年1月の連休、高校の友人と上海へ。
こんな世の中になるなんて夢にも思っていない頃。

「中国で新型ウイルス出たらしいから、一応マスクしていこうね」と荷造りしている時、友人からのLINE。

武漢?どこそれ?
私たちがいく上海から840㎞もあるよ、大丈夫でしょ
てか、改めて中国って広いな!

っていう感じのテンションでのスタート。
本当に危機感やウイルスに対する恐怖は皆無でした。

友人は就職し東京に住んでいたので
別々に上海に向かい、現地集合というスタイル。
彼女もウユニやマチュピチュをはじめ、私以上に世界を見ている人間なので、国境越えフットワークは軽め。

なかなかタイミングが合わず、高校の時からの一緒に海外旅行の夢の実現は遅くなってしまったけど、「連休、現地合流で上海いかん?」「いく!」という勢いは相変わらず、有難い。

空港に着いて外に出た瞬間、モワッとしたアジアの匂い。騒がしい現地の人たち。あぁ、海外来たなぁと毎度思わされる瞬間。私は、嫌いじゃない。

私のほうが先に中国に着いたので、上海浦東空港から半日くらい一人旅。地下鉄の複雑さ、高層ビルの数々に中国ってこんな発展してるんだ!と日本人として無意識に自分に植え付けられていた中国への見方が覆されました。

無事、友達と合流でき夜の外灘の街へ繰り出すと、中世的でもあり近未来的な上海の夜景にうっとり。
丁度、雨上がりだったのでとっても綺麗でした。

国内旅行をしていると思わされる中国の方やヨーロッパの旅行者も多く、外灘はTHE観光地という雰囲気。近くにはお土産屋さんや外資系デパート、飲食街もあり、本場中国の味に舌鼓を打ちました。屋台の小籠包が本当に美味しかった!

次の日は旅の目的、上海ディズニーランドへ。
上海ディズニーというと、中国のニセモノキャラクターを想像しがちですが、列記とした公式の(?)ディズニーランドです!

1日じゃ回りきれないくらい広大な敷地だし、出来たのが2016年と、まだ5年くらいなのでアトラクションの技術が最新。日本にないアトラクションも多く、めちゃくちゃ楽しかった!オープンからクローズまで遊び倒しました。

東京ディズニーランドはシンデレラ城、パリはオーロラ姫のお城など設定がありますが、
上海ディズニーのお城(奇幻童話城堡)は、"魔法がかかったおとぎばなしのお城""すべてのプリンセスの夢が詰まったお城"という設定みたいです。笑
大きさも東京より高く、とっても綺麗でした。日本と違い、お城のなかに入れるツアーがあり、プリンセス気分楽しかった〜

夜のプロジェクションマッピングをはじめ、夜の景色が最高に綺麗でした。

日本のディズニーでもそうだけど、ディズニーの夜のあの、キラキラした景色とディズニーの音楽、楽しそう人達の声や笑顔、そして今日が終わってしまうという寂しさと充実感で泣きそうになるあるある。
それが海外だと、その気持ちが倍増でした。笑


世界のディズニーは5カ国6都市にあり、昔はディズニー全部制覇したい!と言っていましたが社会人になり、経済的も時間的にも厳しいという現実に気がついたけれど。また、他の国のディズニーも行けたらいいな。

私たちが上海から帰国した2週間後に、中国本土のコロナ蔓延により、上海ディズニーは閉鎖になりました。マスクをしている人なんて空港でしか見かけなかったくらいだし、何不自由なく楽しめたのに。ウイルスの感染の早さの恐ろしさを知ったとともに、自分たちが帰国後も含め何事も無かったことに安堵しました。

それが今や世界で感染者1.5億人。誰がこんな世界になると思っていただろうか、、、

また自由に世界を行ったり来たりできる世界に戻りますように。

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