【part2】やりたいことが無くても大学に行かなきゃいけないの?

こんにちは。早慶模試元一位のケイです。
今回のnoteは、人によっては受験のテクニックなんかよりも大事なことかもしれません。

「大学行ってもやりたいことがないんだけど・・・」
「なんで社会で使わない科目を覚えなきゃいけないの?」


この二つの悩み。
誰もが一度は考えたことだと思います。
この悩みに対する答えを受験生一人の力で見つけ出すのは無理でしょう。
僕も、これについてはモヤモヤしながら受験を終えました。
大学三年くらいになってようやく分かったので解説します。

①「大学行ってもやりたいことがないんだけど・・・

この悩み、実は簡単なことでした。
以下のような人は大学に行きましょう。

・大学生になって遊びたい
・いわゆるサラリーマンになりたい
・商品開発や設計がやりたい
・何もやりたいことがない

上三つは解説不要ですね。四つ目を解説します。
やりたいことが見つかったときの保険のために、大学に行きましょう。
中卒・高卒・専門卒・短大卒・大卒で、一番仕事の選択肢が広いのが大卒です。

芸能事務所のプロデューサーや学者、ゲームクリエイター、教員など、様々な職業が大卒であれば選択肢に入ります。
上位大学に行けばいくほど選ぶ選択肢は広がります。
大学で学ぶことに意味があるとかではなく、今の日本社会はそういう構造になっています。

もちろん例外はありますが、優秀な人間であればの話です。
自分が優秀だと感じたら、その時点で大学を辞めてもいいでしょう。

お金がなくても奨学金制度が利用できます。
優秀なら学費免除もあります。
家庭の事情もありますが、可能であれば大学に行くことをオススメします。

反対に、美容師や料理人など他にやりたいことが決まっていて、そのやりたいことを叶える道が大学に行く必要のないことなら行かなくていいです。
ただし、その「やりたいこと」が本当にやりたいことなのかは、しっかり自問して下さい。
受験という苦難が伴うことから逃げたいばかりに、そんなにやりたくないことを「これがやりたいんだ」と思い込もうとしているだけかもしれません。
ここに関しては自分次第です。後悔のない選択をしましょう。


②「なんで社会で使わない科目を覚えなきゃいけないの?」

これが勉強のやる気が出ない一番の悩みだと思います。
やる意味を理解しないまま勉強してもなかなか身に付きません。
逆に言えば、これを解決できれば怖いものはありません。

"社会人としての素養"と、"問題解決能力を計る指標になる"

これに尽きます。
理由を説明していきます。

"社会人としての素養"について

勉強は「やりたくないことを継続して続けられる」能力があることを証明する材料になります。
受験勉強が好きな人なんて、一部の狂人を除きいません。
早稲田生なんて九割九分九厘勉強嫌いの集団です。
いかに手を抜いて卒業できるかに命をかけている集団です。
※一部の優秀な学生は例外です。

「好きなものならなんでも覚えられるし頑張れる」
こういうことを言う人がいますが、それは当たり前です。
「好きじゃないことでも覚えられるし頑張れる」
これが社会で生きていくために最も必要な素養です。
まずはその力を受験勉強で養ってこいという話です。
それが理由の一つ。

"問題解決能力を計る指標になる"について

勉強は
・蓄えた知識を
・用意された問題に対し
・知識を応用し仮説を立て、答えを導き出す
・間違えた場合、知識を修正する
のサイクルを行うことで身につくものです。
このサイクルは、仕事やスポーツでの問題解決サイクルと酷似しています。
体育会系のサラリーマンは優秀という話を聞いたことはありませんか?
成績上位の生徒は時間の無い運動部だったりしませんか?

彼らは、スポーツの中で嫌というほどこのサイクルを繰り返しています。
勉強やスポーツで培った問題解決能力は、他の物事に応用できるんです。
つまり、受験に成功した学生は、

「嫌な仕事に耐えられ、仕事を覚えるのが早く、結果も出せる人間」

という証明になるんです。
社会で使わない科目を勉強しないといけないのは、勉強を通して社会で使うスキルを身に着けるためです。
大卒の就職先の幅が広い理由はそういうことです。
上位大学ほど就職に強いのもそれが理由です。

説明は以上です。
勉強を好きになれとはいいません。
ただ、勉強をする意味に関しては理解してください。

※運動部の頭が良いのは、身体を動かすことで脳が活性化し、記憶能力が向上しているのも理由の一つです。
※また、運動後は集中力が増すことも科学的に証明されています。
僕の専門分野ではないので、詳しくは調べてみてください。

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ここまで読んで下さり、ありがとうございます。次回ですが、現在ちょうど4月ということで、予備校での友達作りについて解説します。






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