OnigiriKeichan

OnigiriKeichanのZUNです。 料理を本格的に開始して3年。 その中で気付…

OnigiriKeichan

OnigiriKeichanのZUNです。 料理を本格的に開始して3年。 その中で気付いた学びを書き残していきます。 基本は時代に逆行した内容となります。手間、採算のようなコスパは無視した内容になります。 それではよろしくお願いいたします。

マガジン

最近の記事

飲食店の因果、美味しさ≠コスパ≠健康

 結論から先に書くと、外食は身体に悪いし、美味しさを超えるコスパなど存在しないという話し。  この考えの根幹は飲食が我々人類全体の死活問題に直結しているが故に、とんでもない規模の市場と経済のうえに乗っかっていることに起因する。たまに市場で「お得に買えた、上手く値切れた。」などと自慢げに宣う人がいるが、間違ってもそんなことは起こりえないと断言できる、まず間違いなく粗悪品や前日品などのカラクリが存在する。市場での値付けはどんな業界よりも正確かつシビアで、そこにありとあらゆる規制

    • 料理に点数をつけることの是非

       はてなブックマークのこの記事を読んで、かつ常々思っていること、料理に点数をつける行為はいかなることかということを多角的に見ていこうと思う。 1.料理に点数はつけれるのか  これは当然つけれるだろう。記事では唐揚げについて言及されているので、唐揚げを例に使う。記事では「定量化できないものの評価が非常に苦手。」かつ、その日の体調で唐揚げの点数を評価しているが、この前提条件がそもそも間違っているだろう。  まず唐揚げの定量化は、どこの鶏を使っているのか、油や衣には何を使っている

      • 味の素にまつわる手間とコスパと美味しさの形

         憂うことがある。白出汁に味の素とごま油を一足し、レンジでチンんしたら「ほ~ら、美味しい!」。  近年の料理の風潮は手間とコスパに支配されている。8時間以上の勤労時間に移動時間や睡眠時間、さらに夫婦共働きにもなるとそういう風潮になるのも理解はできる。  近年のお手軽調味料たちは、料理をおそろしく簡素化した。白出汁、出汁パック、カツオ出汁、これらを同じものとして語るのは個人的にかなりの抵抗があるが、そういう括りとして考えるならば左から手間がかからないものとなろう。  お好み焼き

        • 最高のゲーム、私がやりたいゲーム

           これは既存のゲームではなく、私が死ぬまでに是非ともプレイしたいゲーム内容の妄想です(随時編集)。  私は初期のウルティマオンライン(UO)で単騎~3人ほどの少数を以て、集団相手をPKすることが至上主義なほど対人ゲーム主義者で、MagicTheGathering(MTG)は最高のカードゲームだし、StarCraftやWarcraftは今でも究極のシステムで、頭を打ちぬくだけのFPSは糞ゲーだと思っているし、課金するしか脳のない携帯アプリゲーは完全に失速し切って、結局あの課金さ

        飲食店の因果、美味しさ≠コスパ≠健康

        マガジン

        • コラム
          11本
        • 料理にまつわる時事ネタ
          4本
        • その他
          3本
        • 自己紹介
          1本
        • 料理にまつわらない時事ネタ
          0本

        記事

          お鮨屋さんでのマナーやホスピタリティの問題

           昔から散々議題に上がっているし、毎年のようにあーだこーだ言われていて書く必要もない話しなのだが、一度は語っておくべきだろうと思い書き残す。  鮨屋でのマナーだが、結論から書くと ”五月蠅くせずに出されたらすぐ食べる、あとは余計なことをするな”以上  余計なこととは、大した舌も知識もないのに光物や玉の味を語ってみたり、業界用語を使ってみたり、兎に角肩ひじを張って偉そうにしていなければ何でもよい。  ここで昨今、今更ながら、しかし事さらにこういったことが何故起こるのかにつ

          お鮨屋さんでのマナーやホスピタリティの問題

          人生のコース料理

           わたくしごとではありますが、最近腸に穴が開きまして笑 不本意ながら暫く入院しておりました。子供の頃は学校給食や病院食というものを割と好きな方で、頭のおかしな料理をする今、病院食に何を思うのか・感じるのかを少し楽しみにしながら入院したものです(意味不)。   しかしながら、カロリーと表面的な栄養素、長らく続く慣習、さらにコストも相まって、その結論は散々たるものでした。何故ゼリーや牛乳がつくのか、聞いたこともないような海外の冷凍魚をさらに分けの分からない調理。  傷自体は癒えた

          人生のコース料理

          人生を幸せにする食材の買い方

           今日は家庭料理を幸せにするための提案、短くいくぜ。  調味料の次は食材の話し。  スーパーや市場へ行ったとき必ず買うべき食材はこれだ! 1.トマト・・・酸味、旨味 2.玉ねぎ・・・旨味、甘味 3.にんにく・・・旨味 4.人参・・・甘味  以上、そんなの誰だって買うよと思われるラインナップだが、次は運用について見てみる。これら4品はサラダのような前菜からスープ、煮込み料理、メイン料理の補助及び副菜、そしてデザートに至るまであらゆることに使える。冷蔵庫に入れておいて食卓に飾

          人生を幸せにする食材の買い方

          日本料理とかつお節の分岐点(仮)

           どこから書いていいものか、どうタイトルを付けてよいのか非常に悩ましい議題ではあるのだが、とりあえずの(仮)。  最近かつお節を削るようになった分際で書くのもおこがましいが、常々思っていたことを書く。これを見た生産者と日本料理人は少し嫌な思いをするかもしれない、仕方ない。  この話の原点は、僕の周りにはかつお節を削っている人がほとんどいない、そして皆さんの周りにももうほとんどいないであろうということだ。まぁいるところにはいるのだが、ほぼ珍獣なほど希少だ。  ここ数年、日本

          日本料理とかつお節の分岐点(仮)

          世界料理学会inHAKODATE

             僕は谷昇シェフが大好きなのだが、  それが故にたまにネットの海で谷さんを探している(意味不明)。久しぶりに新動画を発見して、なおかつ最近思うところがある題材についてお話していたので、この記事を書いてみた。 ”弟子を取るなんて面倒臭いんだよね、全部自分でやることにしたよ” ”もう弟子を取ることは諦めたんだ”  この言葉たちは谷さんの言葉ではないのだが、ある料理ジャンルで1,2の技術や美味しさを表現できる力を持つ人たちが発した言葉だ。  この言葉を聞いたときひどく哀し

          世界料理学会inHAKODATE

          今こそ読むべき消え去りそうな漫画

           たまには明るく、マニアックな漫画紹介。  今から紹介する漫画は、現在までどこにもオススメされていないほど埋もれているが、決して面白くないからではなく、本当に単に埋もれているだけの傑作(勝手に思っているだけだが、)だと確信しているので、興味がわけば是非とも読んでみてほしい。  近年の漫画は誰を指すわけでもないが、大衆ウケを狙うがゆえに絵の上手さや設定の詰め込みが多く、読みづらく、そして浅い。言い換えれば漫画がinstagramやtiktok化しているようにも思える。  そして

          今こそ読むべき消え去りそうな漫画

          UberEatsバッグ床直置き問題について

           今日もおぞましい時事ネタ。見て気持ちの良いものではないので動画リンクは割愛。 (補足)今回の問題は、ラーメン屋の配達を受け取る際、カバンを壁に押し付け持つのではなく床に置いてほしいとの店側の要望を、UberEats配達員が見下されたと感じて断り配達をキャンセルしたもの。その後、口論となり店側の暴力的なシーンが動画としてテレビ放映され、本人もtwitter上で投稿している。  結論から書くと、私は食べる側であると共に、作る側でもあり、リザーブする側でもあり、掃除する側でも

          UberEatsバッグ床直置き問題について

          料理は解釈し出すと終わる

           この記事はとある記事を読んで唐突に書いているものです。  料理とは食べる人がいて、その人が美味しく食べれるように作り、学び、改善し、そうして最高のものを作り上げていくものだと考える。  現代における調理は完全に二極化していると言わざるを得ない。片や味の素や砂糖などを大量に使用した手軽で安価なもの、片や複雑さの一途を辿り、もはや直観的な舌の感覚では捉えきれないほどのもの。しかし、食べる側の成長なくして、料理の成長もありえない。  いわゆる高級店でのここ10年くらいの流れは、シ

          料理は解釈し出すと終わる

          ・努力の始まりは大車輪、必死で坂を登り、坂道を落ちる

           僕たちが必ず通ってきた道、通らされてきた道。  幼稚園から大学ぐらいまでの過程で、ほとんど誰しもが勉強についていけなくなった経験をしているはずだ。  算数の1+1で躓いた人もいれば、掛け算でついていけなくなった人もいるだろう。学校の今の学習プログラムでは、ついて行けなくなった瞬間に地獄だ。1+1が分からなければ掛け算は分からないし、微分積分など以ての外だ。そうして分からなくなった問題は、積りに積もって大きな山となり、登るその瞬間にも大きくなり続ける。そうして人は挫折し、理解

          ・努力の始まりは大車輪、必死で坂を登り、坂道を落ちる

          水と空気の有毒性

           何言ってんだこいつと思った、そこのあなた。それ正解。  今回は食材を洗ったり保存するときに必ずついて回る水と空気について、書いていこうと思う。当たり前のように触れる水や空気が如何に食材へダメージを与えるか、レシピや食材、調味料のさらに前の話し(以下、魚について書いているがお肉やお野菜についても同じことが言える。)。  スーパーのお刺身がお料理屋さんに比べて美味しくないと思ったことはないだろうか。もちろん鮮度や手当ての問題もあるが、一番の原因は魚の身に水をつけてしまってい

          水と空気の有毒性

          魚種別:小肌

           前記事:レシピに囚われた人々で触れたので、流れで書いておく。  お鮨屋さんの顔にして、腕が試されると言われるお魚(僕はそうは思うわないけど。)。  料理を始めた頃、これを捌くことが何と大変なことかと思っていたのも過去の話し、今となってはこれをどう美味しく手当てするか頭を悩ませない日はない。  前記事でも書いたとおり、基本にして絶対的な小肌の手当ては、お塩で臭みを抜き、酢で締めるというものだ。この塩梅がお鮨屋さんの腕の見せどころ、経験の差だと言われている。  しかし、果た

          魚種別:小肌

          レシピに囚われた人々

           世界を埋め尽くすレシピの山々。  ネット上のものも含めると、チャーハンやペペロンチーノなんかは50億とおりほどあるのではないかと錯覚するほど溢れかえっている。  SNSを見ているだけで地獄なのに、てきとうに検索するだけでうんざりするほど見せるつけられるレシピの山は、目にカスるだけで料理嫌いになれそうだ。  レシピはレシピを呼び、独自のアレンジを加えたレシピがまた放流され、さらに安易なアレンジが加えられる。原型が分からなくなるほどに壊されつくしたものを「レシピ」と呼ぶのはあ

          レシピに囚われた人々