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おにぎりと呼ばれて


私のメインとなる仕事はフィットネスクラブの業務です。
仕事内容はスイミング指導、ダンス指導、スタジオレッスン、ジム指導、プール監視業務さらに事務仕事など多岐に渡ります。

ある日、プール監視業務に入っていた時のことでした。スイミングスクールの練習を終えた子が駆け寄り
「名前つけてあげる!おにぎり!」
と言い残し帰って行ったのです。それが子どもたちの間で広がり「おにぎりコーチ」と呼ばれるようになりました。

なぜ、おにぎりなのか?
それは私の風貌に関係があります。
丸顔でボーズ頭。まさに丸いおにぎりです。
その子曰く、髪の毛が海苔なんだそうです。

それ以降、子どもたちへの自己紹介は「コーチの名前はおにぎりだよ。」と言うようにしています。なんてったって小さい子にも覚えやすく、呼びやすい。なにしろ記憶に残りやすいということです。もちろん本名を名乗ったあとに言いますが、子どものウケは上々です。
今では、私が担当していない子からも「おにぎりコーチ」と声をかけられるようになりました。

人の記憶に残るということは仕事をしていくうえでも集客でも大切なことだと思います。
例えば、おすすめのラーメン屋を聞かれて、記憶に残らない印象の薄いラーメン屋は紹介しようと思いません。
とにかく美味しかった、ラーメン自体にインパクトがあった、お店の店主が印象的だった、店名が面白かった等、何でもいいのですが記憶に残っているお店を紹介したくなります。

誰に仕事を頼もうか? 
誰に教えてもらいたいか?
そんなことが頭をよぎった時、自分に話がまわって来るということも記憶に残っているからこそだと思うのです。

パソコン関係といえば〇〇さん。
スイミングといえば〇〇さん。
パーソナルといえば〇〇さん。

といった感じで、真っ先に頭に浮かぶ人物になることは、仕事を獲るうえでも、仕事を円滑に進めていくうえでも重要なポイントになると思います。

パソコン→使い方がわからない→よく知っている人→〇〇さんに聞こう

スイミング→楽しかった→また行きたい→〇〇コーチのクラスがいい

パーソナルトレーナー→知識、技術が豊富→あの人に任せれば大丈夫→〇〇さんにお願いしよう

という図式ができてしまえば、信頼を得ることができるうえ、仕事の獲得にもつながります。そういった意味で、相手の記憶に残るということは重要です。もちろん、いい意味で。
連想ゲーム的に思い浮かぶ人間になりたいものです。

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