【54字の物語】友との別れ
親しい友達が急に病で亡くなった。
社葬で盛大な見送りの会が実施されたが、
もう一度お前と盃を交わしたかったなぁ。
もう十五年くらい前のことになるが、一緒に仕事をしていた友人が突然亡くなった。当時は信じられない思いでいっぱいだった。たまたま東京出張が入ったので出発の前日、久しぶりだなぁと思い連絡を入れてみた。妙な胸騒ぎもしていたのだが、久しぶりに顔を見られれば良いなという期待のほうが大きかった。電話に出たのは友人の奥様で信じられない言葉が帰ってきた。「主人は2日前に突然亡くなってしまいました。明日が葬儀の予定です」私は喪服を持って出張に行った。
短歌で表現して見るとこんな感じかなぁ
再会を楽しみにして電話した 思いもよらぬ訃報の知らせ
ゆらゆらと海面で揺れる夕日影 持っていってよ悲しい心
システムを共に作ったプロジェクト 日々励まして日々笑ったね
もういない友の笑顔を思い出し 一人飲む酒グラスは2つ
p.s
このエピソードには続きがあります。
いつかまとめ直して記事にしたいと思います。
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