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日帰りバスツアー(秋月編)

 2022年11月11日、陶器とうなぎに釣られてパスツアーに行ってきた。今回も支援金対象なのでかなりお得だ。旅行代金が一人当たり5000円補助され、かつお買い物に使えるクーポンが一人当たり3000円分も付いている。今回は福岡県内ということもありバスに乗っている時間は比較的短いのだが、見学する場所が多く設定されていたため、乗り降りの回数は増えた。

 今回のツアーもHISの格安ツアー。これで今年5回目の日帰りツアー参加である。

 このツアーに申し込んだ理由の一つは、下記の写真にあるようなランチである。松月というお店で食べる鰻会席だ。なんと、「うなぎの刺身」がメニューに入っている。うなぎの刺身は生まれて64年を過ぎているが食べたことはない。ならば参加するしかないということである。

パンフレット上の食事

 ツアーの目玉としては、焼き物の里である小石原というところに行って焼き物を見たり買ったりできるということもあった。我々は陶器は好きなので、こちらも行ったことも買ったこともない小石原焼きということで興味津々。

 最初は、小石原焼 伝統産業会館という山奥にある会館を訪れていろんな焼き物を見学した。歴史資料館のような場所である。表には登り窯もあったり、周りの紅葉を見学できた。開館の中は結構温度が低く寒さを感じ、着てくるものを失敗したかなと思ったのだが、寒かったのはここだけだった。

小石原焼 伝統産業会館の展示物
小石原焼 伝統産業会館の展示物
小石原焼 伝統産業会館の前には登り窯
小石原焼 伝統産業会館の前の紅葉

 小石原の窯元の一つ「秀山窯」というところを訪れた。ここは、秀山ブルーと呼ばれる藍色が特徴の窯元さんである。こぢんまりとしたショップも併設されていてとてもフレンドリーな窯元さんだった。ここでは、電動ろくろによる実演もしてくれ、あっという間に碗やワイングラスの形ができる様を楽しんだ。いろんな道具を駆使して形を綺麗にしていく様はなんとも引き込まれる光景だった。

 おまけに、お菓子とコーヒーのサービスに加え、小皿(醤油皿みたいな感じ)のお土産までもらった。ただ、小皿も秀山ブルーで綺麗なのだが、HISのロゴが入っていたのが残念😅

秀山窯の秀山ブルーのコーヒーカップ
ろくろの実演会
実演の結果

 この後、もう一件「つづみの里 陶ギャラリー鼓」という場所によって、陶器を物色。やはり直前に訪れた秀山ブルーが気になり、中皿を3枚購入。そして、このお店には面白いガチャが準備されていた。一回500円。引いたカプセルには番号を書いた紙が入っているだけ。その紙をレジに持っていくと番号が書いてある陶器がプレゼントされるというもの。昔の縁日や駄菓子屋さんで似たようなことをして遊んだ記憶が蘇った。お店の方によると500円以上の品物ばかりを提供しているから絶対に損はないという。しかし、自分の好みではないものも当たるわけだから、果たしてどうだろうかと思っていたら、妻が中皿を引き当てた。私の方はカゴの中かに積まれている小さなお皿だった。まぁ、良いかという感じで楽しい時間を過ごした。

 そしていよいよランチタイム。本日一番楽しみにしていた時間だ。うなぎ料理和食処 松月というお店に到着。お店に入ると目を見張るような柿が待ち受けていた。

 お店自体はそんなに大きくなく、こぢんまりとしている。ある程度料理は出されているのだが、うなぎの刺身や大きな鳥の唐揚げなどは順番に運ばれてくる。今回は窓際のポカポカの席に座ったので冷酒を注文。テーブルの上が常にいっぱいの状態だった。うなぎの刺身は初めて食べたのだが、食感はコリコリしていてフグ刺を硬くした感じだった。結構お店としては売りのようなのだが、話題性はあるとしても、個人的には蒲焼きの方がいいかな。決してまずいわけではないがとびっきりうまいという感じもない。

松月の店構え
豪華な料理 写ってないところに刺身もあった 鍋は鴨鍋
うなぎの刺身
うなぎのネギ丼

 豪華な昼食でお腹が満たされた後は、筑前の小京都と言われる秋月あきづきの散策だ。ここでは、また珍しい「飲む葛餅 和栗ソースモンブラン」というものがサービスされた。かなり大きめのカップで提供されたのだが、美味しくいただいた。おばあちゃんが愛想良く運んできてくれた。
 飲み終えた後は散策を楽しんだ。紅葉も綺麗だった。紅葉の写真は秋の色で紹介しているので、ちがう写真を掲載しておきたい。

飲む葛餅 和栗ソースモンブラン


 眼鏡橋という橋がメインの道路から外れた場所にかかっていた。車は通れない。なんでも長崎の石工を雇って作らせた橋だそうだ。

秋月の眼鏡橋
秋月の眼鏡橋
ちょっとレトロな校舎
ちょっとレトロな校舎 角度を変えて

 こうして日帰りツアーは終わった。食事も満足したツアーだった。もっともうなぎの刺身に釣られてしまったが、鰻重だったらもっと良かったかもしれない。今更いうなという感じではあるが。だが、うなぎの刺身というのは今後の人生で食べることはほぼないだろうなと思うので、いい経験ではあった。

 支給された買い物クーポンは、秀山ブルーのお皿と地元で作られている焼酎や蜂蜜、ジャムへと姿を変え、我が家に辿り着いた。
 

 何はともあれ、楽しかった一日。また次もお得なツアーを見つけて参加したいと思う。


2022年日帰りバスツアー参加履歴

✅2022/11/11 福岡県小石原 うなぎ料理会席
✅2022/09/26 熊本県阿蘇 熊本ブランド牛『あか牛のすき焼き御膳
✅2022/08/28 長崎県九十九島 九十九島特上海鮮丼と伊勢海老の味噌汁
✅2022/06/24 長崎県鷹島 とらふぐ会席
✅2022/06/16 山口県防府  「天神鱧」フルコース


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